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鬱の正体と向き合って

今、私はかなりPTSDというか、自律神経失調症というか、不安神経症というか、パニック症をコントロールして過ごせています。
そのピークのときには、鬱状態になりほんとに辛い日々でした。

その時に、どうやって抜け出したのかが、誰かの役に立てたらと思います。

鬱による痛み

私の場合は、自分を責めてしまい悪いところやこれまでの失敗を思い出してひたすら落ち込んでいきます。
理由のない不安が、耐えられないくらい襲います。
眠れなく、頭の中が不安の言葉で溢れます。
胃潰瘍になり、食べられなくて、胃の痛みが続きます。
1番辛いのは、身体の痛みで、筋肉や筋が焼けるような症状になり、しこるような状態になります。
そうなると、痛みを毎秒感じ続ける辛さで耐えられず、さらに鬱になっていきます。
病院に行っても、薬が出ますが、効きません。
そんな期間が1年以上続きました。

自分の分析を始める

一生このままになってしまう!と思い、まずは、その症状のきっかけとおさまるときはどんな状況なのか観察しました。
すると、
パッと何かを見た時、犯罪のニュース、不安になるドラマなど、命に関わることはとくにダメでした。
一度発作が起きると、しばらくダメです。
ところが、病院に行くと、待合室にいたりお医者さんといると、身体がゆるむ。
これは、助けてもらえるという希望があるからだと気付きました。

また、キラキラした光、日光を見ても、落ち着きました。発作が出たら、ライトでもピアスでもいいからキラキラ輝くものを見るようにしました。

そして、繰り返しているうちに、発作が収まるときは必ず身体がカーッと熱くなり、汗ばむくらいに血が巡るのです。すると、おさまります。
ですから、発作がでたら身体が熱くなるイメージをすると発作が落ち着くようにコントロールできる時が増えてきました。

きっかけは、胃潰瘍

不安の発作は夜中目が覚めた時にとくに強く、それは胃液による空腹どきの胃の荒れのせいかもと思い始めました。

ちょうど、大きなプロジェクトの責任者で胃潰瘍になっていたところに母の手術がとどめとなり、悪いことや問題ごとと胃の痛みがセットになって、脳に刻まれたと思います。
問題が過ぎ去っても、胃が荒れると脳が危険信号をだして、緊張と不安を呼び出すようでした。そこからは、胃の薬で調節できるようにもなりました。

不安は紙に書き出して

一般的な手法ですが、とにかく紙に書き出します。
人に話すと、話した内容を自分が聞いているので、二度体験することになり、あまりよくありません。
紙に書いて、捨てる。
または、前向きな対処を書いて、あとで読み返す。
頭の中でぐるぐる回るのは、外にだすのが一番です。

不安の反芻ぐせ


理由もなく不安を抱えているときは、実は不安でいたいこともあります。
矛盾してますが、幸せで油断してたら、また何か不幸なことが起きてしまう。それなら、いつも不安な方がいいという不思議な理屈です。
でも、大丈夫なんです。どうにかなるんです。
とりあえず、今は大丈夫。

自分に罰を与えない

自分に厳しいと、自分にダメ出ししてしまったり、人と比べてしまったりします。自分のよくないところを探して自分を傷つけてしまいます。
ある意味、鬱のときや発作は、心の自傷行為だと思います。
ダメな自分への罰として、
もう外に出るな
人に会うな
新しいことなどするな
動き回るな
楽しむな
そんなふうに脳は自分を守ろうとしたり、罰を与えたりしようとします。
私は、心と脳は別々なんだと思います。
リンクはしているのですが、相互作用しているので、どちらがきっかけで状況が起きてるかはわからないのです。
パブロフの犬のように、繰り返される生活習慣の中で、心と身体と脳が条件反射を起こして、自律神経を誤作動することがあるのだと思います。
だから、認知療法が効果あるのですね

もし、発作や鬱が出てきたら
自分の脳に話しかけて

よしよし、わかったよ
罰を与えたいんだね
自分が嫌で辛いんだね
わかったよ
傷ついているんだね
でも大丈夫だよ
もし
動きたくないなら、
動かないから
罰を与えなくても大丈夫だから
静かにしてるから、
もう罰を与えないで
あなたはあなたをもっと愛していいんだよ

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