ことパパ/言語聴覚士/コトノハ教室

ことばの発達や子育て情報を発信中。 毎週土曜日20時00分~に投稿。 コトノハ教室HP…

ことパパ/言語聴覚士/コトノハ教室

ことばの発達や子育て情報を発信中。 毎週土曜日20時00分~に投稿。 コトノハ教室HPではことばの発達やひらがな学習の進め方など家でもできる情報が満載です。 https://kotonohakyousitu.com/

マガジン

  • 🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀

    🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀と題し短文を中心とした記事なため、次々と読み進めて楽しむことができます。

  • ことばと子育ておすすめマガジン

    子育て中のママ・パパや子どもに興味のある人向けのおすすめ記事を載せてます。赤ちゃんや幼児さんのことばの発達や子育て情報が盛り沢山です❣️

記事一覧

固定された記事

ことばの発達【0歳・1歳・2歳・3歳】

ことばは1歳頃から話し始めます。話し出す前からも指差しをしたり家族に目線を向けたり等、話し始める前からコミュニケーションは始まっています。 ことばは個人差が大き…

🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀〜物事と行動の結びつき

ことばを覚え始める子どもは実際の出来事に対して特定の物を使うなど、1つのものが何に使うのか学習していきます。 眠たくなって眠る時は布団やタオルケットを持ち出した…

子どものことばの発達に役立つ教材〜コトノハ教材庫〜

コトノハ教室ホームページ内では子育てやことばの発達に関する情報を発信しています。またそれだけでなく、ことばやひらがななどの学習に使える教材も公開しています。 今…

🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀〜いつの間に手遊びを覚えたの?!〜

家事の合間や子どもと一緒に休憩したり、何気ない関わり(遊び)をしていると「あれ?なんか手を上にあげたり動かしている?」と普段見られなかった動きを発見することがあ…

赤ちゃんはどうしておもちゃを…?!

生後半年~から1歳前後の赤ちゃんはハイハイをしたり、歩いたり自分で移動する手段を学習していきます。 それだけでなく様々なものを手で触ったり、指で摘んでみたり、そ…

🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀〜入れたり落としたり〜

ことばを話し出す前の子どもはハイハイやヨタヨタとした歩きで様々な方向へ移動します。 自分で移動できるということは見たいものや欲しいものを取ることができます。 こ…

🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀〜色んなイラストに興味を持つ〜

絵本やテレビ、家の中や保育園、学校には絵(以下.イラスト)と呼ばれるものがたくさん存在しています。 イラストを触ろうとしたり、持ってみたり。 指差しで伝えてくれた…

絵カードで感情を引き出そう

語彙力が増えて交友関係が増えると楽しいことも嫌なことも様々な感情が生まれていきます。嫌な感情は必ずしも悪という訳ではなく誰もが持っている感情です。嫌という負の感…

なぜ絵カードを使う?

「ことばの数を増やしたい」「発音をよくしたい」などことばに何らかの悩みを抱える人たちが増えてきている昨今ですが、そのような人たちに対してことばの指導を進めていき…

🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀〜たくさんのものを持ってくる〜

1歳前後の子どもはハイハイや歩くことが上手になり色々なところへ自分で動きまわります。たくさん見たり触ったり様々な刺激を自ら受けることができるようになるので子ども…

🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀〜真似して拍手〜

1歳前後の子どもを見た瞬間に思う時があります。それは『よく大人を見ているな〜』ということ。1歳を過ぎたら赤ちゃんではありませんが、ここではあえて『赤ちゃん』と表記…

「ことばを促すにはどうしたら?」という質問に対するお答えは?

ことばの発達は「○歳頃は△くらいのことば」という目安もありますが、これは絶対的なものではありません。ことばと一括りに言っても家の中にあるもの、外にあるもの、食べ…

口を動かせばいいの?

歯科医院や言語聴覚士、または他の支援者から発音指導として口の体操を勧められることが多いです。 人は声に出してことばを伝えるためには舌や唇などの動きはとても重要で…

PECSってなに?!

ことばを促す方法としてジェスチャーや幼児語・オノマトペを使用すること、声掛け(関わり方)を工夫するなどがあります。 その中でも絵カードを用いた絵カード交換式コミ…

発音(構音)練習はいつから始める?発音練習に必要なこと

ことばを話し始めた子どもは始めから上手な発音ではありません。発音にも獲得段階もあり、身長や体重の成長だけでなく身体の動かし方も上手になると正しい発音が獲得できる…

読み書きを調べる?!

