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柴山 晴
2024年4月4日 06:54
ふた親とも若くて貧しい。 最初の東京オリンピックが終わった辺りの頃だ。 そんな両親の子であるSH君の二カ所目の住まいは東京西郊の、川が流れる織物工場街の仮住まいだった。 父は九州の片田舎から出て法曹を目指して夢破れ、東京郊外の市役所勤めだ。母もまた名主の家だが東北の寒村から、これまた郊外の有力者宅の住み込みで花嫁修業に出たところを父となる人とめぐり合う。 父という人は先祖は藩士だった
2024年4月3日 06:51
おはようございます🙏 今日は高校時代に属した吹奏楽部について、後輩のKA君との関わりを書いてみたいです。 とは思ったものの、一日や二日で一気呵成に書けそうなテーマではないので、ここではその予告編・アイデアノートの端書きに留めさせてもらいます。 KA君の視点で書いてみたかったのですが、人の境遇なんて想像しきれるものでもありませんし、結局「私小説」を群像劇のような、分散和音が最後に和音の