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「ことばを促すにはどうしたら?」という質問に対するお答えは?

ことばの発達は「○歳頃は△くらいのことば」という目安もありますが、これは絶対的なものではありません。ことばと一括りに言っても家の中にあるもの、外にあるもの、食べるものなど無数のことばで溢れているため子どもたちの生活環境や好みによってもことばの習得に違いが出てきます。
そのようなことばの発達ですが、『ことばを促すにはどうしたら?』という内容を有難いことに保護者、保育士、幼稚園・小学校の先生、支援者の人たちなど多方面から質問を受けることがあります。
しかし、この質問に対する回答は個人によって内容が異なります。

ことばの発達は多面的に捉えることも大切ですが、例えば「〜したらいいですよ」と回答したとしても、それが全ての子どもに当てはまるかと言われるとそうではありません。
実際に子どもとの関わりがあれば、具体的にお伝えできます。
例えばAくんの学習に対して「オノマトペで表現可能な絵カードを用いてことばの理解力や発語を促すことがおすすめ」とお伝えできます。しかし、それが同い年であるBくんやCくんにも必ずしも当てはまるという訳ではありません。

絵カードを選ぶ、発語するなどの方法でことばの学習を進めますが、絵カードの並べ方や提示方法だけでなく、教材の違いや指導者(保護者含む)、指導場所や時間などによっても違いが生じてきます。

そのため目安としてことばの発達について示されてもそれが必ずしも、全ての子どもに当てはまる訳でないことを理解していただければ幸いです。


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