世の中が変わった?私が変わった?性差による偏見を考えてみた
「女性とはこうあるべき」そんな思い込みに、自分自身を追い込んでしまっていたな…
その思い込みを一枚づつゆっくりはがしていきたいな…
なんて思いを書いたことがありました。
この時は自分のことについて触れたのですが、実はこうした思い込みを他人に押し付けてしまった経験もあります。
そんな経験から女性はこうあるべきという固定観念はそのまま男性はこうあるべきという固定観念にもつながる気がしています。
「有害な男らしさ」って?
先日読んだ本に、興味深いことが書かれていました。
私自身もご多分に漏れず、男性とはかくあるべきという思い込みを持っていた一人です。
学生時代の反省
実は高校・大学と男子生徒と衝突した思い出があります。
当時は自分が正しいと思っていましたが、今振り返ると「それ言っちゃダメなヤツー!!」と全力で自分を止めたいです。
高校、大学とモメた相手も内容も異なりますが、私の根底にあった思いは共通で「男子なんだから仕切ってよ」「男子なんだからちゃんとやってよ」でした。
そもそも、なんで男子が仕切らなくちゃいけないんですかね。女子には全力を求めないのに、男子には全力を求めるとか…
男=リーダー、みんなをとりまとめるという思い込みがあったのだと思います。今、とても反省しています。
このことを思い出したのにはきっかけがあります。4月にパシフィコ横浜で開催された「マタニティー&ベビーフェスタ」に参加した際、P to C (Papa to Children) という活動をされている方とお話する機会がありました。
そこで「男らしさ」という枠にとらわれて、息苦しい思いをされているパパの存在、そして「男が育児をするなんて格好悪い」という思いが一部男性の中にあることを教えていただきました。
前述のように私自身も「男はかくあるべき」といった固定観念に縛られていた過去があるので、お話を伺って、改めて昔の自分を反省しました。
自分なりの成長
で、最近思うのが、「性差による決めつけって誰得なんだろう?」ということ。
心と身体の性別が異なる人、恋愛対象が同性だったり、両方だったり、色々な方がいらっしゃいますよね。
考えれば考えるほど、性別による決めつけ、思い込みって要らないよなぁ…と。
そんなわけで「自分も他人も苦しめるそんなもの取っ払っちまえー!!」と、自分自身にこびりついた、固定観念を少しづつきれいにする努力をしているところです。
こうした偏見は無意識にもたくさん潜んでいるので、完全に取り払うことは難しいかもしれません。時間もまだまだかかると思います。
でも先日、自分の中のうれしい変化に気づきました。
それは、先日配信したラジオでのこと(記事後半にリンクあり)
今回お寄せいただいたのは「夫が離乳食を作ってくれてありがたい」というエピソードでした。
以前の私だったら、「え?パパが離乳食作るの?すごい!うらやましい!」で終わっていたと思うのですが、この時感じたのは、「これは良い流れが来ている、ムフフ」でした。
男性が料理を!?まして離乳食をつくるなんて!!すごい!!
から
料理の担当が性別に関係なくなるといいな
に変わっていたのです。
こんな風に思えた自分に少しだけ成長を感じました。
この流れがもっと加速して、パパママに限らず「離乳食どうしてます?」なんて当然のようにトークできたら楽しそうだなぁ…なんて妄想は止まりません。
性別による決めつけといえば、おすすめしたい記事がinfocusさんのこちらの記事
パパ一人でお子さんの検診に行かれたお話なのですが、私もその場にいたら「お母さんは?」って質問してしまいそうだなーと読みながら反省、自分の思い込みに気づかされました。
ちなみにinfocusさんのこの記事はジェンダーがー!とか偏見がー!!とかいうお話ではなく、ユーモアたっぷりの体験談で、とても楽しく読めます!もうすでにたくさんの方に読まれている記事ですが、もっとたくさんの方に読んでほしいです!
性別にかかわらず、家事育児に取り組むことで、互いが得意なこと、苦手なことを話し合い上手に役割分担していけることが理想かなと個人的には思っています。
結びに(最新エピソードのご案内)
ということで、みんなの子育てラジオ ISSHO NI ひなたぼっこ 今回は「離乳食をつくってくれるパパさん、ありがとう」というお話から私たちが参加したマタニティー&ベビーフェスタやパパ力検定についてお話しています。
育児がパパママ互いに協力して向き合うものになったらいいな。そこから、パートナー以外にも頼りやすい環境ができたらいいなと。私たちが目指すみんなの子育てに向かって少しずつ変化する世の中にウキウキワクワクしながら縁側トークを配信しています。
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