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プロジェクトはミッションで強くなる!

このnoteを読んで下さっている皆さんは企画、プロジェクトに興味をお持ちだったり、実際にお仕事として企画を進めていらっしゃる方だったりするのではないでしょうか?

今回は
ミッションや理念を明確にするとプロジェクトが強くなる
ことについてお伝えします。

◆ミッションや理念を明確にするとプロジェクトが強くなる◆

市場を創造していく新規事業開発のような、比較的大きなプロジェクトの場合には、そのプロジェクトのミッションや理念を明確にし、ぜひ明文化してみてください。

その効果は次の3つです。
① 周囲から賛同を得られやすくなる
② プロジェクトメンバーの意識と結束力が高まり、
     プロジェクト自体が強くなる
③ スタッフメンバー全員のモチベーションが向上し、
    スピードも格段に早くなる

プロジェクトのミッションや理念を明文化することにより、必ずプロジェクトが強くなっていきます。

◆実例: ミッションを明確に示すと賛同+α の効果が得られる◆

私は起業する前、ソニー(株)で商品企画をやっていたのですが、そのとき実際に経験した事例をひとつお伝えしましょう。

医療系サービス事業を立ち上げるプロジェクトをリードしていた時のことです。

企画のスタート当初は、そこまでミッションや理念などを意識せず、プロジェクトを進めていました。

医療系のサービス事業プロジェクトだったので、まずは協力してほしい社内部署、そして医師やパートナー候補の企業の方々へのプレゼンをします。

その折り、自分たちの企画内容や実現したいことを説明していたのですが、内容を理解はしていただけるものの、反応はいまいちでした。

皆さん多忙でいらっしゃいます。
まだ先の見えない新しい事業内容に耳を傾け、我々のために協力してくれようという気になっていただくには程遠い状況でした。


困った我々チームメンバーは、今一度、
「自分たちは何のためにそのプロジェクトをやろうとしているのか」
「どのように社会に貢献したいのか」
について議論しなおしました。

そして、プロジェクトミッションとしてこんな形で定義します。

「技術と仕組みによって、医療従事者を支援し、医療の質向上に貢献する」


そして、プレゼン資料には、表紙の次のページに必ずこのプロジェクトミッションを記載し、説明することにしました。

すると今までとは明らかに違う変化が起こりました。

プレゼンをした皆さんから驚くほど共感が得られるようになり、社内関係者からはいっしょにやりたい、社外パートナーや医師の方々からは、ぜひ協力させてほしいと、うれしい言葉を頂くようになったのです。

そればかりか、プロジェクトメンバーの意識と結束力が高まり、プロジェクト自体がとても強くなっていきました。

また、スタッフメンバー全員のモチベーションも向上し、スピードも格段にあがりました。

こんな形でプロジェクトのミッションを明確にし、明文化することによってダブル、トリプルの効果を得る事ができたのです。

皆さんも、自分たちが、
「なぜそのプロジェクトを推進しようとしているのか」
「どのように社会に貢献したいのか」
について、ぜひ明文化してください。


企業理念や企業MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)などのように公式に発表するものではないので、大それたものである必要はなく、自分たちの言葉で文章にして構いません。
むしろ、その方が身近に捉えられてよりよい結果をもたらすこともあります。

また、企画の段階、ステージによって少しずつ変わっていっても構いません。

プロジェクトが必ず強くなります。
是非トライしてみてください。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

PS:
もし、ミッションや理念なんて書けない、、という方がいらっしゃったら、
いっしょに考えますよ。ぜひご一報ください。

新規事業開発・商品企画に携わる方に役立つ資料を無料にてダウンロードしていただけます。
どうぞご利用下さい。


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