新年の目標はしんどいのでテーマを考えてみる 〜自己効力感と自己肯定感〜
あけましておめでとうございます。
新年ということで今年の目標を考える人も多いのかもしれない。
僕もこれまで何度か旧年を振り返って新年の目標を立てたりしてきたし、やっぱり節目に決めたことはそれなりに自分の中に残りやすいので良いよな、と思って今でもやるにはやっている。
けどこれまで、目標って何かしんどいよな、と思ったりすることもあった。
じゃあどうしたら良いかな?みたいなことについて考えてきたことを書いてみたい。
去年こんな記事に出会った。
個人的に自己◯◯感シリーズは、あまり多用すると迷路に迷い込んじゃう感じなので考えすぎない方がいい気もしているけど、この自己効力感と自己肯定感は分かりやすいと思う。
自己効力感とは、「自分はできる!」という感覚のこと。誰かの期待に答えられ続けてしまう器用さがある人は、自己効力感は高くなるけれど、一方で、自己肯定感をほったらかしにしてしまうことが多いんです。
あかしさんには、「浮き輪」が必要なのかもしれませんね。浮き輪とは、つまり「自己肯定感」のこと。何もがんばらなくても、勝手に水面に浮かんでこれる状態が、自己肯定感が高いということだよ。
読んでいて、あーこれって目標のしんどさに似ているなと思った。
できる!やろう!と立てた目標にお尻を叩かれて、やってはみるけど、結局なんだか満たされないような感覚、がこれに近いような気がする。実は浮き輪がないという状態。
自分で立てた目標とはいえ、実はただただToDoに追い立てられていて、水面に浮かべずに苦しい。
また、この浮き輪がないせいで、そもそも目標自体を立てるのがしんどいと思う人だってたくさんいるだろう。
一旦、まず言えるのは、目標と自己効力感は相性が良さそうだ、ということだと思う。
じゃあ自己肯定感はどうするのか?浮き輪はどうするのか?
このところちょっと良いなと思っているのが、テーマという考え方だ。
テーマ 【ドイツ Thema】
創作や議論の根本的意図・題目・中心課題など。主題。
お題、というところだろうか。
テーマはお題だから、目指したり達成するものではなくて、沿っているかどうかが大事だ。沿っていれば百点だ。
「沿う」というのがまた良くて、これはきっと有り無しじゃないから良いんだと思う。有る(そして、足る)ということを前提に、どれだけ主軸から傾いているか、みたいなイメージができる。
実際に数年前にテーマを設定してみてから、結構良い。しかも僕はかなりズルいテーマ設定をしている。
僕のテーマは「模索する」だ。
色んな意味があるのだけど、迷っていても、出来ていなくても「模索して」いれば、オッケー、百点とする。
いやー、全然目標達成出来てないや、でも模索はしてるからテーマには沿ってる、じゃあ合格。
かなりズルい。けどこんな感じ。
たぶん「姿勢」とかと言い換えもできそうだけど、とにかくこんな具合でいれたらとても楽なのだ。
今のところテーマに沿って歩いてきて、知らない僻地に辿り着いたなんて事にもなっていないし、視界はまあまあ良好だ(と思っている)。
これが例の浮き輪の役割をするのであれば、どうやらテーマと自己肯定感は相性が良さそう、ということになる。
状況に応じて、目標と自己効力感、テーマと自己肯定感、こんな組み合わせを考えて、バランスを取っていくと生きやすいのかなと思う。
いつも目標立ててるけど何かパッとしない、そもそも目標立てるのすらしんどい、そんな時にふと、じゃあテーマって何だろな?と考えてみるのもいいような気がして書いてみた。
読んでくださって、ありがとうございました。
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