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ご機嫌とり

相手は誰かではなくて私であって、私のご機嫌を取ることは誰かのご機嫌を取るより難しいのは私が私だから私が満足しているかしていないのかをはっきりと確認できてしまうからで、中途半端なことでは騙されないぞと、どっしりと腰を据えているはっきりと考えていることがわかる私は他の誰よりもやっかいなのでした。
なにを考えているかわからないなんとなくの感覚での好き嫌いを感じている人に対してはなんとなくの好き嫌いを与えてみてなんとなくの人と他人とのやり取りの中で満足と不満足をやり取りできて満足であればそれはそれで完結するのだけれど私と私の場合はなんとなくという人と他人との余白みたいな甘えみたいなものはなくて、しっかりとした現実の、リアルの、とにかく世知辛いドライさみたいなものが指標になるから満足させるのに嘘がつけられないことに最近になってやっと気づいて、どうしたらいいのか四苦八苦していたけれど花を買って飾るといくぶん満足することを彼女は覚えました。

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