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小鳥書房のこと

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小鳥書房の本屋と出版社のことを、店主が綴っています。
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2021年3月の記事一覧

第1回小鳥書房文学賞 受賞作品のご報告

第1回小鳥書房文学賞の受賞作品(全12作品)が決定いたしましたので、お知らせいたします。審査員3名によるコメントもあわせてご覧ください。

募集期間:2020年5月〜11月 応募作品:全167作品

●受賞作品●
大石早州王『とりとめのない話』
小石創樹『ヒトリノハオト』
鞠子まりこ『鳴いて、そして香れば』
そーちゃん(福岡少年院)『元不良ヒヨコが大空へ』
多田長次郎『茶鳥のチャドリー、ヒ

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場を編集することは「出会いなおす」こと。本屋の50年を縁でつくれたら

場を編集することは「出会いなおす」こと。本屋の50年を縁でつくれたら

つい先日、かつて勤めていた出版社の先輩から、「落合さんは本をつくる人じゃなくて、場をつくる人だよね」と言われた。絶妙に真意を探りかねて「編集者として未熟ってこと…?」と落ち込んだけれど、そのひとことで「“場を編集する”って、どういうことだろう」と考えはじめ、最近ようやく答えが見つかりつつある。

場を編集するということは、人と人の関係をつくりなおすことだと思う。「出会いなおす」きっかけをつくること

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