読み書きに困難をきたす発達障害として学習障害(=限局性学習症)があります。 学習障害はディスレクシア(読み困難)、ディスグラフィア(書き困難)、ディスカリキュア…

固定された記事

ことばの発達【0歳・1歳・2歳・3歳】

ことばは1歳頃から話し始めます。話し出す前からも指差しをしたり家族に目線を向けたり等、話し始める前からコミュニケーションは始まっています。 ことばは個人差が大きくポイントは絶対的なものではありません。 子どもとの関わり方やことばの促しを年齢でみるのではなく、何歳くらいの様子なのか見極める必要があります。 子どもの年齢が2歳くらいでもことばの発達は1歳という場合も多々あります。その場合は1歳頃のことばのポイントを意識してみましょう。 0歳・ことばを話し始めるまでの発達こ

🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀〜物事と行動の結びつき

ことばを覚え始める子どもは実際の出来事に対して特定の物を使うなど、1つのものが何に使うのか学習していきます。 眠たくなって眠る時は布団やタオルケットを持ち出したり、ご飯の時はスプーンやコップを持ってきたり。 お外に行く時は帽子や靴下などをもってくるかもしれません。 このような物事と関連する行動(物を持ってくる)をすることによって「周りのことをよく見ているな」「だいぶ言っていることが伝わってきているな」と感じてきます。 ことばの発達においてこのように関連しているものを結びつ

子どものことばの発達に役立つ教材〜コトノハ教材庫〜

コトノハ教室ホームページ内では子育てやことばの発達に関する情報を発信しています。またそれだけでなく、ことばやひらがななどの学習に使える教材も公開しています。 今回は公開している教材について少しだけ紹介します。 教材の項目コトノハ教室で作成していることばを育むための教材は以下のような項目に分けて随時更新しています。 これらの項目から上から4つについてゆるっと紹介していきます。(詳細や残りの項目はHPより直接ご覧ください) ことばの学習 全ての教材がことばの学習に役立つ

🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀〜いつの間に手遊びを覚えたの?!〜

家事の合間や子どもと一緒に休憩したり、何気ない関わり(遊び)をしていると「あれ?なんか手を上にあげたり動かしている?」と普段見られなかった動きを発見することがあります。 一緒に歌を歌ってみたり、動画を見ている時もリズムに合わせて身体を揺らしたり手を動かしたり「もしかしてこれが手遊び?」と手遊びしている場面を発見できるかもしれません。始めは体全体や手を挙げるなど大まかな動きですが「体が大きくなるにつれ指先など細かな動きも出来たりするのかな?」とか思ったりして。 家の中では教

赤ちゃんはどうしておもちゃを…?!

生後半年~から1歳前後の赤ちゃんはハイハイをしたり、歩いたり自分で移動する手段を学習していきます。 それだけでなく様々なものを手で触ったり、指で摘んでみたり、それを持ったり様々な動作ができるようになってきます。 そのような動作でおもちゃを遊ぶことが増えてきますが、この時期に多い赤ちゃんの遊びはものを落としたり、箱の中に入れたりすることが多いです。大人は一見すると「これは遊んでいるの?」と不思議に思う人も多いかと思います。 今回はそのような不思議は赤ちゃんの遊びについてお

🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀〜入れたり落としたり〜

ことばを話し出す前の子どもはハイハイやヨタヨタとした歩きで様々な方向へ移動します。 自分で移動できるということは見たいものや欲しいものを取ることができます。 このように見たり触ったりできることはたくさんの刺激を受けことばの発達にも関連してくるかと思います。 見たり触ったりを経験する内、「お片付け」ではないけど、箱の中におもちゃを入れてみたり、もしかしたら「サークルの外におもちゃを出してみたり…」なんてことも経験したことある人が多いのではないでしょうか? これらの理由は物

🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀〜色んなイラストに興味を持つ〜

絵本やテレビ、家の中や保育園、学校には絵(以下.イラスト)と呼ばれるものがたくさん存在しています。 イラストを触ろうとしたり、持ってみたり。 指差しで伝えてくれたり、その名前を教えてくれるかもしれません。 このようにイラストを見ると様々な反応を示してくれます。 反応を示す理由として、「不思議な色だな~」「可愛らしいな」など様々などの理由が考えられるかと思いますが、認知面の発達によってイラストが意味のあるもの、ないものと分化していきより、より意味のあるイラストや興味のあるイ

絵カードで感情を引き出そう

語彙力が増えて交友関係が増えると楽しいことも嫌なことも様々な感情が生まれていきます。嫌な感情は必ずしも悪という訳ではなく誰もが持っている感情です。嫌という負の感情は表出するとどうしても目立ってしまい課題として挙げられることも多々あります。今回は絵カードを使ってどのように感情と向き合っていけばいいかお話します。 絵カードで感情表現の基本を学ぶ絵カードはことばの指導の中で度々使われるものです。見たり聞いたり様々な使い方がありますが、感情表現を学ぶためのものとして使うことも可能で

なぜ絵カードを使う?

