vee/ピアニスト、レスナー

北海道の片隅で、クラシックピアノを弾いているクロッキオ。毎週金曜日のFacebook …

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北海道の片隅で、クラシックピアノを弾いているクロッキオ。毎週金曜日のFacebook LIVEは3周年。見た目とは裏腹に、脳内はいつもぶつぶつ、ぶつぶつうごめいている。どんな見た目かという問題は、置いといて、ディープなクロッキオの脳内にご案内いたします。桃と干し芋が好き。

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不安から生まれるものは何も無い

不安は誰にでもあるのものだと思います。 何も心配がないのは、自立していない証拠とも言えるかもしれません。 誰かがなんとかしてくれるといううちは自立してないのですから、子どもの時期くらいでしょうか。 いつ頃からか、私たちは不安や心配ごとを何かしら抱えるようになります。 想像力が高く、感受性が強く、年齢を重ね経験を積めば積むほど、いろんな想定ができて、不安が増してきます。 知らぬが仏とは良く言ったものです。 そして、私はかなりな心配症で、石橋を叩いて壊しちゃうタイプ。 そ

    • 病は気からとは限らない 体調が気持ちを支配することもあるのだ!

      おはようございます! お盆までちょこちょこと、 演奏やら仕事やらで落ち着かない毎日を過ごせていましたが、 お盆はレッスンもお休みで 久しぶりに何もわずらわされない毎日を過ごしました。 私は四年前に、 ひょんなことから、思ってもいなかった大きな仕事に巻き込まれることになりました。 話が決まり、公演まで4ヶ月という準備期間のなか、お金のこと成功させることの重責と、毎日おきるトラブルで、 次第に胃を病み、不安神経症のようになりました。 結局、前日に台風のため全て中止となり

      • 技術派か表現派かとわかれますが、超一流は➕αをもっていて

        女優さんの好みでも、美人系とかわいい系に好みが分かれていて、私は好きとか、私は認めないとかありますが、 たぶん、きのこの山とたけのこの里の論争に近いかしらと、思います。 コミュニケーションの一つか、自分の理念表明か、話が盛り上がるのは間違いないですね。 音楽、とくにクラシックは、総合芸術だから、表現には技術がいるし、技術は表現のためにあり、 それを表すときに、 きのこの山はたけのこの里のためにあり、、!うんぬんとはならないのが、違うところ。 YouTubeやsnsで

        • 音楽もお料理も持ち物も

          世の中の人の好みは、 人が良いというものを持って安心するタイプと、自分が良いというものを持って安心するタイプに、大きく分かれるかなと思います。 もちろん 黒か白かとはっきりわかれて、距離があるわけではなくて 果てしなくグレーにグラデーションしていて、ものごとによって、反対側にもいくものだと思います。 私は、 自分が好きなもの、美味しいもの、心地よいものに囲まれていたいタイプで、それは音楽も同じです。 スティービーワンダーの鳥の声が入った曲が大好きだけど、ビッグアーテ

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        • ディープなクロッキオ
          1本

        記事

          私たちは、幸せになるために演奏している

          私はかれこれ50年近くピアノを弾いています。 音楽の専門教育を受けて、ピアノを専門として卒業しました。 大学の4年間をとにかく、ピアノを弾いていたかったのですが、卒業後にピアノで暮らしていけるとは思っているほど甘い考えは持っていませんでした。 それでも、三年働いて貯金して留学するつもりでしたが、長期休業を利用して、ドイツにレッスンに行くことを結婚まで続け、実際は職場も仲間も楽しく、そのまま50歳まで二足の草鞋をはくことになります。 一流の芸術大学や外国の大学に留学したとし

          私たちは、幸せになるために演奏している

          歳を重ねることでいいこともあり、、

          私のやってるクラシックピアノの演奏というところでは、私に置いて、 間違いなく、これからどんどん才能開花することはなく、 どんなに頑張っても、すでに素晴らしい能力を持つ方には敵わない世界に身を置いている。 そんな厳しい世界に身を置き続けるには、 ずっと自分をなだめて奮い立たせていくしかないのだ。 奮い立たせ方とか なだめ方の技術は かなり向上した気がする。 友達に弱音を吐くとか、snsに訴えるとか、ネガティブなことを受け止めてもらうことも、難しい年齢にもなってきて、

          歳を重ねることでいいこともあり、、

          小曽根真さんの、毎晩のLIVE配信。あれは忘れられないあたたかい時間でした

          2020年のわたしたちの日常は、 それまでの暮らしが通用しない世界になりました。 正体不明の感染症がこの先どうなるのかまったくわかりませんでした。 コンサートも無くなり、演奏もレッスンもとまりました。 そんな時、 ライブ配信を始めたのが小曽根真さん。 ほんとにあのライブ配信でどれだけの人が救われたでしょう。 機材もスタッフも揃わないまま、一流のピアニストが配信なんて、下手をすると命取りにもなりかねないし、納得のいくものを提供できるかもわからないストレスもあり、決断は大

          小曽根真さんの、毎晩のLIVE配信。あれは忘れられないあたたかい時間でした

          ピアノの才能があれば、お客様があつまるかというと、、お客様が心を開くとき

          私は芸大卒でもコンクール覇者でもありません。 50年くらいは専門にピアノを弾き、 師事した先生は素晴らしく、これまで、ソロや室内楽、コンチェルトなど演奏活動をしてきました。 ただの、田舎のクラシックピアノ奏者です。 プロかと言われれば、お金払って、お客様はいっぱい聴いてくださるし、泣いて帰られるけれど、 アマだと言われれば、国際コンクールにも入ってないし、音楽事務所にも所属などしてなく、CDも出していないので、そう言われても構いません。 要するに、 人がどう見ようとかま

