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御神鏡を祀る「鏡宮神社」さん。お参りしてほしい倭姫命ご巡幸地巡り伊勢市編 ことの葉綴り一〇四八

北斗七星こと、妙見さんのご縁日

こんにちは。二月八日(水)夕方になりましたが、暦から六曜は「赤口しゃっこう」でお昼前後が吉。十二直は「あやぶ」で、物事を危惧する日。何ごとも控えめにしてよし。婚礼などのお祝いごとは吉。二十八宿は「しん」で、婚礼などのお祝いごと、地鎮祭など建築に関する祭祀などご神事すべて吉の日。そしてご神事、お参り日和の「神吉日」です。

弘法大師さまがご創建された星田妙見宮(大阪府)北極星・北斗七星をご神格化した妙見様が、二月八日は、春に初めてご降臨する縁日で、一年の厄除け開運をお願いする「星祭り」がおこなわれます。

今夜は空を見上げて北極星探してみたいですね。

二月九日(木)の暦は、六曜は「先勝せんしょう」で、午前が吉。何ごとも先んじることで幸を勝ち取るとされる日。十二直は、物事が成立する「なる」新たなことを始めるのにいい日。種まき、引越し、旅行、開店開業、婚礼に吉。二十八宿は「かく」で、衣類の新調、旅行、建築、改修、結婚に吉の日。

二月十日(金)は、六曜は、何事も勝ち負けのない「友引」で、朝と夕が吉。十二直は「おさん」で、物事を納めいれる日。商品の買い入れ、お買い物、新築によい日。二十八宿は「こう」で、結納、婚礼、種まき、裁縫、物の買い物によい日。そして、ご神事、お参りによしの「神吉日」と、天が人々を母のように慈しむ「母倉日ぼそうにち」です。

今週も半ば、みなさまお元気でお過ごしくださいね。


御神鏡を祀る「鏡宮神社」さん

さて、お参りしてほしい倭姫命やまとひめのみことさまご巡幸地の伊勢市編!
一社目は、降り注ぐ光が清らかで美しい「園相そない神社」さん
二社目は、住宅地から一歩入った聖地、苔の美しい「宇治山田ようだ神社」さん
そして三社目です。

それは……
「鏡宮(かがみのみや)神社」(内宮こと皇大神宮末社)さんです!!
伊勢市朝熊町字西沖2266

五十鈴川と五十鈴川と朝熊川の合流地点の中州にご鎮座されていて、朝熊側を挟んでご鎮座されている内宮こと皇大神宮摂社第一位の「朝熊神社」さまの御前神だそうです。

ご祭神は、岩上二面神鏡霊(いわのうえのふたつのみかがみのみたま)と、御鏡を鎮祭されています。


朝熊川を木造の小さな橋を渡るとご神域です。






参道を進むと、一気に空が大きく開けて、天と地がつながっているのを感じます。
ご神域の三方を、五十鈴川と朝熊川で包み込まれて守られているようです。
樹々、石、水、川、空、鳥、花……
神社って、もともと自然と一体化しているんだな~と、実感できます。
厳かさ、静けさ、でも空の広さ、流れる川
清らかさが尋常じゃない感じです(^^)
素晴らしい景観の聖域です。
ぜひ、一度、お参りしてほしいです!!


御神鏡を祀っていた「虎石」と「潮干石」

お参りをして、境内を本殿の裏側に向かうと、川に木の柵に囲まれたところに『虎石』という岩があります。
なんと、この「虎石」は、かつてこの岩上に、御神鏡の二面鏡がお祀りされていた依り代だそう。


すごいですよね。
古代の露店祭祀のなごりなのです。


境内の裏手を流れる五十鈴川
その川の中ほどに、「潮干石」といわれる石もあり、地元の方に「今日は見えるかな。潮がひいてないと石が見えないんです」と、教えてもらいました。

境内の松林から、五十鈴川へ目をやって、その石を探します。

あっ見つけました!!

川の流れに、ちょこんと頭だけが見えている岩がありました。


けっして大きくないお宮ですが、その清らかさ、空の大きさ、静謐さと、やはりこちらも、ずっとここにいたいと感じるご神域でした。

ぜひ、伊勢の神宮にお参りされたら、「鏡宮神社」さんもお参りしてみてくださいね。
小さな橋を渡っての「朝熊神社」さんについても次回ご紹介します。

いつもありがとうございます。



―次回へ

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