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健康に良い?オメガ3神話崩壊!?

皆さんおはようございます!

整体院「感喜」の金子です!



今回はオメガ3についてお話したいと思います。



オメガ3のリスク

魚の摂取はオメガ3脂肪の良い供給源として知られており、オメガ3脂肪は不飽和脂肪酸であり、抗炎症作用があるため心臓や脳の健康に役立つと言われています。
魚などの動物性食品は、飽和脂肪酸の供給源でもあり、コレステロールの供給源ですので高コレステロールや体内の炎症の原因となる心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めると指摘されています。これは魚に含まれる脂肪の一部はオメガ3系ですが、残りの脂肪の多くは飽和脂肪酸だからです。



例えば、チヌークサーモンはカロリーの52パーセント、メカジキは30%のカロリーを脂質から得ており、どちらの魚も脂肪の4分の1が飽和脂肪酸です。



このような理由から魚を常食すると、心臓病、脳卒中、糖尿病など、飽和脂肪とコレステロールの過剰摂取に関連する病気のリスクが高まる可能性あることが指摘されています。魚は水銀やポリ塩化ビフェニルなどの有機塩素系毒素、脂質、コレステロールが多く含まれ、食物繊維が不足しているという問題があります。



オメガ3のサプリメントの注意点

サプリメントとして摂取するフィッシュオイル(オメガ3)は、心臓病から関節炎に至るまで、あらゆる栄養療法の際に利用されています。しかし、魚油をサプリメントとして摂取することで、魚を食べることに伴う健康上の懸念が解消されるものの現在の研究では、サプリメントの摂取によるメリットはない可能性があります。



20の研究データを統合した調査によると、オメガ3系サプリメントを2年間摂取しても、心臓関連の死亡、心臓発作、脳卒中に影響を及ぼさないことが分かっており、別の14の研究による調査でも、同様の結果が得られています。



魚油のサプリメントは、すでに心臓病と診断された人を2回目の心臓発作や関連する病気から守ることはできませんでした。
魚油のサプリメントを摂取している2型糖尿病患者に限ってみても、同じ結果出ています。



魚油からオメガ3脂肪を補給するのではなく、クルミやチアシードのような植物由来のものから補給することで、実際に心臓病から身を守ることが示唆されています。



魚油のサプリメントは、脳の健康にも役立つと言われていますが、しかし、2012年の研究によると、サプリメントの摂取とアルツハイマー病の予防との間に関連性は認められませんでした
ある研究では、オメガ3脂肪酸の濃度が高いほど、精神的な衰えを遅らせることができるとされていますが、別の研究では、血中のオメガ3系脂肪であるEPAとDHAの濃度が高いほど、精神的な衰えが増すことが示されているという相反する結果がでています。



国立がん研究センターが2013年に発表した研究では、オメガ3系脂肪の血中濃度が高い男性ほど、精神的な衰えを感じることが分かっています。研究者たちは、魚油を摂取することで体内のオメガ3脂肪酸の濃度が高くなった男性は、前立腺がんを発症する確率が高く、さらにその病態が悪化する可能性があることがわかりました。



魚油のサプリメントが妊娠中に役立つかどうかについては、いくつかの議論があります。
2017年の研究では、魚油の補給は産後うつ病の減少に役立たないことが明らかになった。

またオメガ3系脂肪酸のDHAは脳や目の発達に重要ですが、粉ミルクに添加しても身体的、視覚的、精神的な効果はないことが判明しており、妊娠中に週3回以上魚を食べる母親は、太りすぎの子供を持つ可能性が高いとされています。


本日はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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