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東日本大震災を思い出しました

東日本大震災について書きますので読みたくない方はご遠慮お願いします。 先日の地震、大きかったです。皆さん大丈夫でしたか?神奈川県の地元でも震度4、そろそろ寝ようかと思いながらテレビを見ていました。テレビで緊急地震速報が流れてから数秒後に、30秒以上続いた揺れ、揺れが収まると速停電になりました。 仏壇からローソクと懐中電灯を探し、家族はスマホの明かりで私のいる居間に降りてきました。イヤーイヤびっくりしたと。震源地がどこか?スマホでニュースを見る事が出来ず、しばらく家族でロー

「ノーモア・フクシマ」というとき

「恩寵」は返済困難な負債に今朝の中国新聞オピニオン欄にあった見出しが胸に響いた。 その内容はといえば、「核の平和利用」との謳い文句で全国に誘致された原発が、未来に夢を託せる恩寵どころか底なしの負債を生んでしまったのではないかとの痛烈な反原発記事だった。 東京電力福島第一原発が東日本大震災による津波でメルトダウンしてから10年。福島の復興は複雑な構図のなかで成果をだせずにいる。その原因はいうまでもなく、事故時から放出されつづけている放射能のために福島が「安心して住めない場所

吉祥寺で不思議な体験をした3月11日

昨日は、大槌町吉里吉里の吉祥寺ですごした。 13:00、鐘がなって、中庭にいた人たちが本堂前に集まってきた。 今日は密を避けるために、屋外での法要になっている。 読経が始まった。 青天でポカポカとしていて風もなく、 コートがいらないぐらい過ごしやすかった。 マイクを通していないからかすかにしか聞こえないが、 和尚さまがいい声でお経を読んでいる。 手を合わせて、目をつぶって、しばらくお経に耳を傾ける。 すると、しばらくして「ふわっ」と身体が浮く感覚を覚えた。 本堂の脇

郵便ポスト

こんにちは☁ こちらは、あいにくの曇り空です。 それぞれの10年、というタグを見て、語れることは少ないけれど、語ってみたいと思いました。 あの日、2011年3月11日の昼過ぎ。 私は、図書館からの帰り道を歩いていました。好きな本をいくつか借り、体調に波がある中、外出できた自分を褒めながらでした。 交差点を渡り、郵便ポストの近くを通り過ぎようとした時でした。 ぐわん、と世界が揺れた気がして、思わず、郵便ポストに手をつきました。 そして、あたりをきょろきょろと見渡すと

震災から見る故郷への愛

10年前の3月12日早朝。 騒がしい音で目覚めると、私の家から車で1時間半ほどの距離にある宮城県南三陸町に住む叔母夫婦が、慌てた様子で家に来ていました。 「家が流された」 「どういうこと?」 「津波で全部流されてしまった」 地震発生直後から数日間、停電や通信障害があったため、全国ニュースになっているほど地震の被害が甚大であることを知らなかった私たちは、叔母たちの言葉に混乱しました。 夏休みに毎年泊まりに行っていた、大好きなおばちゃん家が?? 家が流されるくらいの津波