たれながしの社会学

社会学部出身のkouとharuの2人が ただただ「好き」を垂れ流していくブログ。 🦊…

たれながしの社会学

社会学部出身のkouとharuの2人が ただただ「好き」を垂れ流していくブログ。 🦊kou:社会人1年目、一人暮らしの男の子。いつも90年代の曲を歌って、その命を繋いでいる。 ☀️haru:子供服屋さんで接客。同じく一人暮らし。高い服を買ってしまうがために収支はいつもマイナス。

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最近の記事

「結婚」の温度

「高校のときに会った、他校の人、らしいな、相手の人」 24になる年。徐々に友人や知人の結婚報告をSNSで拝見する日が増えていく。 何でも今、若い人同士の結婚が流行ってるらしい。 「でも俺、仮に今結婚したとしたら、幸せになれる気がしないよ」 冷たい雨の降る夜だった。 ひとり寂しいからと、まるで恋人のようにタクヤから電話をかけてきた。低く重たい声は、この時間に聴くと、どこか懐かしいような、安心感がある。 それはどうして?タクヤなら幸せな家庭を築けそうだけどな、とあえて感情を

    • ☀️ フリーターの今日(4)

      一人暮らしを始めてから半年が経った。 相変わらず部屋のものは増えず、好きな服も、買っては売ってを繰り返すから増えず、 気分で買ったブックオフの100円小説たちは読まれないまま空虚な知識としてインテリアとなった。 転職、と言ったら少々格好がついてしまうのだが、ダブルワークのフリーターから職場を変え、契約社員になった。 平均して週2.3の洋服屋での仕事は、とても貴重な経験となった ミスばかりで、接客の質も一向に高まることがなかったが、 いつも俺は周囲の人々に恵まれる。

      • 🦊 とんかつ うえはら

        溜池山王駅から歩いて3分のビルの地下に その店はある。 とんかつ うえはら。 昭和のにおいをそのまま残した雰囲気ありすぎる店構え。 ビルの地下がミニ商店街になっていて、どの店も年季が入っていた。そのほとんどのシャッターが降りていた。 中に入ると、店内は10〜15名くらいが座れるように席が用意されていた。 客はおらず、70代〜80代くらいの男性が、ひとりいた。 「はい、いらっしゃい、壁のこれメニューね、席はどこでもいいよ、テレビ、見えるところ座りなよ」 僕はテレビが見え

        • 🦊 ブルーハワイ味【short】

          ブルーハワイ味って、なんの味なんだ? これはもう6歳くらいからの永遠の謎。 なんかのフルーツの味?なのかとも思うけど、 なにかはわかんない。 見た目が大抵鮮やかな青だから、 ケミカルなイメージがある。 多分体に良くないんだろうなってことしかわからない。 こういう、「馴染み深いけど味の正体がわからない味」ってある。 バニラもそもそもなんなのかよく分からない。 バニラって花なのか?実?わからん。 言葉で説明できないし。 もの自体はわかるけど、意味がわからないので言うと、「

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        • ☀️ haru
          7本
        • 🦊 kou
          11本
        • 【short】シリーズ
          0本

        記事

          🦊 ハロウィン月間【short】

          10月。ハロウィンの月です。 ハロウィンの渋谷とそこに集う人達は好きじゃないけど、ハロウィン自体は好き。 特にハロウィンの音楽がとても好き。 「The Nightmare Before Christmas」の劇中歌、 「This is Halloween」がベタに好き。 この曲、マリリン・マンソンがカバーしてるのには驚いた。 ハロウィンっぽい曲調というと、ホラーでダークな雰囲気で、恐ろしいけど楽しげみたいな感じかと思う。 これは曲の中に半音が多数入れ込まれる事で発生する

          🦊 ハロウィン月間【short】

          ☀️ フリーターの今日(3)

          職場を出たのは夜の9時で、外はすっかり秋の涼しい空気に、 とはいかず、生温くて、じっとり、まではいかなくともしっとりとした温度に包まれた。 今年の9月は何を考えているのかよくわからない。 寒い日もあれば、夏を取り戻したかのように長袖なんてとても着れないような暑い日もあり、 とにかく生活が難しい。 駅まで歩いて12.3分、乗りたい電車は9分後。 俺あるあるである。 中学のときに陸上部長距離専門であった「過去の栄光」を美化し続けた結果、 移動手段は「歩き」よりも「走

          ☀️ フリーターの今日(3)

          🦊 僕は墨汁

          僕は、「強制」される事が何よりも嫌いだから 歌いたくもない歌を、バスとかいう訳の分からない低すぎる音階で歌わせられる、合唱コンクールが大嫌いだった。 高校2年の、音楽の授業内で合唱練習をした時のこと。 ズラーっと音楽室に並んで、前で音楽の先生が指揮を取る。小麦色のいやらしい髭を生やした中肉中背の男。 全く、ただの素人の子供に指揮をすることになぜそこまでウットリ…とできるのか?と疑問に思うほど、自分に酔っているのがわかる表情で指揮を取る。 そんな先生が面白くて、友達に小声

          🦊 JOJO② スタンドについて

          ①では、ジョジョの概要を語った。 僕の思う、ジョジョを構成する重要な要素を挙げたつもりである。 しかし、概要として書くにはウェイトが重すぎるがゆえ、①で言及していない、構成要素がある。 それは「スタンド」である。 △スタンドとその本体 例 スタンドは、ジョジョ3部から8部まで登場し続けている概念である。 スタンドとは、いわば超能力が形として現れたもので、その多くが人型として現れる。 基本的に超能力使用者のすぐそばに「立ち現れる」ことから、スタンドと名付けられた。 (7

