過去問重視の私が過去問だけで戦えないとき 海事代理士試験の場合
資格試験の勉強において、私は過去問を重視します。「こういう人に合格してほしい」という主催者側の意図がもっとも強く表れるのが過去問です。何年分かの過去問を見るうちに「こういう問題が解ける人を合格させたいんだな」と分かるので、その部分を重点的に勉強します。
とはいえ、この方法が使えない場合があります。極端に自分にとって合わない分野や、勉強の初期になんらかの勘違いをして、その勘違いに気づかないまま長い時間が経ってしまった場合です。
私は海事代理士試験の出題範囲のうち、港則法が極端に苦手でした。配点10点のうち5点取れたらすごいっていうレベルで、1点しか取れなかったこともありました。
こういうときは、やみくもに過去問を解き続け、間違った解答を量産しても時間の無駄なので「その分野でわかることを1つでも増やす」「その分野が0点でも他の分野でカバーできるよう計画する」ことに取り組みます。
試験の直前になって「そもそも汽艇等とはなにか?」「特定港とは」という基礎知識を押さえても、得点には結び付かないかもしれない。でも、1つでもわかることがあれば、1点分得点できるかもしれない。
それなら、1点取れるかもという希望にかけつつ、他の分野の得点力を伸ばしてカバーできるようにします。
とはいえ、港則法の10点がまるまる取れないうえに、私は民法や商法の勉強もほぼ初めてなので、その科目も含めて他の得点しやすい科目でカバーするとなると大変です。
そこで、港則法の過去問を読み返し、3回以上出題されている分野について、各地の運輸局のウェブサイトでわかりやすい説明を探してプリントアウトし、勉強しました。また、自分の過去の回答を読み返し、特に何度も間違えている内容と正しい解答を見比べ、なぜ勘違いが起こっているのかを考えました。
地味な努力ですが、このことをしばらく続けると、試験の3日くらい前に、急に解けなかった問題が解けるようになり、まさに目の前の霧が晴れたような状況になりました。試験時にも「もう港則法が足を引っ張ることはないだろう」と自信をもつことができたのです。
「船舶のトン数の測度に関する法律」も、私にとってある時点までは苦手分野だったけど、総トン数や載貨重量トン数などの基礎用語についてわかりやすい資料を探し、しっかりと意味を理解しただけで得点できるようになりました。
令和2年、学科試験合格時の実際の得点状況は次の通り。
※印の科目は20点満点、他の科目は10点満点
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