コトノハ教室/ことばと発達子育て情報/ことばの教室

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言語聴覚士が発信することばや発達子育て情報サイトです。ことばの発達やひらがな学習の進め方など家でも出来る情報満載です。 https://kotonohakyousitu.com/

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コトノハサイトマップ

こんにちはコトノハ教室です。 記事数が増加に伴いサイトマップ作成しました。 すでに公開した記事でも書き直しをしているものも多数あります。 ここのサイトマップからもその旨を発信していきたいと思っております。 HPにてひらがな学習の無料教材も作成してます。よろしければご覧ください。 自己紹介 コトノハ教室はここから始まりました。 人気記事 コトノハ教室HP ひらがな学習などの無料教材はこちらから なおnote記事の加筆や最新記事については全てコトノハ教室HPにて公開して

    • 滑舌を良くするためには口の体操をすればいい?!

      歯科医院や言語聴覚士、または他の支援者から発音指導として口の体操を勧められることが多いです。 人は声に出してことばを伝えるためには舌や唇などの動きはとても重要です。その舌の動きを動かすことを目的として口の体操を勧めるのでないでしょうか。 今回はそのような口の体操についてのお話。 口の体操はなぜやるの?!適切な発音するための筋肉や位置を安定させる目的で実施してるかと思います。 適切な発音を獲得するには舌や唇などを動かす筋肉が必要です。 口の体操(動かし方)として耳にする

      • PECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)のメリット・デメリット

        ことばを促す方法としてジェスチャーや幼児語・オノマトペを使用すること、声掛け(関わり方)を工夫するなどがあります。 その中でも絵カードを用いた絵カード交換式コミュニケーションシステム(以下PECS)というものもあります。 絵カードを用いることによってことば(音声言語)を話す頻度が減るのではないかと言われることも多いですが、そのようなエビデンスは存在しません。 私も個別指導ではPECSを用いたことばの発達指導をすすめているため少しでも皆さんに知ってもらえたら幸いです。

        • 発音(構音)練習はいつから始める?発音練習に必要なこと

          ことばを話し始めた子どもは始めから上手な発音ではありません。発音にも獲得段階もあり、身長や体重の成長だけでなく身体の動かし方も上手になると正しい発音が獲得できるようになります。病院で実施される発音練習は構音訓練とも呼ばれており、以下では構音(=発音)という表記で記載してます。 構音の獲得段階構音の獲得目安 2歳:母音、ば行、ぱ行、は行、ま行 3歳:た行、だ行、な行、 4歳:か行、が行、 5歳:さ行、ら行 発音の獲得段階はおおよそ上記の順番となります。 さ行、ら行は発音の

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        • 🌱支援者向け🌱ことばと発達マガジン
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          読み書き検査には何がある?

          読み書きに困難をきたす発達障害として学習障害(=限局性学習症)があります。 学習障害はディスレクシア(読み困難)、ディスグラフィア(書き困難)、ディスカリキュア(算数困難)など更に分類されることもあります。 学習障害でなくても読み書きの獲得段階は同じであり、学習障害の研究を参考しながら読み書きの学習を進めることが多いです。 そのような読み書きについてですが、知能検査と混同されることが多いですが実際には知能検査と読み書き検査は別です。 読み書き検査はあまり聞き馴染みがな

          吃音とは?!DCMのスペシャルタイムで何をする?

          吃音はスムーズに出て来ず、言葉が詰まるなどの3つの症状があります。①連発(お、お、おはよう)②伸発(おーーはよう)③難発(……おはよう)があり①から③になるにつれ話しにくさを強く感じていきます。 昨今では吃音アプローチが多数存在していますが、その中に吃音アプローチの中にDCMという考えがあります。 DCMは(Demands and Capacities Model)要求-能力モデルとも言われており、「吃音は要求と能力とのバランスが崩れた時に生じる」と考えられるモデルです。 ま

          吃音とは?!DCMのスペシャルタイムで何をする?

          縦と横の方向から考えることばの発達

          1歳を過ぎるとお話が出来るようになったり人とのやりとりを楽しんだり行動の幅が広がります。 ことばに限らず、ハイハイや一人歩きが出来るようになりたくさんの刺激を受けるようになってきます。 子どもの成長というのは周囲の人間が気付かない間に「こんなことも出来るようになったの?」と実際の行動から気付かされることも多いのではないでしょうか。 そのような子どもの発達ですが、「〜が出来たらから次は〜に挑戦しよう」と順に考えることが多いのではないでしょうか。 次の発達段階に挑戦する際

          料理をする楽しさ

          涼しくなったと思ったらまた暖かくなりを繰り返し季節が移り変わっていきます。 今の時期でいうと秋が該当しますが、秋にはたくさんの味覚が楽しめます。 柿やさつまいも等、秋ならではの食べ物の魅力がたくさんあり、散歩の道中にはこれらのものを発見するかもしれません。 そのような時期だからこそ、子どもたちと一緒に料理をしてみることも面白いのでは?と思い、今回このようなテーマで綴っていきます。 料理は立派な食育 食育といったらどのようなことを思い浮かべますか? 一緒に野菜を育てた

          言葉を話すということ〜言葉にはどのようなものがある?!

