スキマセキュリティ対策:危険性・リスクの高い詐欺SNS広告を見極め自分を守る
詐欺・不正請求・個人情報不正取得・悪用
危険性の見極めと巧妙に仕掛けられた罠を回避
SNS広告でおかしなものを見かけることは多いと思うけど、もし気になって見に行った場合は、登録や申し込みなどする前に最低限下記をチェック。
1.射幸心を煽る内容でデカデカと無料と書かれているタイプは規約に罠が潜んでいる可能性も。
TOPページ(ランディングページ)の〇〇無料に対して(ページ内では料金には一切触れていない)、規約では別の切り口で料金が書かれてる場合が有。
例:TOP:参加費無料 > 規約:販売価格〇〇万円
「参加費」は無料。だけど買わなきゃいけない何かは存在するということ。
こういう感じの利用規約見られたらすぐバレるタイプのやつは、フッターの特定商だとかのリンク文字が極端に小さいかったり、押しづらい場合が多い=気づかせたくないの表れ。
別に、実際に請求された際に払わなきゃいいじゃん。って話ではあるけど、対面で参加するタイプのものだったりすると精神的負荷をかけられ断れないなどの状況に追い込まれることも。そもそも、事前に危険性を感じるものには手を出さない。最低限調べる。それで回避できるのであればそうすべき。
2.特定商取引ページなどが画像
検索バレ対策。最近ではミンネ、BASE、Creemaなど簡単に個人がオンラインショップ展開をできる事もあり一概に悪とも言い切れない。販売サイトによっては「名前や住所を知られたくない」「スパムメール対策」という観点からから画像で掲載する一般ユーザーも多いのが実情。
ただ、これらの手法は古くは出会い系、ワンクリック詐欺業者等の常套手段。こういったケースの場合、代表者名を女性にする事が多い。(安心感を与えるため)広告内容に少しでも怪しさを感じた、これ女性が運営してるの・・・?と違和感を感じて、尚且つ特定商取引が画像の場合は注意した方が良いかもしれない。
このケースは住所や代表者名をググられたくない過去がある。もしくは 今後への対策。今回をやり過ごせば次回も同じ会社情報が使えるなど。
めんどくさいのは分かるが、代表者名、住所や電話番号などを調べるだけでもリスクは大幅に激減する。
3.規約・特定商取引ページなどが極端なレイアウト崩れ、もしくはコピペしづらい。
スマホ画面からページがはみ出していたり(スクショ対策)、無意味に全文センタリングしてたり、コピペしようとしてもズレてうまくコピーできなかったり。
これも検索されたくない意識の表れ。
またこの場合は、そっちに意識を集中させて他のトリックに気づかせないためだったりも。
例:二重規約の可能性。読みづらい、検索で調べるためにコピーしようとしてもうまくコピーできないなどの場合、文章中にこっそりアンダーライン無しで追加規約にリンクを貼ってある場合などがある。
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4.文脈がおかしい
よくわからない言い回しや、やけに遠回しな言い回し、不自然な文章の場合、核となるポイントをこっそり盛り込む事によって気づかせないための対策の場合も。
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こらへんを頭に入れておくと、パッと見で危険性の判断ができるようになる。デザインがしっかりしてるのに、1みたいにフッターリンクだけ極端に小さいとか、規約ページに移動したとたんにメチャクチャなレイアウトだったりなど、デザイン的な格差の有無は気にすべき。そもそも、利用規約や特定商取引、プライバシーポリシーなんてのは基本文章並べるだけで済むわけだから、レイアウトの崩れようがない。
LP制作の際は外注なんかも多いので、規約や特定商だけ自分で作ったため格差があるっていうケースもあるとは思うけど。
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ちょっとそれるけど、逆に言うと、
最終的にコンバージョンに繋がらないのはそれが理由かもしれない。
せっかくLP作って広告出稿するのであれば規約や特定商取引にまで配慮が必要。LP内ではあーだこーだ購買に繋げるために頑張っているのに、そんな理由でページを閉じられたら水の泡。
詐欺広告やらが蔓延しているこの時代、コンバージョンにつなげる最終的な鍵はこのあたりにあるのかもしれない。
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最後に、これ重要↓
万が一詐欺的なものにひっかりそうな場合、それを通報しようと考えた場合に、「トラブル無料相談」「〇〇相談センター」「詐欺サイト撲滅」などのリンクが張られていても絶対に相談してはいけない。
それは二重詐欺の可能性が高い。
せっかく広告の不審点に気づけたのにも関わらず、正義感の強さの余り結局個人情報を渡してしまう事になりかねない。
このケースは提携している探偵社への誘導だったり、広告出稿元の自作自演サイトという可能性が高い。
・正規の相談センターへ相談させないための予防策。
・あわよくば個人情報の不正取得したい。
・そもそもそちらへの誘導が目的だった。
などが考えられる。
そういう事を平気で行っている様な相手であれば、渡した個人情報は確実に悪用されるだろう。
広告内容が悩みに関するものなどネガティブなものであれば、変な弱みを握らて身動きできなくなる可能性も。
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ググって通報も罠にハマる可能性あり
絶対おかしい!との思いから、その企業名、代表者名などでググった場合、このサイト・広告は危険!と悪徳業者として取り上げているサイトに出くわすことがある。
そのサイトにたどり着いたあなたは何を思うだろう?
「あーー!やっぱり悪徳業者なんだ!気づいてよかった!騙されるもんか!このサイトで紹介されてる相談センターに通報してやる!」
それは第三の罠かもしれない...
「特定の企業名 + 悪徳業者」「特定の企業名 + 詐欺」だとかのキーワードであれば、簡単に検索結果上位に表示することが可能。結局どうすればいいかと言うと、通報する際は、
広告掲載されていたSNSの広告枠から直接スパム通報。広告が見つからないようであれば運営へ連絡。
これが一番安心。
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今回この記事を書いたのはTwitter、インスタグラム、Facebookでそういった広告を目にしたのが理由。こういう目線で広告を見ていると、びっくりするくらい多くの詐欺広告が存在する。最低限この辺りだけでも気にする様にすると、かなりのリスク対策となると思うのでご注意を。
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