ココ・シャネルから学ぶ

みんな、私の着ているものを見て笑ったわ。
でもそれが私の成功の鍵。
みんなと同じ格好をしなかったからよ。

さて、僕の好きな言葉で開始させました。

僕が心から敬意をはらう祖母が、
好きな女性がシャネルです。

ちなみに「ココ」というのは愛称であって、本名はガブリエル・ボヌール・シャネルです。

CHANELに対してフランスの一部では
高価
気の強い女性
といったImageがあるようで。
そういったImageの背景を考えると
CHANELには、
女性が社会進出する。女性が働く。
という歴史があるからかもしれません。

少し見ていきましょう。

彼女の母は12歳で亡くなります。
しかもその後に、
父親に捨てられるというSTARTをきります。

捨てられた後は、
聖母マリア聖心会が運営する孤児院に預けられる事になります。

孤児院での生活は厳しく質素やったらしく
更に当時の孤児院は、上流階級が見学に来ていたりもしていたので侮蔑やイジメのようなものも日常茶飯事やったとの事です。

そんな環境であっても、
彼女は孤児院で裁縫をひたすらに学び
誰の評価も気にせずにひたすらに裁縫へとドハマリしていくのです。
他人の評価を気にせず、己を貫く。

冒頭に紹介した名言は、
この頃からもはや構築されていた彼女の気質を表すセリフと思えますね。

どんな家庭環境であっても
どんな劣悪な環境であっても
そんなことは、
実際には関係のない事かもしれない。
という事が学べますね。

さて、そんな彼女に出番が来るのは
第一次世界大戦が理由です。
この世界初の総力戦。
これが、
女性が社会進出する機会になるのです。
働く女性が世に出るきっかけになるのです。

なぜやと思いますか?

すべての男が戦争に兵隊として駆り出されたからです。

じゃあ、
工場はどないするん?
ってか農地はどないすんねん?
ってなったので、ここで女性が社会進出する事になります。

言い方を変えれば、女性が経済力を手にする事になるのです。

そんな女性の社会進出をブランドとして支えたのがCHANELです。

昨今は第三産業がほとんどで、サービス+商業がメインですが
その当時は農業に漁業に林業に…
工場での力仕事に。
男がやってた、ほとんどが力仕事を要
す時代です。

でも、関係ない。女性がやるしかない!
そんな女性の力強さと、
動きやすさという合理性を兼ね備えたブランドがCHANELやったのです。
 
やからこそ、CHANELのスカートは短いんです。
強く、経済力、女性
というImageと共にCHANELは歴史をつくっていくことになるんですね。

歴史という視点で言われているのは

シャネルは、女性を、コルセットから、開放した。

という事です。
当時の女性への偏見で、クビレが命みたいな事を言われてたのでコルセットを強制レベルでつけてたんですが
コルセットなんてつけていたら力仕事なんてやってられないですからね。
って、もちろんそれだけの意味ではなく
コルセットは暗喩で、これは男性を意味してもいます。
男性からの開放。

女性はこうあるべきや!という偏見からの開放。

第一次世界大戦は確かに二度とあってはいけない最悪の総力戦争でした。
が、その裏では女性達が物理的に男性から開放されたという一面もあるという事です。

さて。

昨今は、
親の愛を子供に精一杯伝えないと発達に歪みが生じます。
とか
ちょっとした表情とか、SOSのメッセージを必ず逃さずに守ってあげてください。
とか

確かにevidenceにのっとったような
なんとなくそれっぽい発言があります。

が、ちょっと待った。ですね。

人間の事はまだまだ何も分かっちゃいないんですよ。

これ、結構言いますが
脳の事なんてイギリスの論文ランセットでも言われますが
6%程度しか分かってないんですよ。

なのに、決めつけていいのでしょうか?
いや、絶対にだめですよね。

常に、客観的事実。客観的事象を集めて、仮説をたてる。
これが現実的でしょう。

親の愛がないと子供が発達が歪むって?
イジメで精神を病むってぇ?
それって、そういう人もいますよねってだけの話ですよね。

どれだけ劣悪な環境であっても、それを力に変える人間はいます。
それを学びと受け取り、自分の成長に活かす人間もいるんです。
評価を気にせずに自分が興味あることで生きる人もいます。

そう。
ココ・シャネルのような人間はたくさんいるはずです。

みなさんも、なんとなく納得してしまうような
理論やevidenceについ視点を向けすぎないでください。

僕は化け学の世界にいますし
研究者という仕事をしています。

だからこそ言いますが、
根拠という数字やデータでは人間の事など理解はできない。
という事を誰よりも知ってるという事です。

僕の言う事も含めて、他人の言っている事は
参考程度で充分です。

みなさんの事は、まだ誰も知らない。
みなさん自身も、ほんとの所
自分の事なんてまだまだ知らないはずなんです。

ということで今日は
どうも人間の事が分かったと言わんばかりの情報が目立つ昨今の危険を
ココ・シャネルの生き方をまじえて伝えました。

〜やから鬱になる
〜な人は精神をやられやすい
子供には親の愛が必須。
育った環境が人格をつくる

それ、ほんまか??
言い切ってるけど、ほんまにええの?

シャネルには、そんな胡散臭い根拠は通用しなかったみたいです\(ϋ)/

誰の評価も気にせずに、ひたすらと自分と向き合うというSTYLE。

1つの視点として
いいんじゃないすかね

それでは、よい1日を\(^o^)/








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