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【番外編】ヘルプマークをもらった話|ぽんずのつぶやき

夜分遅くにこんばんは。
ぽんずのつぶやき、ぽんつぶのお時間です🐼

最近ヘルプマークをいただいてきました。
諸々の葛藤を経たうえでの行動だったので、今回は番外編としてそのあたりのお話をします。


他者のサポートを要するということ

今のところいつでもどこでもサポートが必要なわけではなく、地元に戻ってきてからは基本的に自宅と病院を車で行き来するだけなので、家の外ではそれほど意識せずに済んでいます。
ただ、たまに都会に行く機会があって、特に電車に乗ったときにちょっとしんどい思いをすることがありました。

正直な話、ヘルプマークを自分が持つというのは抵抗がありました。
そもそもこれまで電車の優先席に座ることはなかったし、
『このくらいの不調で…』
『世の中にはもっとしんどい体調の人がいるはずだし…』
『見た感じだと不調があるとわからない分、まわりはどう思うんだろう』
など余計なことまで考えてしまったのも事実。

今思うとこれ、自分の不調を蔑ろにしていたとも言えますね。
病気になった自分自身のことをなかなか認められなかったのも要因の1つなのかもしれません。

今回気持ちが固まったのは、実際に生活が回らない経験をしたからだと思います。

手が使えない、思うように歩けない。
この状態で誰かのサポートを借りられないのはかなりきつい。
サポートしてくれる家族もいつもそばにいるわけではないし、家族と離れて好きなように過ごしたいときもある。

今の私でも望める生活(基本は地元+調子が良いときには都会へ出かけて職場へ行ったり飲みに行ったりする)を叶えるためには社会的なサポートを受けられた方が助かる、と思ったことから動けたのかなぁと感じています。

ヘルプマークをいただいて変わったこと

実はまだ一歩踏み出せず使っていない状態です。
何かあったときのお願いメッセージを考えるところまではしましたが、その後は何も動けていません。まっさらな状態で大事に持っているだけ。

でも心の持ちようとして変わったところがあって、見えるところに付けていなくても持ち歩いているだけでちょっと安心できるようになりました。
お守りみたいな存在になってくれているのかな。

見えるところに付ける勇気がないのは、やっぱりまだ『これくらいで…』とかそういう気持ちが自分の中から拭いきれていないからなのかなぁ。

必要以上の我慢はしなくて良い

これを書いていて思い出したことがあるので、少し脱線するかもしれないけど紹介させてください。

私の性格上、人にヘルプを出すのがあまり得意ではありません。
どちらかというとひとりでパワープレイする方が楽だし、これまでそういう選択をしてきたタイプです(社会人になって非常に苦労しました)

前の病院で点滴を受けていたとき、お医者さんが針を刺してくれてその後看護師さんにバトンタッチするという流れでした。
私の腕、血管が奥まっているのでなかなかやりづらいそうですが、それにしても針を刺すのが下手くそな先生が多くてほぼ毎回嫌な気持ちでした笑
(多いときだと3回失敗して、最終的に看護師さんが一発で成功させてくれたこともありました…)

先ほど書いたように私はヘルプを出すのが下手なので何も言わず耐えていましたが、思い切り顔に出るタイプなので看護師さんにはバレバレ…。
『1回失敗されちゃったら(看護師さんに)すぐ代わるよ』と声をかけていただいてしまうくらい、サポートに対して完全に受け身姿勢でした。

ある日、針を刺すところまでは良かったのに血管から漏れてしまっていて腕がものすごく腫れたことがありました。
最初はなんか痛いなぁくらいに思っていたけど、このくらいで看護師さんを呼ぶのも変かと思って寝て待つことにしたんです。
ところがどっこい、痛くて眠れない…だんだん腫れて熱を持ってきている気がする……。
これはまずいのでは…と思って、ドキドキしながら初めてのナースコール。
私の腕を見て『痛いでしょ!!何でもっと早く呼ばなかったの!!』と看護師さんにちょっと怒られてしまいました。その後『特に今は人を頼って良いんだよ。いっぱい優しくされて良いんだから、頑張りすぎなくて大丈夫だよ』と。
もーーー大泣き。アラサーなのにすみません……

これ以降、このくらい…とか思わずにサポートを受けよう、せめて医療の場では!!と思っていたのに、先日またしてもやらかした私。学ばない…。

辛くてもうだめだ!!!と思って泣きながら病院に電話したけど、本来ならそうなるちょっと前(いつもと違うかも?と感じるくらいのとき)にヘルプを出しておくと良いんでしょうね。
もうだめ!やばい!とパニックになるレベルだと、サポートを受けるにしても選択肢が限られていることがあります。
どのタイミングでどんなサポートを受けるかって好みもあるでしょうけど、後へ後へ引きのばした結果自分が損をする可能性があるのは頭に入れておきたいですね(自戒です…)

社会に出ると多少我慢が必要というか、感情や思いの表出の仕方とかを考えないといけない場面って多いと思いますが、客観的に見てサポートが必要だろうとわかる状態だったりちょっとでもしんどさを感じたりしたときにはまわりに頼って良い、というか頼るべきだと思いました。

いざというときのために、自分が持っているサポート資源を洗い出しておくと良さそうですね。

以上、ぽんつぶでした🐼

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