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ランサーズ でのインターンを振り返って

はじめに

8月10日から9月22日までの約1ヶ月間、クラウドソーシングサービス『Lancers』を運営するランサーズ株式会社でインターンをしてきました。

Wantedlyにて求人を発見して応募し、面談のなかで「まずはインターンとして少しやってみないか」というお話をいただいたのがきっかけです。

今まではエンジニアのインターンがメインだったようですが、デザインチームの強化に伴い今後は新卒やデザイナーインターンの受け入れもしていこうと考えているようなので、この記事を読んで気になった方は検討してみてはいかがでしょうか。


さて本題へ。私がこのインターンでしたことですが、

・『Lancers』を使ってみて、UI /UXの課題を発見する

・発見した課題に対して改善案を自分なりにまとめて提案する

・型式や方法は全て自由

です。
かなり自由度が高く、進め方や課題の発見の仕方なども指定がない、全て自分で考えて進めるというものでした。

この記事では私が感じた会社の雰囲気なども含めて、1ヶ月間で学んだことについて書いていきます。

1. ランサーズで感じた自由さと難しさ

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自分らしい働き方を推奨しているランサーズでは、リモートワークを積極的に取り入れていて、中には北海道などの遠方からリモートで出勤している方もいるという話を聞きました。オフィスに出社するのが何ヶ月ぶり、というデザイナーの方もいます。コロナ禍でこのような取り組みに力を入れているのは良いなと感じました。

インターンに関しても週〇日出勤しなければならないなどの厳しい決まりはなく、私の場合は週2〜3日という変動型で授業に支障が出ない範囲で出勤していました。

また、コロナ禍に限った話ではなく、一人一人が真に力を発揮できる環境で働くことができるのは魅力的ではないでしょうか。インターンの私も出社は最初だけでほぼリモートでこのインターンを終えましたが、出勤日には毎回デザイナーチームの方とのオンラインミーティングに参加していました。オフィスにも数回顔を出すことができたので、少しですがどんな会社なのか目で見て感じることもできました。

働き方の部分で感じたのは、自由な環境だからこそコミュニケーションが大切で、気になったことはSlackやミーティングの際に積極的に質問をするべきだということ。(業務内容だけでなくもっとコミュニケーションを取れば良かったと反省...。)

2. UI/UXの課題発見と抽出

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私は今までちゃんと『Lancers』を使ったことがありませんでした。クラウドソーシングサービスに触れたこと自体はあったため、ユーザー目線で課題発見ができればと思って取り組みました。

しかし、実際に触れてみると機能や項目は膨大な数であり、どこから課題発見すれば良いのやら...と迷ってしまいました。とりあえずテスト環境で片っ端から色々触ってみると、細かい気になる点が見えてきました。まずはそれらをMacのメモ帳に書き連ねていくことにしました。

(インターン期間のうちにかなりの時間をこの課題発見の時間に使ってしまいました。もう少し改善案の作成に時間を残しておくこともできたのかな、と今になって思います。)

一通りLancersを使っていろんな機能に触れたあとは発見した課題の抽出です。自分なりに発見した課題の中から「特にこれは改善したい」と思うものをピックアップしました。1ヶ月という限られた期間で改善案を出すところまで終える目標だったためこのようにしました。

結果、その中で私が選んだ課題は
スキルを出品した後の画面UIについて でした。

3. 改善案の作成とプレゼンテーション

改善案はFigmaというツールを用いて作成しました。このツールはUIデザインをする際にプロトタイプが作れるというものです。


今回の改善案を作成する際に注意する点としてアドバイスされたのが「なぜそこに注目したか」と「なぜそれを変えようと思ったのか」をしっかりプレゼンできるように、ということでした。どう改善するかはもちろん大切だけれど「なぜ」の部分が一番大切だと言われましたが、この時はそこまで「なぜ」を重要視する理由があまり理解できていませんでした。

プレゼンをする当日、「スキルを出品した後の画面UIについて」Figmaでまとめた改善案を発表しました。使い慣れないツールながら、下の画像のような資料をなんとか完成させました。

改善案_UI_UX_02

フィードバックを受けた際に指摘を受けたのは主に次の点でした。

・どうしてそこに注目したかの説明が弱い
・もっと広い視野でUI/UXを考えられると良かった(特定の機能ではなく全体の流れのような考え方で)
・プレゼンが文字ベースになってしまっているので工夫があると良い
・ユーザー目線で改善案を提案できたのは良かった

特に「どうしてそこに注目したのか」という部分は「なぜ」の説明であり、これを説明できないと他の社員の方々の納得を得られない、という話を聞いた時は「なるほど」と思いました。
自社サービスの場合は会社で一丸となって協力して作り上げるものなので、特にこの考え方が必要になるんだな、とここで納得しました。

また、元のデザインをした方がどういう意図で今のデザインにしたかという視点が抜け落ちていたことに気付かされました。

4. 一ヶ月間のインターンを振り返って

1ヶ月という期間は思っていたよりもあっという間でした。基本的にオンラインでの作業だったためSlack上でのコミュニケーションの難しさを感じ、迷惑をかけてしまったこともあったかもしれません。
振り返ってみて、私がこのインターンで学んだことは以下になります。

・自由だからこそ自分で考え計画し、行動することが大切
・デザインをする際は「なぜ」「誰のため」「何のため」を常に考える
・プレゼンは見聞きする側のことをもっと意識することが必要

これらはUI/UXデザインだけでなくクリエイティブ全般、そして普段の生活においても役に立つ知識だと感じました。特に「なぜ」「誰のため」「何のため」を常に考えるということはデザインをする上で必須であり、デザインとアートの大きな違いもこの部分だと思います。

短い間でしたが、ランサーズでインターンをしたことで学べたことがたくさんありました。また、一緒に働かせていただいた方々は皆さん優しくて安心して働くことができました。
ここで学んだことを今後に活かすためにも、これからさらにデザインの勉強を頑張ろうと思います。
(専攻してるグラフィックデザイン以外にも、映像制作とかイラスト描いたりとか自分のホームページのデザイン更新したりとか、卒業までにやりたいことは全部やっていく予定...)

ありがとうございました!


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