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ミュージカル映画を作りたい

もし、自分でミュージカル映画を作るのなら……。ミュージカル映画オタクなら一度は考えたことはあるんじゃないでしょうか? 

実際のところ最近の日本映画界は良くない話題ばかり。明るい話題を連れてくる作品はみな社会派の玄人向けで、あとは実写化やアニメ作品。一方の和製ミュージカル映画はというとあまり評判がよろしくないものばかりです。もし、こんな時代に明るくて素敵なミュージカル映画を作れたらどんなにいいことか。ぱーっと日本は明るくなるんじゃないか。私は常々そう考えていました。

日本でミュージカル映画を作るということ

しかし、一方でこんな声を聞くことがあります。「日本にミュージカル映画の文化はない」「日本人はシャイだからダンスや歌はこっぱずかしくてできない」。彼らは、だからこそミュージカル映画は日本ではできないんだと主張します。

でもどうでしょうか? 今や日本人は自らのダンスをTik Tokにあげるのに夢中です。そもそもカラオケという他人に自らの歌声を聴かせるというこっぱずかしい遊びを世界に広めたのは日本人でした。(ハイスクール・ミュージカルというミュージカル映画ではまさにカラオケがきっかけで恋がはじまりますよね?)それにTik Tokに夢中な若者とは無縁なオタクたちも、広場に集まって「ハレ晴れユカイ」やアイドルに捧げるヲタ芸・振りコピを踊ったことがあるんじゃないでしょうか。

そうなのです。日本人は案外、歌って踊るのが大好きな生き物なのです。実際、日本にはミュージカル映画というカテゴリに属せずとも、ミュージカル映画的だといえる作品は数多く存在します。たとえば、『カノジョは噓を愛しすぎてる』であったり『けいおん!』であったり、今流行りの『パリピ孔明』も非常にミュージカル映画的な作品といえるでしょう。

では何故、ミュージカル映画は日本でできない?

では何故、ミュージカル映画は日本でできないのでしょうか。現在、ミュージカル映画とされる作品には二つのパターンがあるようにみうけらます。そのため、パターン別に二つの側面から説明したいと思います。

ミュージカルの映画化ができない

一つ目のパターンは大ヒットした大作ミュージカルの映画化。最近だと『キャッツ』や『ウエストサイドストーリー』がありました。昔だと『サウンド・オブ・ミュージック』などがそれにあたります。

この大作ミュージカルの映画化ですが、決して簡単ではありません。一口にミュージカルといっても今の主流は壮大な世界観をベースとしたメガ・ミュージカルが主流(レミゼやオペラ座の怪人など)。そうでなくてもミュージカルとミュージカル映画はまったくの別メディアです。それを映画として実写映像化するというのはどうしても大変なエネルギーが必要になります。それは例えるなら、漫画を実写化するようなものだと言えます。

そうです。多くの実写化が、莫大な費用を必要とするのと同じように、このミュージカルの映画化というのは非常にたくさんの費用がかかるのです。現状日本ではミュージカル文化自体未成熟であり、なかなかミュージカルの映画化には費用をかけることができません。そのため、日本ではできないのです。

ミュージカル映画の様式を踏まえるのが難しい

ミュージカルの映画の二つ目のパターンは、ミュージカル映画の様式を踏まえたうえで製作されるオリジナル作品。つまり、ミュージカル映画っぽい作品を一から作ろうというもの。最近だと『ララランド』がまさしくそれにあたります。和製ミュージカル映画とされる作品は基本はコレ。

とはいいつつも、このミュージカル映画の様式を踏まえるというのが非常に難しいのです。衣装や音楽、スタジオメイク。これらについて、アメリカにはもしかしたらノウハウがあるのかもしれませんが、日本にはそれがない。そのため都度都度監督のセンスで試行錯誤することになります。結果として、あまり良くないものができてしまうのです。

ミュージカル映画の様式を踏まえるとはどういうことか?

ミュージカル映画の音楽様式

たとえば、音楽を一つとってもそうです。ミュージカル映画というのは登場人物が歌って踊っていればいいというものではありません。たとえば、『風の丘を越えて』という映画。近代音楽が広まりつつある時代に、パンソリという韓国の伝統音楽の歌手として生計をたてる親子の絆を描いた作品です。作品内で主人公らは何度も歌を歌いますが、この作品がミュージカル映画と呼ばれることはありません。

あるいは、『東京流れ者』という鈴木清順監督の名作があります。主人公は東京流れ者という歌謡曲を歌い、途中見事な衣装とスタジオを用いたミュージカルシーンのような場面があるものの、この作品がミュージカル映画と呼ばれることはありません。

