見出し画像

ちょっとした未来予測ができる話

 算数ができるとちょっとした未来予測が可能になるっていうお話をしてもよいでしょうか。本当に取るに足らないつまらない話かもしれませんがこのつまらない決まり事を知っておくだけで未来を予測立てることができるわけです。さらに踏み込めばひょっとするともっと世の中の役に立つことができるかもしれません。

 私はスマホのメモ帳で家計簿を付けています。1ヶ月ごとに「1日にいくら使ったか」と「その日までの合計金額」「1日平均いくら使っているか」をメモしています。

 例えば今月は
●2月1日 1990円 合計1990円 平均1990円
●2月2日 2320円 合計4310円 平均2155円
と、こんな具合で書き込んでいくと、なんとか平均の金額を減らしたいと思うわけです。

 平均金額を最も減らせるのは当然のことながら「その日1円も使わないでいること」です。
2月2日の翌日、3日に1円も使わなければ、平均は4310円÷3=約1436円 まで下がります。一気に下がれば下がるほど嬉しくなるのでなるべく節約しようと思います。

 算数がわかっているとなんとなく予測を立てることができます。例えば使用合計金額が4310円のままなら5日の時点で平均金額が1000円を切ることがわかります。また、10日までたどり着いたら平均金額は431円になるということがわかります。

 実に取るに足らないことかもしれません。実際書いていてそう思います。しかし、この取るに足らないことを知っていることによって、無駄な妄想に取り憑かれないですみます。現実を直視することができます。1日2日と使い過ぎた分を少しずつ節約しながら暮らしていけば、だいたい何日目くらいに正常に戻せるかを予測することができるのです。

 こんな当たり前のことを当たり前に知っているということにより世の中は平和に過ぎていきます。知っているということは平穏な暮らしのために必要不可欠なものです。知らないものやわからないものに囲まれて生活をするのは実にストレスを感じるものです。それはこの2年ほどの間、新型コロナウイルスに振り回されて世界中の人々が痛感していることではないでしょうか。私にしたって、こんな取るに足らない算数の素晴らしさを再確認したのは、わからないことだらけのコロナのせいというか、おかげというか、なのだろうと思います。

 知っていることが増えるほど余裕ある暮らしができるはずです。小学校中学校で無理やりに習わされることについて当時は反発していたように思いますが、あの頃勉強していたおかげで無駄に怖がることなく、基礎的知識を知らずうちに駆使しながら平穏無事に暮らしているわけなんだな〜と、家計簿に潜む取るに足らない算数とにらめっこしながら感じる毎日です。

 だからといって実際に節約できるかどうかは別の話でそれもまた人生の面白いところなんですよね。

#令和4年2月12日  #コラム #エッセイ #日記
#毎日更新  #note日記 #毎日note
#算数  #家計簿 #義務教育 #ジャミロワクイ
#ジャミロ涌井  #涌井慎

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?