運の底の後に… 神様も“失敗”して成長した ことの葉綴り。二〇四
ピンチこそ好機がくるこんにちは。気温が下がり過ごしやすくなった長月。
休日も「ことの葉綴り。」に向かいます。
天孫の御子の伊波禮毘古は、国を安らかに平定するために、
九州の高千穂から十六年の歳月をかけて、紀州にたどり着きました。
兄の五瀬命を失い、熊野では、生死をさまよふ艱難辛苦の旅。
そのまま高千穂にいれば、天孫の御子として悠々自適だったかもしれません。
けれど、御子としての使命、志のために、天の大神さまの御こころにそって、兄と一緒に東への旅に出立して……。
行く先々で味