そうなのです。ミュージカル映画というものは基本的には欧米の音楽を前提としたジャンルなのです。すなわち基本的にミュージカル映画で扱われるのはジャズやロックやヒップホップ。あるいはシャンソンのような欧米の音楽ばかりとなります。ですから上記のような歌謡曲映画やあるいはインド映画などはなかなかミュージカル映画扱いされないのです。

日本人が欧米の音楽を歌うワケ

となると和製ミュージカル映画を作ろうとした際、日本人が欧米の音楽を歌うような作品にしなくてはいけないのです。これは日本人が歌謡曲(『ダンス・ウィズ・ミー』はこれですね)やJ-POPを歌い踊る作品(『モテキ』はこれ)を作るよりもじゃっかんハードルがあがります。というのも何故欧米の音楽を日本人が歌うのか?という違和感を与えないように設定に工夫をしなくてはいけないからです。

ここで過去のアジア圏で製作された成功と見なされているミュージカル映画を見ていきます。一つは『スウィング・キッズ』という韓国ドラマ。このドラマは朝鮮戦争中の捕虜収容所が舞台となります。当然、中にはアメリカ兵がたくさん。そのなかにはジャズ好き、ダンス好きがたくさんいました。彼らとの交流を通じて韓国人である登場人物たちは、スウィングジャズとタップダンスというアメリカ文化に魅せられていったのです。

次に見るのは『君も出世ができる』1964年に製作された和製ミュージカル映画の金字塔とされている作品です。この作品では、東京オリンピック直前の旅行会社でのドタバタ劇が描かれます。当然この旅行会社のお客さんは外国人ばかり。作中ではアメリカ帰りでアメリカかぶれのお偉いさんも登場します。こうした舞台設定であるため、登場人物が多少アメリカっぽいダンスやジャズ音楽を奏でても違和感ないのです。

ミュージカル映画の最低条件とは?

このような形で過去の作品にはさまざまな工夫が施されています。ミュージカルの映画化という戦略が難しい以上、これらの工夫がないとあなたの作った作品がミュージカル映画と見なされることが難しくなってしまうのです。では、他にはどんなミュージカルの映画の様式があるのか……を見ていきたいのですが、そのまえに様式以前のミュージカル映画の最低条件を最初に見ていきます。というのもこの最低条件こそが様式を考えるうえで非常に重要になるからです。

歌唱シーン・ダンスシーンが始まった時に「待ってました!」とならなくてはいけない

ミュージカル映画の最低条件として、歌唱シーン・ダンスシーンが始まった時に観客が「待ってました!」と喜ぶ作品でなければいけません。「何か急に突然歌い出したな?踊りだしたな?」「ストーリーの邪魔だな?」と観客を困惑させてはいけません。ミュージカル映画はフラッシュモブでもなければ歌の煩いCMではないのです。歌やダンスが始まった時の「待ってました!」と気分の高揚するあの瞬間こそが、ミュージカル映画を見る意味なのですから。

観客は、すでに知っている曲を聴きに来る

その証左として、最近のミュージカル映画のヒット作は公開前にすでに大衆に曲が知れ渡っていることが多いのです。『アナと雪の女王』の”レリゴー”や、『ボヘミアン・ラプソディー』のクイーンの楽曲の数々。『ララランド』も公開前の段階ですでにOPのミュージカルシーンが話題となっていました。

そうなのです。観客は、すでに知っている曲を聴きにわざわざ劇場まで来るのです。それはまるでリード曲のためにアルバムを買うようなもの。だからこそ、その期待を決して裏切ってはいけないのです。

とはいえ、大資本でもない限り公開前に曲を観客に周知することはなかなか難しいでしょう。それでも、ミュージカルシーンが始まった時に観客を困惑させない。少なくともミュージカルシーンが始まるまでには何かしらの期待を観客に抱かせた上でこたえなくてはいけない。エンターテインメントである以上、これだけは絶対に守らなければならないのです。

ミュージカル映画の様式とは?

基本的にミュージカル映画の様式とは、ミュージカルシーンが始まるまでにミュージカルシーンのはじまりを観客に期待させ、その期待に答えるために存在します。今回はそんな様式を、世界観・楽曲・役者・映像・セリフの五つの観点から解説します。

世界観

ミュージカル映画の世界観には、仮に登場人物が突然歌い出してもそこまで違和感がないということが求められます。とはいってもカラオケボックスなど日常との距離が近いものはよくありません。それでは「待ってました!」にはならないからです。となると、そういった条件を満たす世界観は限られてきます。

そのため、ミュージカル映画の世界観は3つのパターンにわかれるとされます(特に古典のものはそう)。一つ目はバックステージ・ミュージカル。これは最もメジャーなもので、ショービジネスという華やかな世界の裏側を舞台としたミュージカル映画を指します。ショービジネスの世界では登場人物が突然歌い出してもそこまで違和感がないのです。

