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近づかない距離

すぐそこにあるかのように考えてることが生きたいことが見えるけれどそれはずっとそこにあってもう何年も変わらない風景。私はそこまでの道を知らないようだった。

釣りをしているときにおじさんに言われた、見える魚は釣れないよ。という言葉がなぜか思い出された。考えていることと少し違うようだけれども同じような気がした。

いくつもの行きたい先がある。
そこに行くことはできるけれどもそれには条件がある。毎日なんとなく過ごすだけで無意識のうちに条件を達することもあれば、意識して努力しないと決して達成できないものもある。人はどうしてもその努力の先にある場所に憧れを抱きがちだけれど努力は嫌いで、こうして自分の人生の先にもそれはあると認識しつつ、遠くから眺めなながら先延ばしにして人生を終えていくのだと確信した。

あっさりすぎるほどにすぎる毎日はただただ怖い。

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