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真夜中-G

日曜深夜の閑散は以外。
夜の繁華街をさまようのはなんとなく入ったお店がそれほど混んでいないのに2時間制だったからの場合が多くて、急に放り出された人たちは右往左往する。どこにいくかと歩けばどこも混んでいるようだ。てくてく歩きながらやっと思いついたあのお店に行けば日曜日だけ早い時間に閉まっているパターンで時間が停止する。まだ帰るにはちょっと早い時間でもう少し話して帰ろうなんて言っていたさっきまでの時間はとうに遥か彼方に置き去りにしてしまっていることに気づきつつやっとお店に入る。
あまり慣れない街での夜の戸惑いは何歳になっても変わらないのは自分が一向に成長していないからなのか、そもそも自分はそういう星のもとに生まれているからなのかよくわからなくなりながらまたお酒を飲み始めてもうどうでも良くなる。きっとこの繰り返しなのだ。どこかに入ってしまえばそれまでの彷徨い道中のことは忘れてしまい、彷徨いへを起こさないことへの対策を考えることをしない。傾向と対策を備えておけばあらゆることにだいたい対応できる。はずなのだがまあいいやとそんなことはどうでもいいとまたお酒を飲む。
終電までもう少しの時間に店を出て、店に入る前より人が少ないことに気づく。あれ、こんなに人すくなるところなのかここ。思うくらいに人がいない感じ。今日は日曜日なのに、日曜日だからか、明日に備えて夜は家に帰るのだろうか。だからか、わかる。けど、日曜深夜の閑散は以外。

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