大変著名な『雨に唄えば』や『イースター・パレード』ももちろん世界観はショービジネスの世界ですし、最近だと『ララランド』や『グレイテストショーマン』もそうでした。

二つ目はフェアリーテール・ミュージカルとされるもの。フェアリーテール、つまりおとぎ話のような世界を舞台としたミュージカル映画を指します。おとぎ話の世界なので、登場人物が突然歌い出してもそこまで違和感がないということです。ディズニーの名作の数々や『オズの魔法使』、『チキチキバンバン』『ブリガドーン』などもおとぎ話のような世界観で繰り広げられる物語でした。

三つ目はフォーク・ミュージカルというもの。古き良き時代を舞台としたミュージカル映画を指します。『若草の頃』や『ハーヴェイ・ガールズ』のような古き良きアメリカを舞台にした作品や、エルンスト・ルビッチが数多く手がけた古き良き貴族たちがラブコメ的ストーリーを展開させる『陽気な中尉さん』などのシネ・オペレッタ作品もここに属します。一つ目や二つ目ほど強力な世界観ではないですが、現代を舞台とするよりも日常からの距離が離れ、突然歌い出すことへの違和感が薄れるのです。

また、これらの世界観を現代の日常から異質なものであるということを際立たせるために、登場人物の衣装や撮影するスタジオやセットを非日常的な光景で染め上げることが必要となります。

たとえば1900年代を舞台としたフォーク・ミュージカルである『若草の頃』でも、衣装やセットにはご覧の通り非常に力が入っていますよね。そうです。決して、ミュージカル俳優が衣装のまま現代社会に来てしまったかのように見えてはいけないのです。

また、主人公の設定にもミュージカル映画特有の様式があります。それは、”ここではないどこか”を夢見てそこを目指していなければならないというもの。ここではないどこかを夢を見てそこを目指しているというその思いをエンジンに、主人公は歌い踊るのです。

楽曲

楽曲については、すでにアメリカ音楽であったほうがいいということについて述べました。そのため楽曲を手掛ける人はアメリカ音楽の特にジャズなどのブラックミュージックについて広い素養がある人が望ましいでしょう。やはり、ミュージカルの王道は未だにジャズなのではと思われるからです。

他にもまだまだあります。

一つ目は、リード曲について。ミュージカル映画におけるリード曲は、”ここではないどこか”を目指すような楽曲であるということが一般的とされています。

例えば『オズの魔法使』であれば”Over the rainbow”、つまり虹の向こう側を目指す歌でしたし、『アニー』であれば”Tomorrow”、つまり明日を目指す歌でした。『ララランド』でも”Another day of sun”というエンタメ業界でも成功を目指す歌でしたね。

また、ミュージカル映画全体で流れる劇伴とミュージカルナンバーの統一性というものが非常に重要になります。というのも登場人物が歌い始めるまでに、今から登場人物が歌い出してくれるんじゃないか?と観客に思わせるようなそんな雰囲気を劇伴で作り上げなくてはいけないから。これが劇伴とミュージカルナンバーがちぐはぐだと全く効果的に機能しなくなってしまうのです。

このあたりのことについては下記記事にすでに書いているのですが、そもそもミュージカルシーンというものは下の順序を経てから導入されるべきなのです。

①登場人物の感情が盛り上がる、あるいは劇的なシーンに突入する
②インストゥルメンタルが流れ出す
③ステップを踏み出す、あるいはハミングをする、会話がややリズムに乗ってくる、など音楽に登場人物がノってくる。
④ついに歌い出す

もっともお手本となるのは『若草の頃』の上のシーン。たっぷり3分30秒のストリングスが流れた末にようやく主人公が歌い出します。それまでにハミングを主人公がはさむなど完璧です。

そして最後に、これはバックステージ・ミュージカル限定になってしまうかもしれませんが、ミュージカル映画の前半部分のシーンはショーのシーンなど登場人物が歌っていても違和感が少ないシーンから始めるべきでしょう。まず最初に違和感の少ないシーンから初めて徐々に観客を慣らしていくのです。『雨に唄えば』でもそのような構成がとられています。

キャスティング

キャスティングについては非常に難しい部分だと思います。が、基本的にはバレエやタップダンスの素養があるキャストをキャスティングするべきでしょう。というのもやはりダンスシーンがいざ始まったら下手くそでしたとなってしまうと「待ってました!」とはならないからです。

ただ、一点注意すべきなのは、舞台映えするダンスと映像映えするダンスは大きく異なるという点。そのため、もし可能であれば、映像映えを意識して身振り手振りを試行錯誤した経験のある映像畑の経験のある俳優を選ぶべきでしょう。

