おすすめTed Talk「自分にとって大切なことがもっと上達する方法」

自分にとって大切なことがもっと上達する方法

心惹かれるタイトルの講演ですよね。
10分程度でサクっと見られますし、本質を突いた内容で面白いです。

仕事でも家庭のことでも勉強でも、「もっと上達したい！」と願うときに大事なのは、闇雲に時間を費やすことではなく、
「学習領域」と「パフォーマンス領域」を適切に行き来すること
だと講演者は語っています。

「学習領域」では、自分がうまくできていないことにフォーカスし、その改善に努める。
「パフォーマンス領域」では、習得したことを使ってベストを尽くし、実践する。
……ということで、具体例がいくつか挙げられていますが、私が一番わかりやすかったのはビヨンセの例です。

ビヨンセにとっての「パフォーマンス領域」は、文字通り観客の前でパフォーマンスをするコンサートの時間。
ツアー中、彼女はホテルに戻ると「学習領域」に入り、その日のショーのビデオを見て、自分やスタッフがどうすればより上達するかを検討するそうです。
翌日にはその情報をスタッフと共有して、次のパフォーマンスに向けて調整を行うとのこと。

そういえば、以前こんなツイートをしました。

このツイートで言う「仕事として書くこと」が「パフォーマンス領域」で、「書くための勉強」が「学習領域」ということなんでしょうね。
つまり、「学習領域だけに留まっていても、十分には学べない」ということを私は体感してきたということなんだと思います。

講演者によると、ある仕事に就いた人が「自分は上達した」と自覚して学習領域に行くのを止めてしまうと、上達はそこで止まるそうです。
「パフォーマンス領域」で気づいた弱点をカバーするために「学習領域」に行き、「学習領域」で得たものを次の「パフォーマンス領域」で発揮する……というサイクルが重要、ということですね。

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