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不定期更新!文芸コンテスト発表情報ニュース!(2024/4/12版)

文学賞発表情報

 昨年秋頃に締め切った文学賞が、この春、ぞくぞくと発表になっています。
 今年の2月までさかのぼり、メジャーな文学賞の結果をお知らせします。

第18回小説現代長編新人賞

 応募総数は1163編。塩田武士、中島京子、凪良ゆう、宮内悠介、薬丸岳の5氏の選考により、下記のように受賞作が決まりました。 発表は「小説現代」2024年3月号にて行われています。

大賞
「転びて神は、眼の中に」桜井真城

桜井真城
1979年、岩手県北上市生まれ。明治大学法学部卒業後、会社員をしながら小説を書き始め、出産・育児のため執筆を一時中断、久しぶりに再開させて受賞作を書き上げた。 受賞作は江戸時代初期の奥州を舞台とした時代小説。6月の刊行時にはタイトルを変更予定。

第15回小説野性時代新人賞

応募総数は614編。冲方丁、辻村深月、道尾秀介、森見登美彦の4氏による選考の結果、下記のように決定しました。

受賞作
「海賊忍者」諏訪宗篤
「みずもかえでも」関かおる

最終候補作
「ふくふくいいめし」綿原芹
「多摩川スピードウェイ」彼方出

第34回鮎川哲也賞

応募総数は216編。2024年4月2日、青崎有吾、東川篤哉、麻耶雄嵩の3選考委員により最終選考が行われ、下記のように受賞作が決定しました。

受賞作
「禁忌の子」山口未桜

山口未桜(やまぐち みお)
1987年兵庫県生まれ。大阪府在住。神戸大学卒業。現在は医師。

最終候補作
「阿弥陀堂の殺人」佐渡翔
「琥珀色の告白」夜来風音
「禁忌の子」山口未桜
「深刻な幽霊不足」綺馬優月

第13回ポプラ社小説新人賞

応募総数は915編。1次選考で69編通過、2次選考では51編通過。今回は該当作なしでした。

新人賞
該当作なし

奨励賞
「モギサイの夏」志部淳之介

第129回文學界新人賞

応募総数2120編。青山七恵、阿部和重、金原ひとみ、中村文則、村田沙耶香の5選考委員による最終選考が行われ、受賞作2編が決定しました。
発表は「文學界」2024年5月号で行われます。

受賞作
「私は無人島」旗原理沙子
「日曜日(付随する19枚のパルプ)」福海隆

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