見出し画像

「引きこもり」ってどこからが引きこもり?



こんにちは!中高生の不登校・引きこもりを支援するNPO法人高卒支援会 大学生インターン1年生広報担当の宮本です!

「引きこもりってどこから?何年家出なかったら引きこもりなの?」

「こどもが3か月家出てないけどこれはもう引きこもりの域に入るのかしら?」

こんな疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

実際、どこからが「引きこもり」なのでしょうか?

今回はこれについてお話ししていこうと思います。

1.厚生労働省的には、半年からが引きこもり

まず、厚生労働省はどこからが引きこもりだと提示しているのでしょうか?厚生労働省のページにある「引きこもり」の定義を見てみましょう。

引きこもりとは、”仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態”      (厚生労働省)

厚生労働省的にはどこからが引きこもりかというと、半年間社会に触れてない状態から、ということですね…

2.引きこもり歴は1か月でも危ない

しかし高卒支援会は、引きこもりはどこからかを半年にするのは遅いかなと考えています。

じゃあ高卒支援会はどこからが引きこもりだと思ってるんですか?というと、、1か月でも危ないと思っています。

というか冷静に考えて1か月社会と接しないというのは普通ではありませんよね。

画像2

3.家族と一緒に食事しなくなると深刻な引きこもり

高卒支援会のある生徒は、引きこもりだった頃は1年間お風呂に入らず歯磨きもしませんでした。外に出ないと人の目を気にしなくなってしまうからです。

また、彼は家族のごはんがまずい、家族の顔を見たくない、と言い家族と一緒にご飯を食べていませんでした。毎食、自分の部屋のドアの前に置いてもらって(コロナ禍の「置き配」みたいですね(;^^))…という感じだったそうです。

画像3

学校にもどこにも行かず、ずっと家にいて家族としか接点がないのが引きこもり生活…と思いきや、その家族とも話せないとなると本格的にコミュニケーション能力が衰えてしまい考えも独りよがりなものになって思い詰めてしまいます。

そんな状況が1か月続くともう危険なんです。家族と一緒に食事をしなくなるともう深刻、というのは、どこからが引きこもりかの1つの基準となります。

3.引きこもりは早め早めの対応を

正直引きこもり支援業界の団体は「引きこもりは見守ってあげましょう」という考え方を持っているところが圧倒的に多いです。

しかし引きこもりの「放置」を良く言ったものが「見守り」なのではないでしょうか。

不登校・引きこもりの子どもたちはクラスメイトの目も気にしてしまいますし、1週間1か月行けないともう学校には行けなくなります。

8050問題による悲しいニュースが毎年のように伝えられていますが、ずっと先の話と思わないでください。見守り(=放置)し続けていても時間だけが過ぎていきます。


なので高卒支援会は公的機関よりも引きこもりはどこからかの基準を下げています。

これ以上引きこもりの放置で犠牲者を出したくありません。

半年たつ前に、ご相談下さい。


今回もお読みいただきありがとうございました。

ここからは当会についてのご案内です!

★面談の際「noteを読んだ」と言ってくだされば入会料10%オフ


をこれから始めます!ぜひ^^

当会公式youtubeチャンネルのご案内

当会はyoutubeチャンネルも運営しています!

日常・企画での生徒たちの様子、OB・OGによる不登校談義など充実の内容が数分でご覧いただけます!

ぜひ再生・チャンネル登録お願いします!

10月16日更新!
【通信制高校生がディベートに再挑戦!part2【通信制高校生の日常】】
うまくいかなかった1回目のディベート。その反省を生かし、再挑戦しました!
「男性車両を世の中につくるのは賛成か?反対か?」というテーマで、前回よりもクオリティの上がったディベートを行います!


12月25日更新!

【通信制高校】元不登校の中学生、高校生の美術の授業の様子part1

この動画は元不登校、引きこもりの通信制高校・フリースクール生徒による日常の様子です。中には数か月前まで不登校や引きこもりだった中学生、高校生もいます。
生徒が幹事を務め、目的地へのルートを調べたり集金をしたりしています。
今回は、通信制高校・フリースクールの集団授業の様子を撮影しました。漫画家を目指している卒業生のときお君が講師をしてくれています!

当会会長著書のご案内

当会会長・杉浦孝宣の著書をご案内します。2019年発売の新書「不登校・ひきこもりの9割は治せる」です!当会の生徒たちが不登校・ひきこもりからいばらの道を進み社会復帰できるようになったストーリーを数多く掲載しています。杉浦の著書を読んで相談面談を申し込んだ、と言ってくださる保護者の方も多くいらっしゃいます。書店、Amazonで購入可能です。

当会のメディア掲載履歴

当会は不登校・ひきこもり支援の評判を聞きつけて下さったメディア関係の方々に日々取材を受けています。新聞、テレビ、雑誌、ラジオなど多様なメディアで紹介していただいているのですが、最新は朝日新聞さんに取材を受け11月5日に13面(私の視点)にて「中高生の引きこもり支援 行政は訪問体制を整えよ」という記事を載せていただきました!​

画像1

当会公式サイト、ご相談のご案内

NPO法人高卒支援会公式サイト、ご相談お問い合わせはこちらです!相談は対面、オンライン、訪問と多様な方法で随時申し込み受付中です。

募金感覚でいただければ嬉しいです!