「お金の教育」どうしていますか?
子どものお金に関する相談
小中学生のお金に関する相談で多いのが、
*親の財布からお金を取って使っていた
*お友達におごっていた
親にとっては、とてもショックなことだと思います。
親の財布から、こっそりお金を盗むなんて・・・
子どものために渡したお金なのに、気前よく他人に使うなんて・・・
ついつい、子どもの行動を大人目線で判断しがちです。
世の中には良い人ばかりではないことを知っているので、もしかして、自分の子どもがそういった類の人間になってしまうのではないかと心配になったり、自分の育て方が悪かったのではないかとショックを受けたりする気持ち、とても分かります。
でも、子どもならではの行動だったりします。
親の財布からお金を取って使っていた
ママのお財布からお小遣いを出しているので、自分が使ってもいいお金も入っていると思っていたのかも(親の財布からお金を取ることのダメな理由が分からない)。
お小遣いとしてもらっている金額は、親が勝手に決めた額で、子どもにとっては足りないけれど、それが言い出せないからこその行動だったのかも。
「お友達におごっていた」
ただ、お友達を喜ばせてあげたかっただけのかも。
1回おごったら、とても喜んでくれたから、嬉しくて何度もおごりたくなったのかも。
相談でお話を伺うと、お年玉など自分のお金を持っていたり、お小遣いをもらっていた子がほとんどでした。
伝え忘れがちなことですが、子どもにお金を持たせる前の準備として、親の財布を含め、家の中に誰でも気軽に手に取ることができるお金がある場合は、その扱いについてルールを決めたり、お金の貸し借りや他人のために使うお金についても話し合うことが大切です。
それでも、親のお財布からお金を取ったり、友達との間で金銭のやり取りがあったときには、対策を考えなければいけないと思います。
お小遣い制は、なんのため?
お金の大切さを知ってもらうため?
お金を計画的に使えるようにするため?
お手伝いの報酬として渡し、労働とお金の仕組みを教えるため?
目的をしっかりと決め、子どもにも伝えることが大切です。
子どもに毎月お小遣いを渡す、お手伝いの報酬としてお金を渡すなど、いろいろな家庭があると思いますが、お金を渡しっぱなしにせず、子どもがいくらお金を持っているのか、どんなことに使っているのか、親が把握しておくことは必要ですし、子ども自身で管理できているかを確認し、できていないのであれば、方法を見直さないと、「お金の教育」としては、不十分になってしまうかもしれません。
また、親自身が何か欲しい物があったときに、我慢する姿や、お金を貯めて買うという姿を見せていない場合、子どもにそれを要求するにも説得力が欠けてしまいがちです。
お小遣い制導入をきっかけに、親自身も、お金の使い方や買い物の仕方を見直す機会にしてはどうでしょうか。
高校で「資産形成」についての授業が始まる
「学習指導要領」の改訂で、2022年度から高校の家庭科で「資産形成」の授業が始まるようです。
家庭科の先生は大変だなぁと思いながらも、どんな授業になるのだろうと興味があります。
ただ、学校で習うことを基本としつつも、どういう目的のために資産形成が必要なのかを家族で一緒に考えてみることも大切だと思います。
そのためにも、親も資産形成について勉強し、子どもと一緒に話し合えるようになっておきたいですね。
「うちには、いくら貯金があるの?」なんて聞かれたときに、どう答えるのか、その準備も忘れずに( ´艸`)。
子どもに教えたい「お金」にまつわるトラブル
今までに数回聞いたことのある、「保証人」になって大変な体験をしたという話。
友人が困っているからと、気軽に保証人になってしまったおかげで、自分も借金を背負うことになってしまい、自己破産をせざるを得なかったという人がいました。
架空請求・マルチ商法・借金など、「お金」に関する様々なトラブルについて、子どもに教えておいた方がよいことがあります。
どんなことを教えたらいいのか思いつかない場合は、参考になるサイトを見つけてみるのもいいと思います。
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中学生になった時、お小遣いを毎月もらえることになりました。
金額は月一万円。
そんなにもらえるのかと喜んだのも束の間でした。
一万円には、学校にかかる費用も含まれているというのです。
給食費・PTA会費・卒業積立・・・・
当時は、おつりのないように封筒に現金を入れて、学校に持って行かなければならないので大変でした。
お小遣いをもらった喜びより、細かいお金を準備しなければいけない面倒臭さの方が大きかったです。
そして、残るお金は2000円あるかなくらいでした。
時には、1000円ない月も。
親としては、毎月、学校にお金がかかることを知って欲しかったのか分かりませんが、集金の苦痛さの方を知りました。
しかし、今は口座引き落とし。
苦痛を味わった意味・・・は、考えないことにします(~_~;)
そんなお小遣い制なので、小銭の両替は親にお願いするしかありません。
親の方も、面倒になったのでしょう。
結局、数か月で月一万円のお小遣い制はなくなりました。
本当にお金の大切さを知ったのは、上京してバイトをしてからでしたね。
ということで、私の子育てでは、お小遣い制を導入しない選択をしたのでした^_^;
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