【随筆】新しいジャンルを作り出したかもしれない話 ♯特殊設定恋愛小説
いつも、私の創作物を読んでくださる方、スキをくださる方、フォロワー様、こんにちは。説那です。
タイトルにある新しいジャンルの名前は、『特殊設定恋愛小説』です。全ては、私とやり取りしてくださっているフォロワー様からの指摘から始まりました。そもそも、『特殊設定』とは何だ?という話からしなくてはなりません。
本を読むことが好きな方々であれば、『特殊設定ミステリー』というジャンルがあることをご存知かもしれません。『特殊設定ミステリー』は、SFやファンタジー、ホラーなどの設定を用いて、現実世界とは異なる特殊なルールを導入したミステリー作品のことを言うそうです。
最近では、「霊媒探偵城塚翡翠」シリーズが人気となりました。私が以前紹介した「虚構推理」も、『特殊設定ミステリー』にあたるようです。
『特殊設定ミステリー』に興味がある方は、noteでもそれについて書かれている方もいらっしゃいますし、ネット検索すれば直ぐに分かりますので、ここでは詳しく触れません。
noteフォロワーの方から、『特殊設定』を用いた恋愛小説を書いていますよね?という指摘を頂きました。確かにいくつか書いていると思い、どうせならマガジンにまとめてみようかと思い至りました。過去に書いたものも、掘り起こせるかもしれないと思ったので。
一旦、以下に書き出してみます。
特殊設定:ネタばれになるので、読んで確認を
特殊設定:2人で共通の夢を見る
特殊設定:感情を固めて飴にできる
特殊設定:脳内恋人を作り出すアプリ
特殊設定:二人の夢を繋ぐペンダント
特殊設定:人が泡のように弾けて消える『人魚姫症候群』
特殊設定:人の感情が眼鏡を通して色として見える
特殊設定:かげほうしが本人の気持ちを伝えるために実体化する
特殊設定:夜中歩いている時に、必ず後をついてくる彼
特殊設定:好きでいてくれる代わりに、痛みを全て引き受ける
特殊設定:夜中に特定のエリアの屋外にいると、色とりどりに塗りつぶされる
特殊設定:好きな人を思って息を吐くと、ため息が金平糖になる
特殊設定:衣替えと同時に、性別も変わる
特殊設定:生まれた時は性別がなく、適齢期に7割が男、3割が女になる
特殊設定:冬桜を見に来て、恋人とはぐれた女性が、過去の迷子になった恋人と出会う
特殊設定:自分と同じ苗字、同じ環境の男性から、思いもよらない提案を持ちかけられる
特殊設定:中学の同級生と再会したが、夫に紹介しようとしたら、君はずっと一人だったと指摘される
特殊設定:今の恋人が成長したと思われる女性に出会う
特殊設定:クリスマスに、好きな人が宅配便として届く
特殊設定:交通事故で亡くなった好きな人が、次のクリスマスに白いセーターを着て現れる
『一つの願いシリーズ』でも、恋愛小説が複数あります。
特殊設定:一つの願いを叶える者が、選ばれた人間の前に現れる
そして、中編の『片側だけで感じる彼・彼女』も、特殊設定恋愛小説です。
多いですね。これでも、恋愛ではないなというものや、明らかに異世界、夢の話を除いているのですが。
あれ、これ忘れてない?というものがあれば、ご指摘ください。
なお、『特殊設定恋愛小説』というべき小説も、世の中には出てますが、この言葉で謳われてはいないようなので、言ったもの勝ちとしておきます。
説那