仮に映像映えするダンスをする能力のある人のことを映像的身体性を持つ人と呼べるのであれば、ミュージカル映画の主演はそういった人でなくてはいけません。

たとえば、ミュージカル映画界のレジェンドであるフレッド・アステアやジーン・ケリーもこの映像映えで非常に苦労したとされています。彼ら以降にも優れたダンサーは数多く生まれましたが、それでも彼らがレジェンドであり続けるのは映像的身体性を持ったダンサーがミュージカル映画の衰退により彼ら以降出てくることができなかったからに他ならないのです。

日本だとなかなか実例をあげるのは難しいですが、コント師や星野源やジャニーズタレントのようなマルチタレントがイメージに近いかもしれません。が、この部分については現状は適した即戦力はどこにもいないと考えたほうがいいでしょう。少しずつ試行錯誤するしかないと思います。

映像

ミュージカル映画の監督のほとんどが振付ができます。スタンリー・ドーネンやボブ・フォッシー、ヴィンセント・ミネリやバズビー・バークリー、最近だと『シカゴ』のロブ・マーシャルも振付ができます。

ミュージカル映画で重要なのは振付それ自体ではなく、その振付がどのように映像で映るかです。ミュージカル映画にはミュージカル映画の振付があり、演出があるのです。そのため、振付とカット割りなどの映像演出を同じ頭で考えることのできる監督が求められます。

また、これも過去記事で書いた内容になりますが、ミュージカルシーンは決してミュージックビデオやフラッシュモブに見えてはいけません。そのため、適宜対位法を用いたドラマチックな演出が必要となります。

たとえば、この『若草の頃』のワンシーン。主人公の落ち込みを周囲の合唱が際立たせ、主人公がテンション上がると逆に周囲の合唱が止むといったかたちで対位法をうまく用いて演出がされています。フラッシュモブのような画一的な画面は、観客を退屈させてしまうのです。

最近の日本でのミュージカル映画において特筆すべき作品である『嫌われ松子の一生』を手掛けたのが対位法を得意とする中島監督であることは決して無関係ではないでしょう。

セリフ

セリフを書く脚本家は、ミュージカルナンバーの作詞ができる人物であることが望ましいでしょう。そういう意味で、ミュージカル畑の末満健一さんのような作家が第一候補になると思われます。

が、一方でミュージカル映画における「今にも歌い出しそうな雰囲気を醸し出しつつもまだ歌い出していない場面」のセリフというものには、ストーリーを前に進めるということは求められていません。そういったシーンのセリフというのは観客はあまり真剣に聞いていないのです。そのため、ストーリーよりも、リズミカルなリリックと台詞が醸し出す空気感というものが重要です。

そういった空間のスケッチのような脚本もかける人物であることが脚本家には求められます。そういった意味でもミュージカル畑の作家の起用が現実的といえるでしょう。また、一方で詞も書けるようなエッセイストのような活動をしている方も候補にあがるかもしれません。

狙うべき地点

ここまで、ミュージカル映画の様式について解説してきました。私は、この様式を踏まえたうえで然るべき才能が映画制作すればそれなりのミュージカル映画ができるのではないかと考えています。

しかし、実際問題リソースは非常に限られています。私が映画を作ろうと思っても現状どうしても自主制作の域を出ません。ならば、限られたリソースを有効活用するためにある程度もっと絞った狙いが必要となります。

まずは、世界観としては古き良き高度成長期の外資系BtoC企業の日本進出なんかはどうでしょうか。バックステージ・ミュージカル(華やかなレヴューシーンはなかなかできない)およびフェアリーテール・ミュージカル(言わずもがな)はやはりどうしてもお金がかかります。

それと比べるとフォーク・ミュージカルならばまだまだ何とかなるんじゃないかと思うのは甘いでしょうか? 外資系のBtoC企業が日本に進出してその初期メンバーに選ばれた日本人という設定ならアメリカ音楽を歌うのもそこまで違和感ないように思います。

大手カフェチェーンとかであれば、カフェ風スタジオならおさえられる可能性が高いです(もちろん、誰が見ても高度成長期の日本に見えるような工夫は必要ですが)。彼らが目指すのはもちろんアメリカで体験した圧倒的なカフェ体験。これなら短編でうまく転がせそうな設定に思えます。

であれば、楽曲や振付はフォーク・ミュージカルにおいて最高峰だと私が考えているエルンスト・ルビッチのシネ・オペレッタのイメージでやりたいですね。男三人の陽気なおバカが一人の女性(来客でしょうか)を取り合うような古き良きラブコメのイメージです。

作曲家募集!!!

できればこのミュージカル映画案、私としては本気で実現してみたいと考えています。しかし、そのためには、どうしても作曲のできる方が必要となります。どなたかジャズの素養およびミュージカル映画制作に関心のある方いらっしゃいませんか??? いたら連絡ください!!! 何卒よろしくお願いいたします!!!!!

また、もし仮に製作費の足しをくださる方がもしいらっしゃいましたら是非お願いいたします。大切に使わせていただきます。

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