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自分が採用された理由を聞いてみると、思わぬ強みがわかる

いまの会社に入社して5年経った頃に、当時の面接官Aさん(いまは役員クラス)に、自分が採用された理由を聞いてみたことがあります。

正直5年も経っていれば、さほど覚えていなくてもおかしくないかと思う一方で、むしろ一つでも覚えてもらえているようなら、自分の経歴のどこが印象深く残っているかがわかるので面白いかなとも思っていました。

ところで面接を受けた当時、私がアピールしてたのは人の話を聞くことに関して素養があるということくらいです。
人材紹介業は未経験だったので経験面でアピールできることはほぼなくて、素養と言っても弱々しかったはずです。
ただどういうわけだか、一次面接の途中から面接官Aさんに加えて当時の役員が出てくるなど、評価が低くなかったような気でいました。

さて、Aさんから返ってきた言葉は、こんなような内容でした。
「新規事業とか企画とかやってたっけ?固まった制度にただ従うのではなくて、会社を一緒に作っていってくれる人だと思ったんだよね」

正直驚きました。
自分では経歴上ふらふらして携わった(兼務とか役割変更が多かったため)という程度の認識の経験が、面接官の印象には強く残っているだなんて。そして、自分がアピールした素養については、もちろん触れられることはなく。。


転職活動において、自分の強みをアピールする場面はあります。

転職活動をする人の多くが、自分で自分の強みを言語化することに苦戦をするのですが、よくおすすめする方法は、上司や同僚から評価されたり褒められたり感謝されたりしたことを挙げることです。

加えて、入社時の面接官に採用理由を聞いてみるというのも、自分の強みを新たに捉え直す上で興味深い観点をもたらしてくれるかもしれません。

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