不登校の子供の育て方・よくある間違い8選



不登校のご本人は「俺(私)の人生終わった! おまえらのせいだ」などという場合が多いようです。「育て方が悪かったのでしょうか?」と仰る相談者もいらっしゃいますが、ご本人にとって、バランスが悪かったのでしょう。今回は、当会代表・杉浦のブログより不登校の子供の育て方、接し方のよくある間違いについて8つの典型例をご紹介します。


①過干渉になりすぎてないか?

植物も水やり、肥料を与えすぎると根腐れしますよね。親御さんが余計に「早く学校行かないの」「勉強しないと受験の時に困るよ」などとしつこく声をかけていたりするとかえって気力が失せてしまい、親御さんへの反抗心も強くなるばかりです。

②親御さんの学歴成果主義

不登校のこどもたちの親御さんには、偏差値の高い学校に合格することが子どもにとって至上の幸せだという思想を持っていることが多いです。「良い学校に受かる」その後の目的が曖昧だと、こども本人のモチベーションも上がらないのも当然です。当会にも親御さんの学歴主義に圧迫されて逆に勉強ができなくなってしまった子どもたちが多数在籍しています。

③ゲーム依存

不登校の子供たちは、四六時中ゲームをしたりyoutubeを視聴していることが多いです。つらい現実からの逃避行の手段なのです。

④医者の診断を鵜呑みにしている。

朝起きれないことから、起立性調節障害と診断されている子もディズニーランドへ行くときは早起きできますよね。都合の良い診断が出て、親子ともにそれを言い訳にしているだけではないでしょうか。朝起きれないことの本当の原因に向き合うことはエネルギーを消費することかもしれませんが、逃げてはいけません。

⑤中高一貫校で相当期間、不登校を放置していて、どうやって復学させればいいかわからない。

復学はほぼ不可能といえます。転学を決断できない親御さんの心理には、せっかく入学させた名門校を辞めさせたくないという思いがあります。中学受験は多くの場合、親のエゴです。いくらいい学校でも、中高一貫校で本人が合わなければ、親主導で進路変更するしかないのです。本人の気持ちが第一です。

⑥しつけ、教育方針でご両親お二人の考えが一致していない。

子どもはどちらについていったらよいか分からず、引き裂かれています。

⑦「不登校は放っておいて良い」などという考えを誤解している。

不登校は単に学校に行かない状態、引きこもりはご家族の方ともコミュニケーションを取らず、自室から出てこず、食事も一緒に取る事はない状態です。放置しても自然治癒はしません。一度染みついてしまった不規則な生活習慣は長く続くほど改善が困難になります。

⑧兄、姉との比較

「お兄ちゃんやお姉ちゃんは上手くいったのに」と言う親御さんは多いですがその論理は成立しません。学校生活も性格も十人十色です。不登校・引きこもり支援は原因も理由も人それぞれです。また、「お兄ちゃん、お姉ちゃんの影響で兄弟全員、不登校です」という声もよく聞きます。寝たいだけ寝て、起きたいだけ起きる、誰しもがそういった生活してみたいですよね。一番上の兄、姉がそうした生活をしていると、下の子もそうしたいものです。


最後に

8つの典型例にお心当たりはありましたでしょうか。保護者のみなさまのかける言葉、関わり方を変えることで状況が変わる可能性があります。しかし、それだけでは解決しない不登校・ひきこもりのパターンも決して珍しくはありません。手遅れになる前にぜひ当会にご相談ください。

それじゃあどうすればいいの?と感じる親御さんへ

次回はこれらの8つの例への、当会代表やスタッフが提案する対処法についての記事を有料で公開いたします。今回紹介した例に当てはまることがあったと感じた親御さんに役立つ記事にしますので、ぜひご購入下さい。続編はこちら!


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