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更新車両所の中の人が書くnoteです。頒布品の魅力や活用方法、実車の知識を紹介していき…

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更新車両所の中の人が書くnoteです。頒布品の魅力や活用方法、実車の知識を紹介していきたいと思います。

最近の記事

「海底のWパンタ屋根シリーズ」を使って楽しむ70-000形の編成バラエティの変遷〜現行10連編~(3Dで楽しむ新系列電車④)

期間が空いてしまいましたが、先日ご紹介させていただいた「海底のWパンタ屋根シリーズ」70-000形初期車屋根の編成バラエティと変遷を紹介していきます。 https://note.com/koushincarfirm/n/ne034a6d342c3 前回は登場時4連&大崎開業6・10連 https://note.com/koushincarfirm/n/n828f845e7c15 を紹介させていただきましたが、続いては現行の編成をご紹介させていただきます! 全編成10連化後

    • 「海底のWパンタ屋根シリーズ」を使って楽しむ70-000形の編成バラエティの変遷〜登場時4連&大崎開業6・10連編~(3Dで楽しむ新系列電車③)

      先日ご紹介させていただいた「海底のWパンタ屋根シリーズ」70-000形初期車屋根(https://note.com/koushincarfirm/n/ne034a6d342c3)ですが、続きましては編成バラエティを2回に分けてご紹介させていただきます! 登場時〜乗り入れ開始前の4連時代の編成 登場時〜乗り入れ開始前は、身軽な4両編成で活躍していた70-000形 開業時に新造された1次車、1999年に増備された2次車、2001年に増備された3次車の計6本(24両)であり、4

      • 新頒布品紹介(OER2600/4000非冷房屋根)〜4000形吊掛車編その①

        暑い日が続きますが、暑い夏をより熱くするような頒布品(笑)、「2600形非冷房車屋根パーツセット」「4000形吊掛車屋根パーツセット」のご紹介です。 http://koushincarfirm.work/shopbrand/OER26004000/ 一言で言うと、コレクションモデルの「小田急電鉄4000形(初代)冷房改造車」各種 (https://www.tomytec.co.jp/diocolle/lineup/tetsudou/4set_052.html) (http

        • お徳用パックはじめました!〜並べる達成感を追い求めるあなたに〜

          モデラーの皆様のお話をお聞きしていると、やはりお気に入りの車両や車種というのはあるもので。 細部の形態違いなども考えながら、全編成・全仕様などなどコンプリートすることの達成感は何ものにも代えがたいものがありますよね! かくいう中の人も、こういう光景を広げたりしているわけですから、その気持ちとてもよくわかります! となると、同じパーツが大量に必要な方もいらっしゃると思いますが、「使いたいのだけれども予算が…」という声を頂くのも事実です。 特に3Dプリント頒布品は、どうしてもそ

        「海底のWパンタ屋根シリーズ」を使って楽しむ70-000形の編成バラエティの変遷〜現行10連編~(3Dで楽しむ新系列電車④)

        • 「海底のWパンタ屋根シリーズ」を使って楽しむ70-000形の編成バラエティの変遷〜登場時4連&大崎開業6・10連編~(3Dで楽しむ新系列電車③)

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        • お徳用パックはじめました!〜並べる達成感を追い求めるあなたに〜

          TKK2000・9020系を3Dパーツで作ってみる!その①〜R①屋根の分解&R②塗装編〜

          工程の大まかな流れ 大まかに流れを分けて考えると、 屋根:R①分解(屋根)→R②塗装(屋根+機器類)→R③パーツ取付 車体:B①分解(車体)→B②インレタ貼付→B③表面保護塗装(車体)→B④車番ステッカー貼付 床下:F①構成検討→F②床下機器並び替え→F③塗装(床下機器) と進みます。   完成した屋根・車体・床下を組み合わせると晴れて完成です。 また、車体のB①〜B③の工程は大井町線として作る場合のみ、B④は車番変更を伴う場合のみ必要になります。 エアブラシの準備や片

