勉強嫌いから「東大王」に。そんな僕が考える、学力を伸ばす秘訣
東大王なのに勉強が嫌いだった。そう聞くと皆さんは驚かれるかもしれません。しかし小学生の時の私は、塾の宿題はサボるし、一日中ゲームばかりしているという状態でした。
ですが、人生で出会った「いい先生」たちのおかげで、勉強への抵抗がなくなっていき、開成学園から東京大学に進学することができました。
この経験から、学力を伸ばす上で「いい先生」と巡り会えるかどうかがいかに重要かを痛感し、理想の家庭教師サービスを立ち上げるに至りました。
本記事では、私がどのようにして勉強嫌いから脱却し、なぜ家庭教師サービスを立ち上げたのかについてお話ししようと思います。
筆者の略歴
まずは簡単に私の経歴をご紹介させていただきます。
このように、人生の大半を通じ、さまざまな形で教育業界に関わってきました。
「いい先生」とは
そんな中で、教育に関して以下のような考えを持つようになりました。
小学生時代〜家庭教師までの経験
勉強嫌いだった小学生(SAPIX)時代
小学生の時の私はかなり勉強が嫌いで、できればずっとゲームや外遊びをしていたいと思っていました。
親に塾の宿題をやるよう言われても、無視して外に遊びに行くこともしばしばでした。
小6の時にはゲーム機を段ボール箱に入れて封印することになったのですが、周りの友達がゲームをしているのを見るたびに羨ましすぎて血の涙を流していました。
そんな私でも受験勉強をある程度頑張れたのは、SAPIXで相性のいい先生に巡り会えたからに他なりません。「テストでいい成績を取ってあの先生をびっくりさせてやろう」というモチベーションがとても大きかったのです。
そのため、好きな先生に教わっている科目がどんどん得意になっていきました。
知り合いのお兄さんの一言で人生が変わった中学生時代
開成に入学した私は、新しく登場した英語という科目に苦戦します。中1の1学期の中間テスト時点ではアルファベットのbとdの区別がついておらず、"bed"を"deb"と書いて母親を絶望させていました。
しかし、「やっと中学受験から解放されたばかりなのに、なんでまた勉強を頑張らなきゃいけないんだ」と苦手な英語を放置していました。
そんな中、中1の終わりに、知り合いの高校生のお兄さんからとある一言をもらいました。
「俺は小学生時代めちゃくちゃ勉強できたけど、英語をサボり続けたせいで今大学受験で死ぬほど苦労してる。悪いことは言わないから英語はやっとけ」
現在進行形で苦労しているお兄さんからの言葉は、中1の私に大きなインパクトを与えました。そしてこれを機に、私は鉄緑会に入り、英語の勉強を頑張るようになりました。
年が近く気の許せるお兄さんにもらったアドバイスだからこそ、抵抗感なくすっと受け入れられたのだと思います。この一言がなければ、英語を放置しつづけて東大にも受かれなかったかもしれないと思うと、お兄さんには感謝してもしきれません。
苦手だった数学が、高3の1年間で得意科目に
しばらく時は進んで高2の時、私はクイズ研究部という部活動に夢中になっており、鉄緑会の宿題もまともにやらない時期が続いていました。
その結果、高2の終わりの模試(高3の一年間のクラスが決まる極めて大事なもの)の数学で大失敗し、偏差値は40台でした。
しかし幸運なことに、高3の数学のクラスで、相性抜群の先生に担当してもらうことができました。この先生の教え方も男子校ノリも大好きで、苦手な数学の授業が全く苦ではなくなりました。
宿題をサボりたくなった時も、「この先生にガッカリされたくないな」という気持ちで毎週頑張っていました。
そして迎えた東大入試本番では、数学で89/120点(合格者平均が60点程度)という点数を取ることができました。
鉄緑会で学生講師内トップ評価に
大1の時には、鉄緑会の講師として英語を教えていました。
「生徒のやる気を引き出すためには、生徒と仲良くなることも重要だ」と考えた私は、授業の合間に必ず雑談を挟んだり、生徒が毎授業後に書くアンケートに長文で返信したりしていました。
すると、模試のクラス別平均点はトップクラスに、そして生徒からの教師評価は学生講師内でトップになることができました。
