転職する気がないときこそ、キャリア理論を学ぶことをお勧めしたい
実際に転職活動をしないまでも、キャリアに関心の強い人は多いです。そんな人にこそ伝えられることはないものかと、いつも頭に置いています。
先日は上記のような記事を書きましたが、またそのほかにぜひやってみてほしいことがあります。それは、タイトルにある通り、キャリア理論を学ぶことです。
キャリアはいまやれっきとした学問の一つとして研究されています。多くの事例をもとに、学者たちも理論を構築しているわけなので、キャリア理論を学ぶことで普遍的な共通原則を窺い知ることができます。
よく転職者の経験談が発信されますが、それはあくまで一個人の体験談です。普遍性の観点からすれば、どちらかといえばキャリア理論の方が、自分自身に当てはまる可能性が高いです。
さて、キャリア理論はどう学んだらよいか?
これはもう1冊読めば十分です。2度目の紹介になりますが。
理論はかなり網羅的に掲載されています。
節目におけるキャリアデザイン、キャリアで大事にする価値観(キャリアアンカー)、意図を持って流される(キャリアドリフト)、物語性を重視する(ナラティブ)、ライフサイクル、決断などなど、たくさんあります。
さらには簡単なワークもついているので、気が向いた人は試しにやってみたらいいです。
キャリアの理論は別に覚える必要は全くありませんが、そのときの自分にフィットする理論というのがきっとあるはずです。
キャリアに迷いがあるときに「そういえば今の自分に何か参考になるキャリア理論があったような気がする」と思い起こせるものがあると、必要以上に迷うことがなくなります。
もちろんさらに深く興味が湧くようなら、この本に載っている学者の本を参照しても良いでしょう。
あるいは、国家資格キャリアコンサルタント の教本にはキャリア理論がまとまっているので、これも良いかもしれません。
(資格者であればだいたい知っているのがこの資料です)
https://www.jil.go.jp/institute/siryo/2016/documents/0165.pdf
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