見出し画像

孔子曰く、「楽しむことが9割」(『論語』雍也篇)

今回取り上げるのは『論語』雍也篇からの名言。

之を知る者は之を好む者に如かず。
之を好む者は之を楽しむ者に如かず。
(知識として知ることは、それを好むことに及ばない。
好むということは、それを楽しむことに及ばない)

『論語』雍也篇

とあることを知識として知っているだけでは、それが好きな人には敵わないし、それが好きというだけでは、楽しんでいる人には及ばない、という意味です。

学問やその他の物事全般に言えることかもしれませんが、何事も楽しんだ者勝ちということですね。

あなたには趣味や好きなことはありますか?

最近、それらを楽しめていますか?

私は歴史や古典が好きです。

中国古代史や中国哲学だけではなく、日本の戦国時代や幕末、果ては神社の歴史などにも興味があります。

講談社学術文庫や中公文庫などから出ている関連書籍を買い集めるほどです。

読んでいると学びがあるし、何より楽しいのです。

漢字や文章の一つ一つから、当時の人の思いや情景が思い浮かびます。

それらの後世に与えた影響を考えると、歴史の不思議さやロマンも感じます。

そのため、私は歴史や古典に関して、「之を楽しむ者」でいられるのです。

楽しいからこそ、歴史や古典について発信してみようと思いました。

楽しいからこそ、学ぶことが苦になりません。

楽しいからこそ、毎日自然と頑張ることができます。

もしもあなたが

「何か発信したり、チャレンジしたいけれど、何がいいかな?」

と思っているのであれば、「自分が楽しいこと」から始めてみてはいかがでしょうか。

何事も最初はうまくいかないことばかりですが、楽しければ継続することができます。

継続すれば、確実に目標に近づくことができます。

之を知る者は之を好む者に如かず。
之を好む者は之を楽しむ者に如かず。
(知識として知ることは、それを好むことに及ばない。
好むということは、それを楽しむことに及ばない)

『論語』雍也篇

何事もそうですが、楽しみながら取り組んでいる人は成長が早いです。

悩んでいるのであれば、まずは楽しいことから始めてみましょう。


中国古典が初めてという方には、分かりやすい現代語訳・原文・解説で楽しく読める「ビギナーズ・クラシックス」シリーズがおすすめです。


サポートをいただけますと励みになります!いただいたサポートは資料の購入や執筆環境の整備などに使わせていただきます!より良い記事をお届けできるように頑張ります!