授業では基礎を何回も反復するという教え方をしていました。そのため、基礎が抜けていて伸び悩んでいた生徒は大きく成績を伸ばしてくれました。一方で、叱ることが苦手だったため、厳しく言わないと宿題をやらないような生徒はあまり伸ばせなかったなと感じています。
偏差値38の小学生を指導し、ラ・サール合格へ
大2になり『東大王』に出演し始めたため、鉄緑会の講師は辞めることになりました。そして、家庭教師として小6男子を一年間指導しました。この子は通っていた塾が肌に合わず、小5の終わりに受けた模試の偏差値は38と、かなり危機的な状況でした。
性格は比較的寡黙なタイプだったのですが、そうした子供からどこが理解できていないかを聞き出すのは得意でした。
また、勉強せずに遊びたい気持ちは理解しつつ、「勉強を頑張ると将来こんないいことがあるよ」というメリットを、実体験をもとに伝えられました。これも指導の上で良かったポイントかなと思っています。
そうして一年間指導を続けたところ、最終的に偏差値は60までアップし、無事第一志望のラ・サール中学に合格させることができました。
「教師ガチャ」の存在
こうした経験から、私は「いい先生」の大切さを強く実感するようになりました。
「自分の志望校に合格しているこの先生が言うことは間違いない」「この先生のためなら勉強を頑張ろう」といった思いは、生徒の学力向上に極めて大きく寄与します。
にもかかわらず、塾や家庭教師といった既存の教育サービスは「教師ガチャ」状態になっています。具体的には、以下のような問題が起こっています。
①先生の情報が見えない
例えば塾であれば、入会して実際に授業を受けるまでどのような先生に教わるのか分かりません。また、家庭教師サービスについても、プロフィールに掲載されているのは文字情報ばかりで、先生の人となりが一向に伝わってこないことが多いです。
②気軽に試せない
塾に入会する際は、入会時に数ヶ月分の授業料を払わなければなりません。また、家庭教師サービスも、同じ先生に長期間教わることが前提になっているものが多いです。
自分で起業してこの課題を解決しよう
このような課題を解決したいと思い、2024年3月に家庭教師サービス「ベストティーチ」を立ち上げました。
ベストティーチは、以下の3つの特徴により、運命の先生と巡り会えるようなサービスになっています。
①充実のプロフィールで相性抜群の先生が見つかる
写真や趣味、通っていた塾、勉強で苦労した経験など、多くの情報を先生のプロフィールに掲載しています。これにより、相性の良い先生が格段に見つかりやすくなります。
②1回から気軽に授業を依頼できる
気になる先生を見つけたら、1回から気軽に依頼することができます。その先生が良かったら定期的に契約することもできますし、別の先生を試してみることも可能です。
さらに、「塾の模試の直しを単発でお願いしたい」「苦手な単元を取り急ぎ克服したい」「英語の資格試験に向けて何回か授業をお願いしたい」といった柔軟な使い方も可能です。
③非常に優秀な教師陣
ベストティーチでは、東大・早慶・医学部を中心とした難関大学に通う学生のみを厳選しています。彼らは皆、自身の受験経験を通じて、効果的な勉強法やつまずきやすいポイントを熟知しています。それゆえ、生徒一人ひとりに合わせた質の高い授業を提供できます。
今後のビジョン
今後は以下のようなサービスを展開していく予定です。
終わりに
勉強が嫌いだった私を変えてくれたのは、たくさんの「いい先生」との出会いでした。
ベストティーチは、そんな運命の先生との出会いを多くの方に提供したいという想いから生まれたサービスです。
この記事を通じて、ベストティーチへの想いを少しでも感じていただけたら嬉しいです。もしよろしければ、記事のシェアやフォローで応援していただけると大変励みになります。「こんな記事を読みたい」「こんなサービスを作ってほしい」といったコメントもお待ちしております。
また、ベストティーチにご興味を持ってくださった方は、ぜひ公式LINEアカウントをご登録ください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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