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門前日誌 -見る、言う、聞く-

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NPO法人日光門前まちづくりnote部が運営する「門前日誌」です。日光門前にまつわる「暮らし」について、各々の視点で綴ります。
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#日光

日光移住、3年と2ヶ月目 #日光門前に暮らす #132

高橋広野です.夏休みシーズンに突入したかと思えばあっという間にお盆が過ぎ去り,連日天気がすぐれない日光です.本当に毎日雨は降るし,土砂降りで,せっかく観光に来ている人が可哀想.お盆休みは結構人が歩いているようにも見えたのですが,思ったより少なかったと言っている人が多数いて,この暑さじゃ外は歩けないよなと少し納得しました. 夏といえば花火シーズン.日光にも花火大会があるようでしたが,どうせ混むのでいく気にはなれず,でもせっかくならと近所から覗いてみました.これは想像以上にいい

日光移住、3年と1ヶ月目 #日光門前に暮らす #130

高橋広野です.日光での暮らしも4年目に突入. 日光は涼しい?らしいのですが,そんなことはなく最近はしっかり暑いです.学生や子供達は夏休みシーズンに入ったのか,平日は外国人ばかりだった日光にも,日本人が押し寄せています.いつの間にかあちこちでお祭りの音を耳にする季節になり,巡りたいのは山々ですが今年はあまり行けなそう…. 門人日誌も長い夏休みをいただていた?ような気がして久しぶりにまたのんびりと書き連ねていければと思います. ひとまず久しぶりに日光を散歩してみよう. #

門前町は大自然への扉

6月末、久しぶりに奥日光へ。 町内のハイキングに参加し、湯の湖から湯滝、湯川沿いを歩き、光徳まで。 ああ、湯元の源泉はこんな香りがしたっけ、とか、湯の湖畔はこんなに静かだっけ、とか、湯滝はこんなに壮大だったか、とか、湯川の周辺の環境は上手く言葉に表せないほど素晴らしいな、とか。 あらためて体感と実感の中歩いた。 様々な技術が発達しても、体感、経験、実感を超えることはない。 こうした自然の中に身を置くことについては、特に。 山、湖水、川、湿地帯。様々な条件が入り組んで豊かな

日光移住、2年と12ヶ月目 #日光門前に暮らす #129

高橋広野です.今月で丸3年の日光暮らし.いよいよ4年目に突入します. …だめだ全然遊べてない…!日光でもっと遊ばないと!

視点 / 角度

先日、一枚の画像をいただいた。 この写真は、出張で日光にいらしたゲストが宿泊先で撮ったもの。 5月のよく晴れた日。東武日光駅前から社寺にかけての大通り(メインストリート)と、門前町の向こうに日光連山のスカイラインが美しい。 その山並みも、遠く雄大なものから、近い里山までのグラデーションがある。 そして、それらに抱かれるように我々の「まち」や「暮らし」がある。 普段の暮らしの中で私が見ているこのまちの風景とはまた違う視点からの写真。 そういえば、大通りの拡幅事業がはじまって

日光移住、2年と11ヶ月目 #日光門前に暮らす #128

高橋広野です.今月もあっという間に過ぎ去って,もうすぐ梅雨が来るかなと.GWに始まり,今月はあちこち出かけたせいで日光にいない日が多かったのですが,今の時期の日光は本当に気持ちよく,ついつい散歩したくなる季節でした.(思ったよりもまだ夜は冷え込み…もう少し暖かくなって欲しい) GWは流石は観光地といった具合で,歩く人も車の人もいっぱいいっぱいでした.道ゆく人々が楽しそうに歩いている姿を横目に,店内も大忙しで,流石に疲れました. 5月14日は照光会に.もうじき4年目に突入す

栗石返し〜社寺と門前町のつながり〜

「栗石返し(くりいしかえし)」という清掃活動がある。 形式だけを捉えれば“清掃活動”ではあるが、どちらかというと“行事”に近いと私は思っている。 年に一回。ちょうどこのくらいの時期に行われる。 で、今年は先日(4/21)に実施されたばかり。 門前町の町衆が日光東照宮と大猷院(家光公御廟・日光山輪王寺)の境内を掃除する。この両社には「栗石(くりいし)」と呼ばれる拳大の石が敷かれていて、この間に溜まった杉っ葉(これは方言か?)やくずを取り除く作業を行う。 この栗石、地元で採

