見出し画像

TKK2000・9020系を3Dパーツで作ってみる!その①〜R①屋根の分解&R②塗装編〜

工程の大まかな流れ
大まかに流れを分けて考えると、

屋根:R①分解(屋根)→R②塗装(屋根+機器類)→R③パーツ取付
車体:B①分解(車体)→B②インレタ貼付→B③表面保護塗装(車体)→B④車番ステッカー貼付
床下:F①構成検討→F②床下機器並び替え→F③塗装(床下機器)

と進みます。
 
完成した屋根・車体・床下を組み合わせると晴れて完成です。
また、車体のB①〜B③の工程は大井町線として作る場合のみ、B④は車番変更を伴う場合のみ必要になります。

エアブラシの準備や片付けなどを考えた場合、工程を調整した上で、R②塗装(屋根+機器類)とB③表面保護塗装(車体)とF③塗装(床下機器)の工程は同時に行うと楽だと思います。

屋根加工の要点
写真を見ていただけると早いかと思いますが、屋根の交換以外に、パンタグラフとクーラーの交換が必要です。

画像3

・パンタグラフの変更
GM製パンタであればピッチなども変わらないので「5810 PT71D パンタ」に交換するのみです。増設側のヒューズ箱と避雷器も同じものを追加しましょう。

・クーラーの交換
更新時にクーラーが2000系特有の連続キセのタイプから、9000系のような独立キセのタイプに交換されています。(10連サハ除く)、GM製「8074 RPU-2214クーラー」と「8075 RPU-2214C/RPU-4018クーラー」に含まれる新型クーラー(RPU-4018クーラー)を2基ずつ使用します。10連のサハは交換する必要がありませんので、お間違いなく!

では実際の工程に進みましょう。

R①屋根の分解
一旦屋根上のパンタグラフ・クーラー・ヒューズ箱etcを外します。
部品を外す際は楊枝やピンセットなどを使って慎重に行ってください。
特にパンタグラフの付く車両は細かいパーツが多いので、無くさないように外した部品はチャック袋に入れた上で元のブックケースに戻しておきましょう。

画像1

ダブルパンタ車にする際は屋根・クーラー・パンタグラフと使わないので一見もったいない気もしますが、鉄コレの交換や改造などに使えそうですね。
またもしクーラー同士の間隔を広げる場合は、この時点で実車のサイドビューなどを参考に穴を開け直してください。
なおキットから作る場合はこの作業は不要ですが、屋根の穴開け作業が必要になります。

R②塗装(屋根+機器類)

完成品に合わせて調色するのも一案ですが、素材差による質感の差を落ち着けるためにも、全車両塗ってしまった方が楽かもしれません。
クーラーやヒューズ箱などの機器類も塗装するとより実感的になりますが、数が多いだけに息切れしないように、塗装は省略するのも一案です。
写真のように、ダンボールの切れ端などに両面テープで固定して塗装すると楽です。

画像2

機器類を塗装する際はギリギリの数しか塗装しないと、何か起こった時に1個だけのために塗装が必要になってしまうので、ある程度予備分を確保した上でそれも含めて塗装すると良いでしょう。

ヒューズ箱などのパーツと「8074 RPU-2214クーラー」を薄いグレー、「8075 RPU-2214C/RPU-4018クーラー」に含まれる新型クーラー(RPU-4018)を銀色に塗装します。

8500系の8637Fや8642Fのクーラーを旧型クーラーに変更し、余った新型クーラーを使われるであろうモデラーさんの顔が何人も思い浮かぶ中の人です。

ちょっと屋根に関して試してみたいことが思い付きまして、今日はこの辺で失礼します。

おわりに
本日紹介させていただいた9020系に使用している「9020系一般電車ダブルパンタ屋根」はこちらで頒布しています。

http://koushincarfirm.work/shopbrand/9020/

更新綜合車両事務所の中の人でした!

ぜひ公式ホームページにもいらしてください!
http://koushincarfirm.work


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?