【児童書&今後の予定紹介】『消える総生島』(講談社青い鳥文庫)はやみねかおる 著
今回は趣向を変えて児童書を紹介します。講談社青い鳥文庫で出版された『消える総生島』です。
本作は名探偵・夢水清志郎シリーズの一作で、私が初めて読んだ「はやみねかおる」作品でもあります。
岩崎家の三姉妹、亜衣・真衣・美衣が映画ロケのため、とある島に招かれることになるのですが、そこに名探偵の夢水清志郎教授がついてきます。教授は推理には定評があるものの、一般常識は欠けており、三姉妹を困らせています。
島では次々と奇怪な事件が起こり、その度に謎のメッセージが残されます。果たして教授と姉妹たちはこの謎を解き明かし、島から脱出することはできるのか?
という内容。
よくありがちな密閉空間におけるミステリーものです。児童書なので子ども向けに書かれており、大人が読むと、ひらがなが多すぎ・漢字少ないなどで不満が出てくるとは思いますが、読書しても内容が全く頭に入ってこない、いわゆる「読書スランプ」に陥ったときにでも読んでみてください。私も陥ったことがありまして、そういうときはこうした軽く読める本が大いに役立ちます。
紹介は以上です。
今後の方針・スケジュールについて。
現在、平日の記事を「読書」、休日を「ゲーム」としています。これは当面の間継続します。
で、問題は読書記事の内容ですね。
今は主に本のタイトルと内容を簡単に伝える「書籍紹介」、詳細に読み込んで解説する「◯◯を読む」を投稿しています。
ただ、書籍紹介記事の価値はそんなに高くないと思っています。
なぜなら、本は通常、自分が興味を持った分野を自主的に読むことが多く、他人がおすすめした本を読むケースは少ないだろう、と考えられるからです。
もちろん、可能性はゼロではないし、参考文献として挙げられている本を読むこともありますから、価値が全くないわけではない。一応、最近は「まちづくり」や「環境問題」関連の本を紹介する傾向があるため、紹介する書籍のテーマにある程度の統一性はあるとも言えます(『都市と水』『自動車の社会的費用』など)。
ただ、それでも紹介対象はあくまで
「私が人生で読んできた本全て」
という原則はあるため、読者目線からするとランダムに本を紹介されているように感じてしまい、興味喚起につながっていないのではないか、という懸念点があります。
要するに、私からすると
「投稿して本当に意味はあるのか?」
読者からすると、
「もう少しわかりやすく、あるいは興味を持てるようなラインナップにしてほしい」
ということです。
そう考えると、
「今週は環境問題の本を紹介する」
「今月は日本文学だけ紹介する」
のように紹介ジャンルを日付で分けていくのも方法としてありかな、と考えています。その方がわかりやすいですし、肩透かしを喰らうことも少なくなるでしょう。投稿者目線で考えても、テーマを先に決めておいた方が「今日は何の記事書こうかな」
と悩まずに済みます。給食の献立と同じく、記事の献立も作った方が良さそうです(あまりガチガチに固めると硬直的になる可能性があるため、匙加減は大切ですが・・・)。
あるいは、より価値が高いと考えられる「詳細解説」の方に比重を置き、書籍紹介の頻度を下げる方法も検討しています。
解説メインでやっていくのであれば、詳細解説と書籍紹介の比率は4:1がベストかもしれません。
特にブログ開設当初の原点に回帰するなら、当然最優先すべきは『失われた時を求めて』の解説記事です。
以上で今後の予定紹介は終わります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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