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世界が違って見える不思議な色眼鏡とは

わたしたちには絶対に人から言われたくない言葉があります。

私は2018年の秋から冬にかけて、絶対言われたくない言葉を肌に感じながら生活をしていました。

当時6歳と7歳だった子どもたちと、DVシェルターで生活していた時のことです。

「あなたはvalnerbleなのよ。」

この言葉を警察から、家庭内暴力サポートセンターの女性、シェルター管理人、子どもたちの通う学校の先生たち、等

たくさんの人に口に出して言われました。

”Valnerble”が意味しているのは、
「弱い立場にある」という意味です。

この単語は、家庭内暴力の場面では、女性や子供たちが身体的、精神的、経済的に傷つきやすい、守りがたい状況にあることを指します。

力の不均衡や制御された状況に置かれているので、加害者によって傷つけられたり、支配されたりする可能性が高い。

だから、"vulnerable"、「傷つきやすい」「守りがたい」という言葉を使って、当時の私の周りの人たちは、

「守ってあげるから安心してね。」

と伝えてくれていたんだと思います。


しかし、そんな優しいメッセージは私には全く届いておらず、

”vulnerble" と言われるたびに、落ち込んだり、反発したくなっていました。

「弱いとか言われる筋合いはない。私は信じられないような辛い環境でもこれまで一人で頑張ってきたのに、なぜそんなに皆から寄ってたかって、弱い奴と言われなくてはいけないんだ!女だって、外国人である日本人だって強いんだからね!」と


つまり、私の中で”valnerble”の解釈が周りの意図とずれていたんですね。

当時私は自分のことを

・心が弱くて恥ずかしい存在
・世間が分かってない箱入り娘
・雑に扱われて当然な人
・内も外も醜いブス
・手取り足取り面倒見てもらわないと何もできない人

等と思っていたので、
(今はもう思ってはいませんが)

”valnerable"と言われるたびに、そういったダメな人と言われている気がしていました。

この自分に対する思い込みはSpiritual Anatomy®でセルフイメージとされるものです。

このセルフイメージが、卑屈な色眼鏡となって、人の発言を聞き、世界を見ていたのですね。

これらの私のセルフイメージがなければ、シェルター生活もまた違うものになっていたと思います。

(事務員の女性から嫌われてなかったと思います(笑))


私は、いかに自分が”valnerble”でないかを証明するために、大丈夫を思いっきり取り繕っていました。

しかしそれとは逆に、シェルター内では、自分が今までどんな目にあってきたのか、長々と自慢話のようにいつも語ってくる女性もいました。

彼女は"vulnerable"と言われることがとても嬉しくて、もっといかに私が”valnerble"なのか皆に気づいてほしくてたまらなかったようです。

彼女はまた違ったセルフイメージを持っていたのでしょう。



世界に対して自分がどのような反応をしているかは自分のことをよりよく知るヒントになります。



私はそんな風に扱われる筋合いはない!という場面、

何で私がこんな目に合わなくてはいけないの。。という時、

自分のセルフイメージを見つけて、それを開放してあげると、

思っていたより世界は優しいぞ、ということに気づけます。

Spiritual Anatomy®︎オフィシャルプラクティショナー。
オンライン(Skype)での個人セッションを行なっています。
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