堀 治喜の楼人日記

元手作り野球場DREAMFIELD管理人。ホーリー農園オーナー兼物書き。主な著書に『わ…

堀 治喜の楼人日記

元手作り野球場DREAMFIELD管理人。ホーリー農園オーナー兼物書き。主な著書に『わしらのフィールド・オブ・ドリームス』(メディアファクトリー)、『衣笠祥雄はなぜ監督になれないのか?』(洋泉社)、『初優勝』(プレジデント社)、『ズムスタ、本日も満員御礼!』(毎日新聞出版)など。

最近の記事

6.石丸の新著「吾往かん」を読む。

発売日再延期の裏で…「読む」とはいってみたものの、3月発売のはずが大幅に遅れたようなので、著書を読んでからという予定を変更して、現時点で想像できる出版の裏事情を大胆に読んでみることにしたい。 この著書は、当初は2月に発売されると予告されていた。ところが、それがこっそり3月に変更され、ここにきて7月末日に大幅に延期された。 タイトルについても『貫く力』とか『筋を通す力』とか、いくつかがネットにあがっていて、最終的には『吾往かん』に落ち着いたようだが、決定までかなり混迷したこと

    • 5.不可解な〝日本一〟騒動

       タイトルに「騒動」と謳ってみたものの、どれほどの国民がこの騒ぎを知っていただろうか。  プロ野球の日本一であるとか、初詣や祭りの動員数だとか、ビルの高さだとか、商品の売上高とか、自治体でいえば人口とか面積とか長寿とか、あるいは物産の生産高とか、いわゆる社会で認知され話題となっている『日本一ランキング』というものはある。  ところが、ほとんど認知されてはいない『自治体のYouTube公式チャンネル登録者数日本一争奪戦』というものが、一般にはほとんど知られないままこっそりと昨年

      • 4.痛すぎる〝でっちあげ市長〟

        「なんと申しましょうか…」  股間に硬球が直撃して苦悶する選手の痛みをこう代弁してファンの微苦笑を誘ったのはプロ野球の名解説者と評された小西得郎だったか、そのセリフを今しみじみと思い出している。まさに「なんと申しましょうか」な、笑うに笑えない滑稽な失態を安芸高田市の石丸市長がまたも私たちに見せてくれたからだ。  選挙時のポスター印刷代金を踏み倒すという「セコすぎる」案件で訴えられた裁判の控訴審で、一審につづいて敗訴した彼が全国民に微苦笑を誘ったのが去年の12月13日。皆さ

        • 3.虚飾からはじまった〝粉飾市政〟

          まずは前回までのおさらい。 自治体の首長という、一応は世間の範となるべき立場に選ばれながら、その選挙用のポスター代金の支払いを拒否しつづけた挙句(その間、被害会社には閲覧注意レベルの罵詈雑言をメールで送りつけていたらしい)に提訴され、その一審で偽証罪に問われかねない嘘でハンパな論破芸を試みたものの奮闘空しく轟沈して敗訴、それでもなお支払いを拒んで控訴したところが、あっさり棄却。世界的なアナリストだったとかの一部での風評も法廷では通用せず、「負けアナ確定!」を断じられ「再び審

        6.石丸の新著「吾往かん」を読む。

          2.「犬笛」に踊る実態の見えない〝応援団〟

          モチーベーションは怒りと恨み? 1.本件控訴を棄却する 2.控訴費用は控訴人の負担とする 12月13日、広島高等裁判所第202号法廷。 裁判長が定型の判決を言い渡し、石丸伸二安芸高田市長の控訴が棄却された。その間たったの数秒ほど。そのそっけないまでの時間が、この控訴審の意味の希薄を伝えていた。 一審で敗訴した被告の石丸市長は控訴したものの、9月27日の控訴審では即日結審。それは、あらたな証拠もなく第一審を覆せるだけの控訴理由も提出されず、審理の余地も必要もなく第一審の判決

          2.「犬笛」に踊る実態の見えない〝応援団〟

          「恥を知れ、恥を!」のブーメラン

          「三本の矢」故事の郷で起こった三者だれにも利のない騒動 「またドリームフィールドの話かよ」と笑われそうだが、本題は別にあるのでご安心を。 かつて10年余り遊ばせてもらったその野球場が安芸高田市高宮町にあったので、同市には地縁もあれば知人も少なくない。なので昨今話題というか社会問題にすらなっている同市長と市議会のバトル、対立騒動は他人事ではない。 当初は、居眠り議員を威勢よく諌める若手市長があらわれ、「これでいくらか行政が刷新されるのだろう」ていどの関心だった。ところがこ

