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オートエスノグラフィックな何か

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オートエスノグラフィを書くための断片です。
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#Ethnography

『成長/生還』

『成長/生還』

7月に最初に発表した原稿を書き出したとき、出すまでに、たくさんの人に見てもらい、プロの目でもアドバイスもらったりして、8月の半すぎに、やっと公開できた。それからも、必ず複数人に見てもらってから公開をしていた。そうしないとダメだと思っていた。全く自信がなかった。

いつだったか、誰にも見せないで、出してしまって良いと思い切った。秋だったか。それから誰にも見せずに、どんどん出して、出してから考えたり、

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『寄付を求め続ける理由 通し番号は4』

『寄付を求め続ける理由 通し番号は4』

最後に。

バーンアウトして日本から逃げて、なんやかんや言っても、それなりに有用であろうことを、まだまだ書いているんだし、それについて報われたい。日本で、あり得ないほど安く買い叩かれて、働かされてきたし、ここで報われておきたい。そんな感じだと思う。

アンタが勝手に書いて公開してるんでしょって思うかもしれないけど、アンタだって、なるほどって思って読んでるじゃん、なら、ちょっとカンパくらいしてよ、っ

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『寄付を求め続ける理由2』

『寄付を求め続ける理由2』

もう一つ、私がドネーションを求め続ける理由で、書いていなかったと思うものは、助けてくれる人がいることを信じたいから、だと思う。

それは、先に書いた信頼と、再び関わってくる。私は親もそうだし、24年苦しんだ相手もそうだし、褒められたり、お願いししても何かが叶ったりはなかなかしない、という人生を生きてきた。性的虐待や精神的虐待はさておき、衣食住は何とかなっていたので、分かりにくくはありますが。

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『ポリシングとは何か』

『ポリシングとは何か』

日本では、あんまり使われていない概念なのかもしれない。警察が社会秩序を創造する実践のことというか、警察が社会を管理することによって国家を統制する仕組みのことというか、そういう手のこと。

こちらでは、社会学の研究の視点として、視座として、メジャーだと思う。日本は都合の悪いものは輸入しないし、ググっても、引っかからないようにしたりしてるし、ね。そういうある種の規制が、知らないうちになされていることは

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『逮捕の不思議』

『逮捕の不思議』

こちらの実際にはアクティビスト的な活動家をしている人は、あえて、決して、アクティビストとは名乗らない。なぜなら、名乗った途端に、逮捕されることと隣り合わせになるから。

逮捕と隣り合わせで調査をしている人類学者は沢山いるし、ジャーナリストもまさにそう。私も、自分のすることが犯罪に、今はならなくで、後にもならないように、ずっとものすごく気をつけている。日本には共謀罪という、世界的にはおきて違反のもの

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『目の前で悪口を言う人たち』

『目の前で悪口を言う人たち』

私がしばしば遭遇するのは、カップルとか友人同士とかで、目の前で私の悪口を伝え合う人たち。あと、あり得ないほど、あからさまに嫌な態度を取ったり。

背後とか、近くで言うってのも、良くある。

私は、分かってわざとやっているんだと思っていた。例えば、私について言っていないような感じとか、聞こえないはずだと思ってやっていそうな感じにしても。日本語でも、ですよ。多くは日本の人だし。

しかし、なんと、私が

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『今朝のメール』

『今朝のメール』

昨年春に、適切に助けを求められてない、と繰り返し私に言っていた知り合いへのメールです。今朝書きました。なお、以下の活動を始めたのは8月下旬です。自分では、自分を誉めたいです。

——
Canadaのフェイスブックのアカウントのフォロワーが3000人近く、日本のものは1500人ちょっと、noteというオンラインのジャーナリングのサービスを使って文章を書きトータル73000ビューになっていますが、それ

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『ハンスト』

『ハンスト』

ハンストにずっと憧れていた。

『サフラジェット』という映画で、女性参政権獲得運動のために、刑務所でハンストを試みる主人公が、鼻から管を胃に無理矢理入れられて、牛乳を流し込まれるのに抵抗する姿に、カッコいいわぁと、ため息をつき、映画を見終わった後、私も過激派になりたい!と何回も叫んだ。

穏便に穏便に、トランスジェンダーの知識について、普及に努めてきて、本当に我慢に我慢を重ねていたんだと思う。

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『切迫の度合い』

『切迫の度合い』

そもそも、去年の春に、ハンストするか自分に火を付けるかと、初めて日本の友人に相談して、勿論、両方止められたけれど、本当に、ハンストは試した。でも、ここにはそんな人が、沢山、世界中から逃げてきているのよ。戦地から、アフリカから、などなど。私が自分に火を付けるって言っても、日本の人たちは、遠い戦地の話だと思っていて、信じられないでしょうけれど、私の切迫感は、最初から、それくらい。

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