          TKK2000・9020系を3Dパーツで作ってみる!その①〜R①屋根の分解&R②塗装編〜

          TKK2000・9020系を3Dパーツで作ってみる!〜その⓪下ごしらえ編〜

          紹介させていただきましたが、2000・9020系を実際に作ってみたいと思います。 ①素材の準備 ・車両 ・ロゴ・帯…トレジャータウン製 TTL803-31 東急大井町線表示・前面帯インレタ ・パンタグラフ…GM製「5810 PT71D パンタ」×2箱(5連)or3箱(10連) ・クーラー…GM製「8074 RPU-2214クーラー」×3袋(5連)or5袋(10連) ・クーラー…GM製「8075 RPU-2214C/RPU-4018クーラー」×3袋(5連)or5袋(10連)

          TKK2000・9020系を3Dパーツで作ってみる!〜その⓪下ごしらえ編〜

          「ご先祖様を模型で作ろう。」お盆還元祭

          お盆も終わりに差し掛かっておりますが、更新綜合車両事務所では「ご先祖様を模型で作ろう。」お盆還元祭を実施中です。 過去の車両(引退車両)に関係する頒布品を対象に通常5%ポイントを10%還元とさせていただきます。 さらに、新頒布品+既頒布品(屋根・パーツセット)同時注文キャンペーンと併用の場合は最大25%還元とさせていただきます。 憧れた車両。通勤・通学輸送に利用した車両。 皆様それぞれ思い出はあると思いますが、お盆という機会に模型を作って、走り去った車両を偲びませんか?

          「ご先祖様を模型で作ろう。」お盆還元祭

          東急7200系の転属で、余剰車が無駄なく7600系に改造された理由

          昨日は2000系の一部早期廃車について考えましたが、時代を30年以上前に巻き戻して、意地でも(?)ステンレスカーを有効活用していた時代のお話です。 主に大井町線で活躍していた7200系を目蒲線や池上線に転属するにあたり、電動車比率を上げる必要があり、編成替えをした結果制御車が余剰となりました。 2000系の場合と違い、転用にあたっては余剰となった制御車を、VVVF制御で電装し7600系に改造することで全車を無駄なく転用しています。 その理由を考えてみました。 ①他に優先度の

          東急7200系の転属で、余剰車が無駄なく7600系に改造された理由

          東急2000系は何故半数を廃車してまで9020系に更新されたのか

          115系2000番台の番台消滅について昨日は記事を書きましたが、東急2000系の9020系化に伴う、一部早期廃車について考えてみたいと思います。 2000系は、2018年から2019年にかけて行われた更新時に、30両在籍していた半数に及ぶ15両もの中間車を廃車し、5連3本に再編し大井町線に転用されたことが特筆されます。 その理由を考えてみました。 ①少数派形式・編成の淘汰 2020系の導入前の田園都市線は、 東武乗入対応:8500系・5000系 東武乗入非対応:8500系

          東急2000系は何故半数を廃車してまで9020系に更新されたのか

          115系2000番台はなぜ番台消滅したのか

          岡山で孤軍奮闘していた115系2000番台、L16編成とL17編成が廃車回送されたそうで。これにて115系の2000番台は新製番台区分としては0番台に続き消滅となってしまいます。 2000番台には体質改善工事を受けた更新車も多く、状態が良かった印象を受けますから「もったいない!」と素人目には感じてしまいますね。 300番台・1000番台・3000番台などが健在の中、なぜ2000番台は番台消滅してしまったのでしょうか。 ①少数派としての存在 115系2000番台は1000番

          115系2000番台はなぜ番台消滅したのか

          TKK7000系の東洋車と日立車の違いとは(模型編)

          先日こちらの記事( https://note.com/koushincarfirm/n/neb4ecc715ab9 )で実車におけるTKK7000系の東洋車と日立車の違いを紹介させていただきましたが、今日は模型でK社完成品から日立車を作る際にこだわってみたい点を紹介させていただきます! ①屋根 何は無くとも、屋根だけは交換する必要がありますね。ヒューズ箱につながる配管の引き回しの差ですが、鉄道模型は上から見ることが多いので目立つ点です。 ②車番 完成品なので印刷されている

          TKK7000系の東洋車と日立車の違いとは(模型編)

          OER1000形更新車の4連が10両編成を組む際の連結相手を考える!