祭りのあと

ふぅ。 今年も春の大祭が終わった。 「日光弥生祭」という。 個人的には3回目の筆頭頭役を仰せつかって、なんとか“乗り切った”という感がある。 おかげさまで、という言葉が全てについてまわるようなものなのだが、その辺については長くなるのでまた別の機会にでも。 さて、 祭が終わってすぐ、用事があって東京と横浜へ。 この時に感じたことをtwitterにこう書いた。 前にも同じようなことを感じたと思う。 日光弥生祭。 様々なサイトの説明や、紹介されている書籍などには これと似

桜降る #日光門前に暮らす #123

高橋広野です.今年も弥生祭が終わりました.若衆としては今回が2度目の参加で,住んでいる稲荷町で出ました.今年は桜の開花が遅く,宵祭当日もまだなんとか花を残した状態で,今までにないほど美しい景色を目の当たりにできました. 祭は正直あんまり好きではないかもしれません.慣れない下駄を履いたり,お酒は弱いので全然飲めませんし,どんちゃん騒ぎも好き好んでしたいとら思わないし.面倒な決まり事や人間関係,愚痴が絶えない日々,ひたすらに長い拘束時間….自営業を始めて,日々1分1秒が自分が生

底が見えたら登るだけ #日光門前につくる #4

2023年の秋の終わりに、日光の御幸町にピクニック屋さんをオープンしました。PICNIKKO(ピクニッコ)といいます。 冬の日光は観光客が少ない….飲食関係は2月は特に苦戦するという話もよく聞いていました。実際は12月、1月に比べてやはりお客さんは少なく、売り上げも最低金額を更新しました。 それでも、最低でもこのくらいかと思ったよりポジティブに捉えられそうで、今後伸びていくだけなら、しっかり冬も開けておく価値は十分にありそうです。冬が弱い観光地とはいえ、冬に来る観光客もい

石の上にも

気がつけば、節目の年を迎えることになっていた。 二つある。 一つは、日光門前の東町地区で進む街路拡幅整備事業が着工から20年という節目を迎えること。 全体で6つの工区(※)があり、現在は4つ目。折り返しを過ぎたあたり、と言って良いだろう。 一つの工区に平均5年。 歩道は拡がり、電柱は無くなり、電線は地下へ。 特別な街路灯も設置された。 東武日光駅前からの眺めも大きく変わった。 (※今後の整備予定区間は当初予定されていた二つの工区が一つの工区として進行する可能性がある。)

最寄りの絶景 #日光門前に暮らす #119

高橋広野です.2月.あっという間に立春が過ぎ去って,ようやくやっとまとまった雪が降りました.久しぶりの雪かきで腰が痛い….毎年のように「今年は暖冬で…」って聞いているのですが…寒冬はまだですか?(2021-22年の冬は一応データ上は寒冬にっていたようです) 寒いのは本当に苦手なもので…日光の一番嫌いなところはこの寒さなのですが,雪が降ると話は別です.久しぶりに雪景色を撮りに,日光の銀世界へ. NPO法人日光門前まちづくりnote部|高橋広野

お店から暮らしへ #日光門前につくる #3

2023年の秋の終わりに、日光の御幸町にピクニック屋さんをオープンしました。PICNIKKO(ピクニッコ)といいます。 □日光でピクニック屋さん PICNIKKOは、カフェとピクニック用品のレンタル屋さんです。飲食店としてカレーやチーズケーキを提供しており、テイクアウトもできます。加えて、ピクニック用品のレンタルも行っており、たっぷりの珈琲が入った魔法瓶とマグカップをかごに詰めて貸し出したり、アウトドアチェアやテーブルの貸し出しを行なっています。ピクニックを通して日光の美

町裏の遊び場。

《この記事は2023年の年末に書き始めるも、結局アップできず、今に至ります。恥。》 先日、年末というのもあって気忙しく車を走らせていた。(だがしかし、安全運転!) 近所の広い公園で7、8人の子供たちが元気に遊んでいる様子を見つけ、ああもう学校は冬休みに入ったんだな、という年末感と、自分も子供の頃よくここで遊んだな、というノスタルジーの二つでなんだかグッときてしまった。 この公園、昔は市営のグラウンドだった。今は防災公園として再整備されているのだ。 目抜き通りに対し、町の裏