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美しくも優しくもないし ひとりぼっちだけど上昇したい時に聴く曲

突然ですが、私の暗黒時代を支えた3曲を紹介させてください!

約1か月なぞのモヤモヤを抱えどんよりモードでした。こんな状態になるのは久しぶりのことで少し戸惑いもありました。しかし、ここ数日で、ようやく気持ちが復活!

心に余裕ができ、冷静になり、ふと思い出しました。

そういえば、昔はよく落ち込んでいたな…

落ちた時、よく聴く曲があったな…

と そんなわけで早速参りましょう!

『ギルド』 BUMP OF CHICKEN

20代後半、とあることをきっかけにそれまで知らなかった自分のダークな部分と対峙することになります。自分で自分に驚いていました。「私はこんなにイヤなやつだったのか…」と。ちょっと闇過ぎて文章にするのもはばかられるレベルなので当時の思いは書きません(書けません)が、とにかく醜い感情を抱えて生きていました。

内面に醜い感情を抱えていたせいか、外見までも嫌いになり、鏡を見るのが嫌でした。家族に優しくされるとそれがかえって私の罪悪感を増幅させていました。どんな励ましの言葉も届きませんでした。誰かに共感されるのもいやでした。最低な自分、存在自体を否定したい気分でした。

そんな自分と重なったのがバンプの『ギルド』です。

美しくなんかなくて 優しくも出来なくて
それでも呼吸が続く事は 許されるだろうか

毎朝、通勤の満員電車に揺られながら、暗い気持ちの中、何度も何度も聞きました。

その場しのぎで笑って 鏡の前で泣いて
当たり前だろう 隠してるから 気付かれないんだよ

この部分も自分と重なりました。

「辛い」って言っちゃいけないと思ってました。だからますます自分の心を隠していくことになります。空気を読んで楽しく明るく振る舞っていました。とにかく、当時は人の顔色ばかり伺ってました。

ドキっとする歌の始まり、でも聞き終わるとなぜかスッとする不思議な感覚。絶妙な塩梅で暗くなりすぎないというか、終盤に出てくる

逃げ込んだ檻 その隙間から引きずり出してやる
汚れたって受け止めろ 世界は自分のモンだ
構わないから その姿で 生きるべきなんだよ

という歌詞が私には良い感じで効いています。


『みんなひとり』 松たか子

これも同じく暗黒期によく聞いていた曲です。どうやってこの曲に出会ったのか覚えていないのですが、ダークモードの私にはタイトルがずしーん!と響いて、聞いてみることに。

『みんなひとり』というタイトルですが、家族や友人など大切な誰かを思い、切ないながらも胸が温かくなるイメージの曲です。

良い意味でタイトルに裏切られ、思わずぐっと涙をこらえたことを覚えています。

どんな強い人も弱さを隠してる 外には出せない傷抱えながら

そうよね、そうよね、つい人のこと羨ましく思ってしまうけど、みんな色々あるよねなんて思って聴きます。

中でも私が一番好きな歌詞は、

生まれる時ひとり 最期もまたひとり
だから生きてる間だけは 小さなぬくもりやふとした優しさを
求めずにはいられない

そうなんです。みんなひとり、みんな孤独なんです。

わかっちゃいるけど、ひとりじゃ寂しいときもある。

やっぱり、人の優しさに触れると心が温かくなる。

できれば自分も誰かに優しくしたい!

なのに、優しくできなくて、そんな自分がいやで、なんて思っていると「美しくなんかなくて、優しくもできなくて」というフレーズが頭に浮かび、はい、また『ギルド』聞こう!みたいなループを繰り返してました。たいぶこじらせてましたね。

余談ですが、最近『みんなひとり』をウクレレで弾き語りして孤独に浸るという新たなストレス解消法を見つけました。オススメ!


『one two three』 Mr. Children

満員電車を降りてからオフィスまで歩く道のり、さすがに気分をあげなければと、そんな思いでいつも聞いていました。かといって「テンションぶち上げー!イエーィ」みたいな明るい曲を聴く元気もなかった当時の私にとって、この曲調は適度な明るさでちょうど良かったのです。

上げポイントはこちら!

その場しのぎで振り回す両手もやがて上昇気流に乗るんだ

空回りで腕をぶんぶん振り回している自分を想像するとちょっと滑稽に思えてくるというか、ダサくても格好悪くても、ジタバタしてやるー!とそんな思いになっていました。

暗黒期、すごく嫌なヤツだったと思うし、当時は自分のことがすごく嫌いだったけど、それでも今、あの時を振り返って褒められることがあるとすればそれはジタバタしたことです。

傍から見ればイタイ人だったと思いますが、どうにか現状から抜け出したくて、本を読み漁ったり、色々なことに挑戦しました。この時、物事への見方や捉え方が大きく変わったと思っています。

この歌の中にはこんなフレーズも。

暗闇で振り回す両手もやがて上昇気流を生むんだ

記事冒頭に久しぶりに落ち込んだと書きましたが、言い変えると現在はあまり落ち込むことはないということでもあります。こうなったのには、理由があります。

それはまさに、当時ジタバタして身につけた考え方や姿勢です。自分や他人そして物事への向き合い方が大きく変わったことで、すごく気持ちが楽になり、自分を肯定的に捉えられるようになりました。

とはいえ、今回は久しぶりにモヤモヤしてしまい、戸惑ったわけですが、おかげでかつての暗黒期を振り返る良い機会にもなったので、これはこれでよかったのかなと。

話を戻します!とまぁこんな背景があったためこの曲は

もうどうしていいかわからない状況でも

とりあえずブンブ両手を振り回していれば

もしかすると、ふっと体が浮くかもしれない

そんな思いにさせてくれる大切な曲です。

(1,2,3 ダー!!)

以上私の暗黒時代を支えた3曲でした!


結びに

しばらくお休みしていた音声配信ですが、なななんと、Anchorで曲が流せるらしいという噂を耳にし、「それやりたかったヤツー!!」とうれしくなって、久しぶりに配信しました!

この配信では、同じく暗黒期に関連する曲について紹介していますが、こちらは洋楽バージョン。ストレートに明るい気持ちになれる曲です!

※Spotifyのプレミアム会員でない方はポッドキャスト内で30秒しか曲が聞けないようなので、フルで聞きたい方のために、リンクを貼っておきます!


この記事は以下の企画に参加しています!

You are special just the way you are:)

お読みいただきありがとうございました!


#スキな3曲を熱く語る

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