          子どもからのコミュニケーション意欲や言葉の理解力が身につくと言葉を音声として話し始めます。 言葉は音声として外に現れるため身近な人から気付かれやすいです。しかし、言葉の理解力については周囲の環境などによってしっかりと音声理解できているか探る必要があるため判断することが難しいです。 しかし、そのような中でも子どもはお友達や大人の動きや声掛けを聞きことばを学習していきます。 今回は言葉を発信することを中心にお話ししますが、音声だけでなく身振りなどの動作も合わせて話を進めていきます

          言葉を話すということ〜言葉にはどのようなものがある?!

          人との出会いは自分を大きくする

          私たちは赤ちゃんから大人になっても尚人との出会いはあります。 人との出会いというのは生涯続くものです。 始めは家族はそれに近い人との交流から密な関わりが始まり、外の世界で行動するようになると無数の人と出会う可能性があります。 学校で出会うクラスメイトや先生。近所の住人。就職してからは同僚や上司など。 様々な出会いがあってこそ現在の私たちがいます。 今まで出会った人に必ずと言っていいほど影響は受け、尊敬できる人そうでない人どちらも自分の意思を決定づけるかけがえのない人です

          聞いてわかる言葉の理解力

          『言葉の理解力は見てわかることが大事!?』に続き今回は「聞いてわかる」ということに焦点当てます。 言葉の獲得は理解力がとても大切あり、聞いてわかる。つまり相手の話した内容がわかるということ。これがわかるから音声でのやり取りである会話が続いていきます。 聞いてわかるってどういうこと?!私たちの身近には「コップとって」等の会話が無数に行われています。 「コップとって」の意味が分かるから相手にコップを渡す行動をします。 「コップとって」という文章はコップ(名詞)と取る(動詞)が組

          言葉の理解力は見てわかることが大事!?

          言葉の理解力は話す前段階として重要なことは度々お話ししてきました。 言葉の理解力は A.見てわかること B.聞いてわかること があります。 今回はA.見てわかることに焦点を当ててお話しします。 見てわかることってどのようなこと?①ものを見て何をするのかわかる ②動きを見て何を示すのかわかる 今回はこの2つにさらに分けました。 ①ものを見て何をするのかわかる 私たちの周りには無数のもので溢れています。 部屋の中を見ると、椅子や机、テレビなどの家具。 キッチンには食器や食べ

          言葉の理解力は見てわかることが大事!?

          家で絵本を読まないと言葉の発達に影響あるの?!

          絵本はどの世代からも親しみを持たれており保育園や幼稚園、学校でも多数用意されています。 絵本を読み聞かせてあげると発達に良いと言われることもあります。語彙数を増やす以外にもコミュニケーション面にも良い影響をもたらすとされていますが、何かと忙しい家庭場面でも絵本を読まなくてはいけないの?という疑問もあるかもしれません。 今回はそのような疑問を解消できるように『家で絵本を読んであげないと言葉の発達に影響あるの?!』という疑問についてお答えします。 お家で絵本を読まないといけな

          家で絵本を読まないと言葉の発達に影響あるの?!

          子どもの話したい気持ちを引き出すために大切な3つのこと

          私たちが当たり前の様に用いている言葉は話し言葉だけでなく文通やメールなどの文字も言葉に含まれます。 これらを使用してコミュニケーションをしますが、何を目的としてコミュニケーションするのでしょうか。仕事でもコミュニケーションしながら進めていきますが、仕事の目的は経済的報酬を得るためが大半の理由として占めると思います。 では仕事以外のプライベート場面ではどの様な時にコミュニケーションするでしょうか。 LINEやメールを使って食事の約束をしたり、直接会って他愛ない話をしたり。こ

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          発達にあった絵本の読み方

          以前「発達に合った絵本の選び方」をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。 絵本を読んであげたい子どもに合わせた絵本を選ぶことで、より興味を持ちやすくなったり理解が深まります。 ではそれぞれの絵本はどのように読んであげることがいいのでしょうか。 初めに述べておきますが、きっとこれには正解はありません。 絵本を通して身近な大人とコミュニケーションをとることが絵本を好きになる近道だと思います。 ※「発達に合った絵本の選び方」に合わせてご紹介していきます。 ①絵が主となる

          【赤ちゃんとの上手な関わり】 ママパパに微笑みかけたりアイコンタクト、指差しでコミュニケーション取ります。 そのため ・赤ちゃんからの誘いかけに反応する ・見ているものを伝えたり気持ちを代弁してみる これらを意識して関わると赤ちゃんはしっかりと見て言葉を学ぶ準備をしていきます😄

          【赤ちゃんとの上手な関わり】 ママパパに微笑みかけたりアイコンタクト、指差しでコミュニケーション取ります。 そのため ・赤ちゃんからの誘いかけに反応する ・見ているものを伝えたり気持ちを代弁してみる これらを意識して関わると赤ちゃんはしっかりと見て言葉を学ぶ準備をしていきます😄