           所用があり小田急線に乗って都心の方に向かいましたが、新宿駅で1000形更新車が並んでいる光景を目にしました!  どちらも4両編成。一見珍しい光景にも思えますが、下の表をご覧いただければわかるように、言われてみれば青帯の4両編成で考えると更新車の方が多いんですね。時代の流れを感じます。  更新車の4連単独運用はいまのところ設定されていないので、模型で再現するにあたっては、どのような編成を組んでいるのか、という点が気になるところだと思います。  ということで作ってみたのがこ

          OER1000形更新車の4連が10両編成を組む際の連結相手を考える!

          伊豆を走る8500系(?)「クモハ8152」とは?模型で再現できるか?

          8614Fが引退し、8500系からは消滅した。と思われがちなこの色ですが、 伊豆を走る8000系のうち、先頭車改造車である「クモハ8152」は8500系の中間車である「デハ8723」からの改造車。 何事もなかったかのように8000系に溶け込んでますが、側面表示器の大きさが特徴的です。 模型で作ろうとすると8500系の前面を交換するか、8000系の側面表示器を拡大するか迷うところですね。 しかしながら、前者の場合でも問題がありまして、 先頭車改造車である「クモハ8152

          伊豆を走る8500系(?)「クモハ8152」とは?模型で再現できるか?

          TKK7000系の東洋車と日立車の違いとは(実車編)

          TKK7000系には電装品の製造箇所により大きく東洋車と日立車の2つのグループが存在しました。 多様な編成を組んでいたことが印象深いTKK7000系ですが、東洋車と日立車を連結することはできなかったとされています。 東洋車と日立車には具体的に大きく分けると3つの違いがあります。 ①主電動機の違い 主電動機の出力が東洋車60Kw、日立車70Kwと異なりました。 ②制御装置・方式の違い 制御装置・方式が異なります。扱いやすいのは東洋車だったという意見が一般的なようですが、短編

          TKK7000系の東洋車と日立車の違いとは(実車編)

          OER1000形の更新車を模型で再現するには?

          1081×8の運用離脱、赤い1000形が都心にやってきたりと実車が騒がしくなってきていますが、今の1000形に欠かせないのがやはり更新車! 模型の世界では未更新車が完成品で製品化されていますが、更新車を再現しようとすると、特徴的なクーラーやSiC-VVVF装置がどうしてもネックだったのが現実ですね。 ということで3Dプリンタ出力品で便利なパーツを作ってみました!というのがこのパーツです。 1000形更新車パーツセット 種車:G社 1000形完成品 用途:1000形の更新

          OER1000形の更新車を模型で再現するには?

          運行系統変更から20年〜多摩川線で活躍した電車を3Dで作る!

          更新綜合車両事務所ではTKKステンレス電車を再現する便利なパーツを製作・頒布させていただいております! 今日は2000年8月6日の運行系統変更から20年ということで、多摩川線の20年の歴史で活躍した車両たちに使えそうなアイテムをご紹介します! 7700系 一般電車屋根(大型ランボード・小型ランボード) 種車:K社 7000系(レジェンドコレクション) 用途:7000系の7700系化 実車通り、改造時期による7901Fの大型ランボード、7904F以降の小型ランボードを作り

          運行系統変更から20年〜多摩川線で活躍した電車を3Dで作る!