          ピアノの才能があれば、お客様があつまるかというと、、お客様が心を開くとき

          コンサートの集客はたいへんですよね

          来る人は来るし、来ない人は来ないし、 気が向いたら来る人がほとんど。 来ない人を来させようとするのは、無駄な労力です。これは絶対。 カレー食べたい人に、クリームパン勧めてもね。 カレー食べてもらったほうがその人のためだと思います。 もしかして、その人が大好きな彼女がクリームパン好き❤️って言ったら、がらっと変わるかもしれないけど。 コンサートの集客は大変で、 日程や時間、プログラム、コンセプトと、あれこれ悩みます。 そもそも、何のためにやるのかから、違います。 収入

          コンサートの集客はたいへんですよね

          音楽は心の鎧の鍵をもつ

          40人入ればいいやと企画したコンサートですが、開場すると満席になり、ステージに入ると熱気に涙が出そうになりました。 私のコンサートは、たぶん、一流のクラシックコンサートのピアニストとは違います。 音楽のわかる人にハイレベルな音楽を提供するのを喜びの目標としてないといいますか(もちろん音楽関係者に褒めらたら嬉しいけど笑) 音楽がわかる、わからないなんてコンサートに置いて関係ないさという演奏家です。 私も35年近く、演奏活動してきましたが、 ピアノの曲だって知らない現代曲

          音楽は心の鎧の鍵をもつ

          クラシックはわからなくてもいい!相性みたいなものです

          今回は、 ショパンの有名なノクターン2曲とリストのため息を弾きます。 クラシックわからないんですとか 行ってみたいけど行ったことないから💦とか きっと生演奏は心に響くんですよねとか とても興味があるんだけど などなど。 会場にまで行くには、ハードルがあるみたいで、 そんな方が多くいることもったいないー!と思います 私のコンサートは、 お話しながら弾きますから、大丈夫。 そもそも、 音楽は人の心だから、 相性なんです。 上手いかすごいかを判断しなくてよくて ただ、

          クラシックはわからなくてもいい!相性みたいなものです

          感動って一流も趣味も関係なくて、何を望むのか

          ご近所のお友達が、手作りのパンを届けてくださったので、 さっそく、バターをのせて朝からほかほかのトーストをいただきました🍞 トースターに入らないくらい膨らんだ、卵入りのほんのり黄色いパンは、見ているだけでにっこりしていまいます。 ジャムは、今年の甘夏をコンフィチュールにしたものと、昨年庭でとれたハスカップジャム。 コーヒーは、ご近所のご主人が焙煎したもの。 どれも、口に入れたら、いや入れる前から、なんとも言えない幸福感があふれてくる。 たまに、 東京など都市部からい

          感動って一流も趣味も関係なくて、何を望むのか

          親の老いとともに、修行中

          ピアノを弾いて、教えてと、自分の予定を優先に自由に暮らせた時代も、そろそろ親の老化によりいろいろと振り回される時代へと移ってまいりました。 母は、手術の後も意外にも復活して、それなりに一人暮らしをしてましたが、 先日、事故にあい胸骨骨折してしまいました。 それまでもちょくちょく怪我はするタイプですが、今回はすぐに病院に行ってくれず、そんなことでもけんかになるという。 普通、年取ったらすぐに病院行くのかと思いきや、たぶん怖いのと1人だと面倒なのとあるのでしょう。 3週間

          親の老いとともに、修行中

          母の老いと、ケンカと自己嫌悪と!

          優しくしようと思って、実家に帰るのに、喧嘩して帰るのはなんなんだ⁉️と 自分にがっかりすることが多くなった。 なんで、イライラしちゃうのか なんで、キツく言っちゃうのか 落ち込んで帰ってきて 夜眠れなくて 朝、メールしたら「今、いいテレビやってるからまたね」と、マイペースだ💦 そんな落差にハマり、 心を揺さぶられているのは 私だけなのかと、 初めてネットで、 『老いた親 ケンカ』と検索したら、 出てくる出てくる笑 なんだ、私だけじゃないんだね 大袈裟にいうと、全50

          母の老いと、ケンカと自己嫌悪と!

          若い時は技巧だけでも聴かせられるけどね、長くは続けられないという言葉を再認識した日

          久しぶりに、地元の演奏家のコンサートに行った。 久しぶりの一般の演奏に、自分のこれまでの悩みや葛藤の答えを少し見つけることができたような不思議な体験だった。 今回は、音大などで専門的に勉強した方々だけど、仕事をしながら活動しているという方たち。 地方、いや世の中で卒業後も続けるならそうするしかないのですもの。 私もその1人。還暦が見えてきた歳になりました。 ただただ ずっと続ける気持ちしか無く、 熟年になったときに歳相応の演奏ができるように、勉強し続けてきました。

          若い時は技巧だけでも聴かせられるけどね、長くは続けられないという言葉を再認識した日

          母と思うと辛いから。年老いた母との付き合い方

          先日、母の姉のお墓参りに山口県を訪れました。 母の母は、山口県仙崎の生まれで、母の姉は小郡市に住んでいました。 コロナ禍でしかも母はその間手術をしたので、葬儀に参加できず気にかけていました。 羽田乗り換えや旅行期間が長いため、私も一緒に行くことにしましたが、離れて暮らす私はいつも口げんかばかりで、果たして旅中どうなるか心配でした。 もう、これは修行でござる と、自分に言い聞かせて覚悟の旅に出ました。 搭乗前から、トイレや荷物で母の老いを見るにつけ、ケンカどころか少し

          母と思うと辛いから。年老いた母との付き合い方