          🦊 JOJO② スタンドについて

          🦊 JOJO① ジョジョとは

          「ジョジョの奇妙な冒険」 僕がジョジョに出会ったのは小学6年〜中学生1年くらいの頃。 友達の家に当時出ていた8部の1巻までの全巻があって、ちょこっと読んでみたのが始まりだった。 初めて読んだ感想は、「気持ち悪い」だった。 とにかくそれまでに自分が見てきた、ナルトだとか、ドラゴンボールだとかとの絵とは違った。 怖いもの見たさというか、 グロいけど見てみたい、みたいな。 ガソスタの匂い、臭いけどもう一回匂ってみる、みたいな。 そんな感じで、ジョジョは僕少年の指をめくらせた。

          🦊 JOJO① ジョジョとは

          ☀️ 服へのアプローチの軸がやっと分かってきた(気がする)① 「服が好きか、ファッションが好きか」

          ファッションに興味を持ってから約6年、 「服」を好きになってから約3年、 貧乏なため、いろんな服を着てこれたわけではないが、 生活にインターネット環境があったおかげで色々な洋服を調べることができた。 今振り返ると、実に幸せだ。 欲しいと思った洋服が買えないことに嘆いていた過去の自分が恥ずかしくなるほど、 インターネットがあること、現代社会に生きる人々の「当たり前」を幸せに感じる。 洋服に興味を持つ人には様々な種類がある。 と思う。 別に服飾学校に通うわけでも

          ☀️ 服へのアプローチの軸がやっと分かってきた(気がする)① 「服が好きか、ファッションが好きか」

          🦊 エドの新アルバムが「=」だった

          エド・シーランが好き。まぁ世界中みんな好きだと思うけど。 盲目的に好きになった事とかは無いんだけど、気がついて振り返ったらいろんなシーンにエドの歌が居たなと気づく。 今でもほとんど毎日聞くし。 そんなエドが新しいアルバムを出すというから、見てみたら「=」だった。 えっ?「=」?=ってあの?イコール? エドについて、「あー、あのShape of youの人ね」とだけ思う人にはピンとこないかもしれない。 エドは、アルバム名を数学記号にしてきた。 1st アルバムは「+」

          🦊 エドの新アルバムが「=」だった

          🦊 ポップスミュージックの洗脳

          ドルチェ&ガッバーナでお馴染みの「◯水」、 人気アニメ主題歌「紅◯花」、 ドラマ主題歌として有名となった「pre◯ender」、 その他にも「ドライ◯ラワー」、「◯に駆ける」、「◯っせぇわ」などなど…。 上記の曲たちを、僕はYoutubeやストリーミングアプリ等で自分の意思で「再生」したことはない。その再生ボタンに指先を伸ばしたことはない。 CDを買ったことももちろんないし、TSUTAYAでCDを借りたこともない。(懐かしいね、TSUTAYAでCD借りた平成初期。) しか

          🦊 ポップスミュージックの洗脳

          ☀️ フリーターの今日(2)

          バイト先の最寄り駅から数分歩いたところに、 その地域で最も安いであろうスーパーがある。 一人暮らしを始めてから地域のスーパーはくまなく確認し、また実際に各地で買い物をしてみたが、 そこが1番安い。 ダントツ、飛び抜けて、他の追随を許すことなく、ほど段違いに安いわけではない。 総合的に、全部ちょっとずつ結構安いのである。 恥ずかしい話、一人暮らしをするまでは 本当にお菓子コーナーとお惣菜コーナー、アイスコーナーにしか興味がなかった。 それが今では、 1番好きな

          ☀️ フリーターの今日(2)

          🦊 Black Spider-Man その②

          “Black Spiderman”は、人種や宗教、性趣向、家庭環境などを起因とするあらゆる差別からの解放を叫んだ歌である。曲名には、「スパイダーマンが黒人だったって良いじゃないか」という思いが込められている。 その歌詞には自身の幼少期の状況も歌われている。 Momma don't love me Daddy don't love me Wonder why I drown in the bubbly ママは俺を愛さない。 パパも。 何でこんなに苦しいんだろう。 人種

          🦊 Black Spider-Man その②

          🦊 Black Spider-Man その①

           世界的なヒーローの代表、スパイダーマン 日本でも、その知名度と人気は長い間高いままではないだろうか。  スパイダーマンの歴史を、かるーく振り返ってみよう。 1962年、『Amazing Fantasy』#15にて初登場。以降熱狂的な支持を集め続けている。 漫画、小説、映画、ドラマ、ゲームなどあらゆるメディアで人々に消費されてきた。 特に今回は映画に注目してみる。 2002年 『スパイダーマン』 2004年 『スパイダーマン2』 2007年 『スパイダーマン3』  主演ト

          🦊 Black Spider-Man その①

          ☀️ フリーターの今日(1)

          起床(AM6:30)。 住み始めてからあっという間に2ヶ月が経ったこの部屋は、朝の日差しを過度に受け入れるから、 どんなに遅くまで起きていたとて、その手を抜くことはなく俺の目をこじ開ける。 もう何回、「まだ6時かよ、、、」と『意識』しただろう。 おそらく、「爪伸びたな」、「頭痛いな」、「トイレ行きたいな」など、人生で1万回以上『意識』したことのある感覚と競るほどに、 6時台の起床が日常化してしまった。 いいことだと思うようにはしているが。 今日のバイトは12時から

          ☀️ フリーターの今日(1)