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報酬を前払いしてもらえる仕事 プロ資格マニアの仕事

私はライターを続けてきたので、報酬は後払いのことが多かった。今は下請法があるので、初稿納品から60日以内に支払ってもらえることがほとんどだけど、過去には半年くらい支払いを伸ばされたこともある。

しかし、このところ「報酬は前払いします」といってくれるクライアントによく出会う。それはどのような場合か、ご紹介する。

Webサイト改善のご相談

個人事業主や、あまり大規模でない企業様のWebサイト改善に関するご相談が増えている。そして、経営者の方が、自分自身の判断のみでお金を動かせる企業様は、私がお見積りを出してから3日以内に支払ってくださることが多い。

こちらとしては改善のご提案をお出しするのに、おおむね5日くらいはお時間をいただいているので、ありがたく、時には申し訳なくも思う。

顧問業務

1か月あたり4万円~10万円といった金額をいただいて、特定の業務について様々なご相談に乗るという場合。こちらも通常は「1か月のご相談が一通り終わってから、請求書を発行する」という形が多いのだけれど、中には前払いをしてくださる顧問先もいらっしゃる。

「急ぎで何かをしてほしい」というご相談

先日、記事にした「取り急ぎ、コーポレートサイトの体裁を整えなければならず、〆切まで数日しか時間がない」というようなケースは、執筆の仕事でも前払いしてくださることがある。

前払いしてもらった報酬は「前受金」という負債

報酬を先払いしてもらうことは、資金繰りが楽になるという面でありがたいことだ。

ただ、こちらがクライアントに成果物を納品したり、サービスを提供したりすることが完了していない間、それは「前受金」という負債だ。ちゃんと仕事をして、売上が計上できるように取り組もう。

「前払いしますよ」と言ってもらえる理由

先に書いた通り、私は「報酬は後払い」という感覚が強いので、自分から「前払いしてください」とお願いすることはない(私が相手を信用できない何かがある、といった特殊な場合は違ってくる)。先方から「前払いする」といってもらえたケースは、次のような場合だ。

●見積りを出す段階で「依頼者ができるだけコストを抑えられるように」とこちらが真剣に考えていることが伝わった
●知り合いからの依頼で信頼関係がすでに出来上がっていた
●補助金や助成金の〆切に間に合わせなければいけない、などの事情があり、かなり急ぎの依頼だった
●初めにご相談をいただいてから正式な依頼に至るまで時間がかかった、などのクライアントが気を遣うような事態が生じていた
●クライアントがココナラやタイムチケットなどのサービスを利用してきて、前払いの感覚が強かった

「この人になら、前払いをしても大丈夫」という信頼関係を築けていることが一番の理由かもしれない。

前払いの仕事を受ける際の注意点

大事なのは「前払いをしてでも、この人に仕事をしてほしい」というクライアントの事情をくむこと。なぜそこまでして、依頼してくださったのかを考え、そのニーズを満たす仕事の仕方、お客様の望む成果物のことをちゃんと考え、それに応える仕事をしよう。

他の仕事と同じように「支払われる報酬の範囲内でできる仕事はどこまでか?」の線引きをすること。報酬の範囲を超えて仕事を依頼された場合は「これ以上は、料金を追加いただきます」ときちんと告げること。この点がお互いのために大事だ。

終わりに

報酬を前払いしてもらえることは、それだけ信用されていることの現れであり、嬉しく感じる。資金繰りも楽になる。

ただし、きちんと仕事をして成果物を納品するまで、そのお金は「前受金」という負債なので、きちんと管理し、仕事も仕上げなければならないことは、肝に銘じておこう。

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