「ことばの数を増やしたい」「発音をよくしたい」などことばに何らかの悩みを抱える人たちが増えてきている昨今ですが、そのような人たちに対してことばの指導を進めていきます。 ことばの指導は言語聴覚士に限らず保育士や学校の先生なども実施しており指導の中で絵カードが使用されることが多いです。そのようなことばの指導ですが「なぜ絵カードを使うのですか?」「絵カードがなくても出来ませんか?」など純粋な声も挙がります。 そこで今回はことばの指導でなぜ絵カードを使うのかについてのお話。 絵カー

🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀〜たくさんのものを持ってくる〜

1歳前後の子どもはハイハイや歩くことが上手になり色々なところへ自分で動きまわります。たくさん見たり触ったり様々な刺激を自ら受けることができるようになるので子どもも嬉しいですよね。 「これはなんだろう」と可愛らしく手で掴んでみたり、時にはお口の中に入れてしまうことも?! それでも掴んだものを落としてみたり、近くのママやパパに渡してくれることもあります。 ママやパパが「上手に渡せたね」と褒めてあげると、それが嬉しかったのか次々に持ってきてくれることもあります。 子どもは渡す動

🍀子どもの仕草から考えることばの発達🍀〜真似して拍手〜

1歳前後の子どもを見た瞬間に思う時があります。それは『よく大人を見ているな〜』ということ。1歳を過ぎたら赤ちゃんではありませんが、ここではあえて『赤ちゃん』と表記しました。1歳前後に限らず赤ちゃんはことばを発さずともママやパパの動きをよく見ています。 赤ちゃんを褒めようとママやパパが手を叩いて(拍手)喜んでいたら、ふとした瞬間赤ちゃんも拍手をするということを、目撃したことがある人も多いのではないでしょうか。 このようなママやパパの様子を見ながら動きを真似することはことばの発

「ことばを促すにはどうしたら?」という質問に対するお答えは?

ことばの発達は「○歳頃は△くらいのことば」という目安もありますが、これは絶対的なものではありません。ことばと一括りに言っても家の中にあるもの、外にあるもの、食べるものなど無数のことばで溢れているため子どもたちの生活環境や好みによってもことばの習得に違いが出てきます。 そのようなことばの発達ですが、『ことばを促すにはどうしたら?』という内容を有難いことに保護者、保育士、幼稚園・小学校の先生、支援者の人たちなど多方面から質問を受けることがあります。 しかし、この質問に対する回答は

口を動かせばいいの?

歯科医院や言語聴覚士、または他の支援者から発音指導として口の体操を勧められることが多いです。 人は声に出してことばを伝えるためには舌や唇などの動きはとても重要です。その舌の動きを動かすことを目的として口の体操を勧めるのでないでしょうか。 今回はそのような口の体操についてのお話。 口の体操はなぜやるの?!適切な発音するための筋肉や位置を安定させる目的で実施してるかと思います。 適切な発音を獲得するには舌や唇などを動かす筋肉が必要です。 口の体操(動かし方)として耳にする

PECSってなに?!

ことばを促す方法としてジェスチャーや幼児語・オノマトペを使用すること、声掛け(関わり方)を工夫するなどがあります。 その中でも絵カードを用いた絵カード交換式コミュニケーションシステム(以下PECS)というものもあります。 絵カードを用いることによってことば(音声言語)を話す頻度が減るのではないかと言われることも多いですが、そのようなエビデンスは存在しません。 私も個別指導ではPECSを用いたことばの発達指導をすすめているため少しでも皆さんに知ってもらえたら幸いです。

発音(構音)練習はいつから始める?発音練習に必要なこと

ことばを話し始めた子どもは始めから上手な発音ではありません。発音にも獲得段階もあり、身長や体重の成長だけでなく身体の動かし方も上手になると正しい発音が獲得できるようになります。病院で実施される発音練習は構音訓練とも呼ばれており、以下では構音(=発音)という表記で記載してます。 構音の獲得段階構音の獲得目安 2歳:母音、ば行、ぱ行、は行、ま行 3歳:た行、だ行、な行、 4歳:か行、が行、 5歳:さ行、ら行 発音の獲得段階はおおよそ上記の順番となります。 さ行、ら行は発音の

読み書きを調べる?!

読み書きに困難をきたす発達障害として学習障害(=限局性学習症)があります。 学習障害はディスレクシア(読み困難)、ディスグラフィア(書き困難)、ディスカリキュア(算数困難)など更に分類されることもあります。 学習障害でなくても読み書きの獲得段階は同じであり、学習障害の研究を参考しながら読み書きの学習を進めることが多いです。 そのような読み書きについてですが、知能検査と混同されることが多いですが実際には知能検査と読み書き検査は別です。 読み書き検査はあまり聞き馴染みがな