          「恥を知れ、恥を!」のブーメラン

          告知

          遅いアナウンスになってしまいました。 「球場巡礼」の第1集がkindleでご購読いただけるようになっております。 1996年の夏。青春18きっぷを使っての九州北端3球場を巡る遠征の記録です。 まだホークスの二軍がホームグラウンドにしていたころの雁の巣球場。そこから海路渡った福岡ドーム。 そして翌日、ようやく参拝できた聖地平和台球場… 鉄路のリズムとともに懐かしい〝野球の匂い〟が漂ってくるのではないでしょうか。

          結論ありき 異論に耳貸さず

          上記のように中国新聞にしてはとんがった見出しのコラムが掲載されていた。 くだんの広島市立中央図書館の移転問題に関する今朝の記事だ。 投稿者はフリーの宮崎園子記者。 記事を要約してみよう。 昨年3月、広島市議会は現在中央公園の敷地内にある同図書館を広島駅前のエールエールA館への移転を含めた予算を可決したが、そのさい「十分な議論が尽くされていない」として、「A館への移転、現在地建て替え、中央公園内移転建て替えの3案を比較検討できる資料を作成し、議会、利用者、有識者などに説明し

          結論ありき 異論に耳貸さず

          noteの別冊を刊行します。

          noteの別冊で「球場巡礼」の公開をはじめました。 既刊の第1集、第2集につづいて続編もここで公開していきます。 きっと長い作業になることでしらょう。 よろしければ、同行二人で全国の野球場巡りを楽しみましょう。

          noteの別冊を刊行します。

          9月2日(金)

          ホーリー農園、けさの収穫はなし。これも「ボーズ」というんだろうか。 帰宅の姉を広島駅に送り、帰りに怪しいドリンクの追加分に度数50の古酒買って帰る。 夕方、古い女の人のリハビリと診断に付き合う。難行。 夜、「ブレードランナー2049」観る。二度目だが、さっぱわからん。

          9月2日(金)

          9月1日(木)

          ホーリー農園の収穫は「坊主」。 月があらたまって東京野球ブックフェア出品のための準備始める。 まず「近鉄バファローズ開幕スタメン名鑑」の編集から。 夜、「雨に唄えば」観る。 今にして傑作ぶりが理解できた。

          9月1日(木)

          8月31日(水)

          ホーリー農園。きょうの収穫は腐りかけのゴーヤと、いびつで小さいスイカ1個のみ。廃園近しの印象。 古い女の人が3回パスしていたデイサービスに久々に行ってくれた。 その間に、ほぼひと月ぶりに親父とリモート面会する。 「もうよく生きた」と、弱音を吐くのを姉が元気づけるテイのやりとりとなる。 戦時の応召のタイミング、商売の失敗からサラリーマンへの転身、大病からの復活と、人一倍運のいい男だと思っているが、最晩年のコロナによる不如意だけは同情を禁じ得ない。 しかしそれも、最後の最後には

          8月30日(火)

          ホーリー農園、きょう収穫はキュウリ1本とミニトマト2個のみ。 昼、姉と古い女の人の杖と椅子を下見に行って、モスバーガーする。 夜、フランス・イラン合作映画「風が吹くまま」観る。感情移入し難く居眠りしてほぼ全編見逃した。

          8月29日(月)

          今日も農園の収穫は、ほとんどなし。 もうすぐ枝豆はできそうだが、そろそろ秋の野菜の準備をしなくては。 古い女の人、クリニックでのリハビリを再会。送迎の車の乗降が難儀になっており、どこまで回復することやら。 夜、映画「MINAMATA」観る。 ジョニー・デップは南米に取材に行く記者役でも、日本に撮影に来るカメラマン役でも酒浸りだ。笑 水俣病を告発した意欲を買って余りあるが、抵抗運動のリーダーである真田広之の人物像が彫りきれていなかったのが惜しまれる。 この映画の公開に合わせ

          8月28日(日)

          ホーリー農園、きょうの収穫はソレナリ。 ピーマンだけは、いつまでも豊作だ。 昼に姉を交えて家族で会食。彼女のリクエストで2日連続で「お好み焼きパーティ」となる。さすがにグルテンの摂り過ぎで胃腸が拒否反応を呈する。 遅い昼寝したせいか、夜の眠気が安定せず、起きたり寝たりの連続。 車中泊する独居老人の映画「ミス・シェパードをお手本に」を、お起きている時間に間欠的に観たが、最後まで鑑賞できず。

          8月27日(土)

          「わしらのフィールド・オブ・ドリームス」英訳作業をはじめたので、きょうは「OFOD記念日」。 墓じまいに帰郷した友人と、ちがう友人宅で宴会する。 恒例のプレートお好み焼きで杯を重ねたのだが、その美味い事と言ったら、そこらのお好み焼き屋真っ青。