『ハケンの品格』を見ながら

昨日、今日と、急に気温が上がって、同時に湿度も高くなって、
各地で夏日となりました。

「なんとなくだけど、救急車のサイレン、今日は ちょっと多かった気がするな。」
「コロナだけでも気をつけることが多くて大変なのに、熱中症の季節になったね。」
「近くで工事している人達も、炎天下でマスクしながらだから、大丈夫かなって心配しちゃうよ。」
「まだまだ 夏はこれからだから、真夏でマスクしながら工事って、もうそれは危険すぎるよ。」
皆、うんうん頷きます。

夜に入って、気温は下がってきて、そとて湿度も下がっています。
明日の朝は、今度は冷えるよえです。

「今夜は、りこちゃんの様子も ちょっと注意しなくちゃね。」
「早朝に気温が下がるからね。」

りこちゃんは、こざる達がそんな話をしているとは露知らず、既にクークーと 気持ち良さそうに寝ています。

こざる達は いつも通り コーヒーを飲みながら、おしゃべりタイムです。

「今夜は、これから皆でドラマを見るんだ。」
「今、以前のドラマを たくさん再放送しているけれど、今夜は『ハケンの品格』だよ! 」
「篠原涼子演じる派遣の春子さんが痛快で、見ていて元気が出るんだ!」
「当時は、正社員と派遣社員の格差が問題になって、このドラマも人気だったんだよ。」

当時よりも、現在の状況は改善されているとは思いますが、
それでも、まだまだ随分と格差はあると感じます。

「それに、春子さんが言っていることって、派遣と正社員の問題だけではなくて、会社の中の"常識"みたいなことの問題にも触れているよね。」
「その言動、人として、どうよ、ってことだよね。」

春子さんは、それは社内では当然の"常識"なのでしょうけれど、
人として どうなのか?と、真っ向から問題にぶつかって、突き進んでいきます。

「皆は、それは当たり前だから仕方ないって、変だとすら思っていなかったことを
春子さんが きっぱりと おかしいと言って、堂々と立ち向かっていくんだよ!」
こざるちゃんが、きっぱりと言います。

「言われてみれば そうだけど、よどんだ水の中に長いこと居ると、もうそれが普通になっちゃって、
澄んだ水のことを忘れちゃうからね。」
「それに、違うって、こんなの おかしいって言うことは 本当のことだとしても、
本当のことだからこそ 勇気がいるから。」
皆、うんうん頷きます。

「でもさ、やっぱり おかしいことはおかしいって言わないと、それが当たり前になっちゃ駄目なんだよ。」
「今夜も見て、春子さんに元気と勇気をもらおう!」　
皆、うんうん頷きます。

「今度は、ミルクティー淹れようか?」
「じゃあ、ちょっとレモンクッキーも食べようよ。」

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
『ハケンの品格』を放送していた時、派遣で働いていて、ものすごく励まされました。
よい毎日でありますように (^_^)