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2022Jリーグチーム別考察#11 ~名古屋グランパス編~

 みなさん、こんにちは。
 各チームの新体制が発表され、ユニフォームやメンバーが続々と発表されています。
 今回は、2022シーズンの各クラブの戦力や目標を見ていきたいと思います。
 今回は、名古屋グランパス編です。
 なお、情報は全て2022年1月30日現在です。

クラブスタッフ

選手の移籍

スカッド評価

 ここでは、今シーズンの名古屋グランパスのスカッドを評価していきたいと思います。
 「継続性」以外の全ての項目で20点満点で評価したいと思います。
 評価した後に、理由を述べていきます。
 なお、点数はJ1 1位を20点とし、2位を19点…。18位は3点となります。
 「継続性」は監督の就任年数×3をしています。

スタッフ 13点
継続性 3点
GK 19点
DF 20点
MF 15点
FW 10点
合計 80点(4位)


スタッフ

評価:13点

 スタッフの評価は13点としました。
 昨シーズン、チームに固い守備を植え付け、リーグ最多の無失点試合を達成するなど、強固な守備をもとに非常に良い成績を残しましたが、条件面での折り合いがつかず、志半ばで監督を退任することとなりました。
 後任には、2021シーズン途中までFC東京を率いており、Jリーグでの経験は豊富な指揮官です。数多くのタイトルも獲得しており、前線からのハイプレスを持ち味をした、「ファストブレイク」が特徴です。FC東京時代は、前線のブラジル人トリオが、個の力で局面を打開する場面が多く見られ、チームとしての崩しは多くありませんでした。
 今期の名古屋でも、同様のことが予想されます。
 前線には、マテウス選手や相馬選手、柿谷選手などテクニックなどで局面を打開できる能力をもった選手が多く在籍しています。そのため、長谷川健太サッカーが浸透さえすれば、大きく低迷することはないでしょうし、戦力通りの結果を出せれば、ACL出場権獲得にも届くでしょう。
 経験豊富な指揮官でありながら、13位とした理由は、好不調の波が大きいチームであることが多いということです。

GK

評価:19点

 GKの評価は19点としました。
 守護神を務めるのは元オーストラリア代表のランゲラック選手でしょう。
 Jリーグのベストイレブンにも選出され、抜群の安定感でチームを後方から支えます。一瞬の判断や、セービング技術には定評があり、Jリーグトップレベルと言えるでしょう。
 控えには、渋谷選手、武田選手など実力派のGKが多く在籍していますが、すでにオーストラリア代表を引退しており、クラブでの活動に専念できるという点で、全ての力、時間を所属している名古屋グランパスへと注ぐことができ、多くの時間、複数のコンペティションをランゲラック選手を中心に戦うことがかのうになるでしょう。
 また、コロナ禍によって、開幕までに来日、合流できるかが不透明であることは難点ですが、実力派のGKが多く在籍しているので、別の選手を起用している時に「GKが弱点」となることはないでしょう。

DF

評価:20点

 DF陣の評価は最高評価としました。
 まず、昨季38試合で30失点というリーグ2位の守備、リーグ最多の無失点試合を誇った強力な守備陣に大きな動きはありませんでした。夏に、期限付き移籍で加入し、半年間主力として活躍したキム・ミンテ選手を完全移籍で買い取ることができなかったのは、一つ想定外というか、難点ではあると思いますが、代役としてセレッソ大阪からチアゴ選手を期限付き移籍で獲得しています。
 右サイドバックは昨シーズン同様、宮原選手を主軸としながら成瀬選手とうまくローテーションしつつ起用するでしょう。どちらの選手も、一定程度の能力は持っており、大きく見劣りすることはなくうまく併用できれば問題ないポジションであると思います。
 左サイドバックの主力は吉田豊選手でしょう。本当に、負傷離脱をしない、タフな選手で、複数のコンペティションを戦う中であっても、ほぼ全ての試合に出場することができる選手です。
 センターバックは、中谷、丸山の両選手が健在であれば、Jリーグ屈指の構成です。しかし、昨シーズンは丸山選手が負傷離脱によりシーズンの半分を棒に振ってしまいました。今期は、中谷、丸山、チアゴの3選手を併用しつつ、大宮から獲得した河面選手、若手の藤井選手がメインで起用されるでしょう。
 あとは、昨シーズン、FC東京で起きた負傷ドミノのようにならないことがポイントです。

MF

評価:15点

 MFは15点としました。
 長谷川健太監督のサッカーを遂行するにあたり、2ボランチは非常に大きな意味を持ちます。FC東京では、安部、青木という看板コンビがスタメンに定着して以降、欠かせない選手となりました。
 名古屋では、稲垣選手と鹿島から加入したレオ・シルバ選手がメインで起用されると予想しました。FC東京時代には、「未来のレオ・シルバ」という呼び声もあるアルトゥール・シルバ選手を獲得したなど、中盤のひとりとして刈り取りができる選手を使いたいようです。そのため、レオ・シルバ選手がスタメンではないかと予想しました。
 攻撃面での3枚は、サイドに強力な「個」を持っている選手を起用し、サイドからの局面を打開できるようにし、トップ下のポジションにリンクマンにもなれる「ボックスツーボックス」のような選手を起用するのではないでしょうか。

FW

評価:10点

 FWは10点としました。
 本来の戦力であれば、15点位は見込めると思いますが、シュビルツォク選手がドーピング検査で陽性反応が出てしまったことにより、いつ起用できるのか、いつ練習が再開できるのかも含めて全く不透明で、いないものとして考えた方が良さそうです。
 そうなると、サガン鳥栖から獲得した酒井選手(MF登録)や柿谷選手、金崎選手を中心に起用されると思いますが、最前線のポジションには「圧倒的な個」や「献身性」を求める傾向があり酒井、柿谷が中心となるかもしれません。

スカッド

予想フォーメーション

 システムは長谷川健太監督がよく採用する4-2-3-1と予想しました。

目標

現実的な目標は、「ACL出場権獲得」になるでしょう。
長谷川健太監督は、固い守備の上に強烈なカウンターサッカーを構築します。その過程で、マッシモ監督が作り上げためちゃくちゃ固い守備はサッカーの構築に必要不可欠で、一年目から躍進が期待できます。

最後に

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