見出し画像

人それぞれの老後/読書記録⑦

読書記録の投稿を何回やっているのか分からなくなってきて、いつもタイトルの数字に悩むわたしです。

本は少しずつ読んでいるのですが、なかなか投稿できていないのが現状。
しかも、最近読むのは暮らしのエッセイ本ばかり。笑

でも、みなさんそれぞれに本の良さがあって、ますます暮らしのエッセイ本にハマっています。

そんな今日はこちらをご紹介!

「54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし」
著者:きんの


お名前が不思議な方だなと率直に思いました。

「きんの」というお名前の由来は、最後の方に少し載っていて、なるほど!面白いな!と思う由来でした。

気になる方はぜひ!最後まで読むと載っています。

きんのさんはお子さんはいませんが、離婚経験がある方です。
離婚をしたあと、老後のためにひとりで暮らせるマンションを購入し、素敵な老後を目指してバリバリ働いていたきんのさん。

そんなときに実母からのヘルプがあったそうです。
それはこれから始まる「介護」のこと。

ひとりで暮らすことがなかなか難しくなってきたお母さん。
近くに住んでほしいとヘルプがあったそうです。

悩んだ末、マンションを売り、実母と同じ団地に引っ越し。
場所に捕らわれず自分らしい暮らしをするために団地をリノベーションを決行し、現在実母と同じ団地で生活をされています。

仕事も遠方になるとのことで、一念発起し、49歳で介護の専門学校へ進学。
資格取得後、団地から近い介護施設に51歳で正社員として就職。
現在、お母さんの介護をしながら正社員として働いています。

この本には
・団地へ引っ越したときのこと。
・団地のリノベーションのこと。
・この先のお金のことや暮らし、マインドのこと。
・お母さんの介護のこと。
・ご自身の将来のこと。

きんのさんの実体験や、きんのさんが実践していることなど、内容は盛りだくさんに書かれていました。

わたしは30代後半なので、最近読んだ本の著者さんのなかでは近い年齢。

自分の今後の働き方や住まい、わたしも色々と考えているところなので、参考になりそうと思う部分も多々ありました。

団地暮らしのこと、リノベーションの様子

築50年越えの団地に引っ越しをしたきんのさん。

こちらは賃貸ではないようで、中古物件という形の団地とのことで、リノベーションをして住んでいらっしゃいます。

そのリノベーションの内容も書いてあるのですが、こだわり部分はこだわりつつ、お金をかけずにできる部分は自分でやってみる。

そうやって理想の住まいを作っていったそうです。
シンプルな作りに見えて、家事同線も考えてある、おしゃれな感じにリノベーションされていました。

団地暮らしに関しても、メリットとデメリットと書いてあり、団地暮らしを考えているわたしにはとても参考になる部分。

このデメリットだと思う部分を、いかにメリットに考えて捉えられるかなんだよな。
という、完全ひとりごとです。笑

お金の不安をうまく解消する

離婚後、お金に不安が強かったというきんのさん。

わたしも未だにお金のことばかり考えています。笑
お金のことは永遠のテーマだと思っています。

きんのさんは老後のことを考え、「月12万円生活」をプレ実践中だそう。
月12万で暮らしていくことで、これぐらいあれば生活できるんだという不安解消ができる。

きんのさんの月12万円生活の予算や内訳。
実践している節約内容など、おひとりで暮らしている方にはすぐに実践できそうな内容もてんこ盛りでした。

また、FP3級を持っているきんのさん。
投資も実践されているそうで、投資のことも数ページにわたって記載されていました。

わたしも考えてはいる部分ですが、なかなか実践まで行かず。
エッセイ本を読んでいると、ご高齢でも投資を実践されている方多いです。
皆さん、実践されていてすごいな。

自分のメンタルを保つ方法や年齢に合わせた暮らし

きんのさんは月に1回「じぶん会議」をして、自分のなかにある不安と向き合い、どうやったら解消できるか考えているそう。

このnoteでもよく書いていましたが、やはり「書く」ってすごい力を持っていると改めて思いました。

きんのさんもですが、他の著者の方々も「書く」ことを実践している方が本当に多い。

書くことで可視化し、自分がどう思っているのか認識する。
認識したら「どうすると良いか」を考える。

きんのさん流の「じぶん会議」のやり方や、きんのさんが行った「じぶん会議」の内容も書いてあるので、どうやって始めたら良いのか分からないという人ほど参考になる部分だと思います。

わたしも最近、書けていなかったな。
「じぶん会議」を実践しよう。

程よい距離感でする介護

お母さんとは同じ団地に住んでいるものの、同じ部屋には住まず、別々に生活しているそうです。

そんな近くに住むぐらいなら、同じ部屋でもいいんじゃない?
そう思う人もいるかもしれませんが、これもお互いのために近くに住むという風にしているとのことでした。

ずっと一緒だとお互いに辛くなることもあるけど、ちょっと離れる時間があると冷静になって考えられる。

「味噌汁の冷めない距離」が良い。

その理由も、どのような距離感で接しているのかなど、介護についても赤裸々に書いてありました。

わたしにはまだ介護経験はありません。
ですが、我が家はわたしと妹の2人姉妹。
妹は病気を持っているので、ゆくゆく介護となればわたしかなという思いもありました。

まだ実感はないですし、両親も元気です。
ですが、わたしも頭の片隅に入れておこうと思った内容でした。

介護をしているからこそ思う、自分の将来

50代から介護をしているきんのさん。
お母さんの姿を見て、自分も将来のために準備を進めているそうです。

お母さんには自分がいた。
でも、おひとりさまの自分は、自分がきちんと準備をしておかないと身内や他人に迷惑をかけることになってしまう。

これは他のエッセイ本でもよく書いてあります。
皆さん、ご自身の終活をされている。

きんのさんはご自身の将来に関して「立つ鳥跡を濁さず」が理想と書いてありましたが、他の著者さんも同じことを書いていました。

「立つ鳥跡を濁さず」

わたしも子どもたちに迷惑がかからないよう、将来的に「終活」をちゃんとしよう。

わたしらしい暮らしを目指して

離婚、介護、マンションから団地への引っ越し、転職。
状況に応じて暮らし方をかえてきたきんのさん。

そんな状況でも、流れに身を任せつつ、今を楽しみながら生活をしてきたことがたくさん書かれていました。

お部屋のこと。
お金のこと。
メンタルのこと。
介護のこと。
ひとりで暮らすということ。

ひとり暮らしということ前提ではありますが、幅広い項目で書いてあったので、どこか参考になる部分はあるのではないかと思う本でした。

わたしは団地暮らしを考えているので、お部屋のことは興味津々でしたし、離婚されているというのも状況が似ているので、この本を手に取ったキッカケのひとつでした。

終わりに

ひとり暮らしをいかに楽しむかという内容がメインなので、ひとり暮らしの方や将来的にひとり暮らしになる予定の方むけの本なのかなとは思います。

やはり配偶者がいる、子どもがいる、親がいる。
状況で暮らしは大きく違ってくるし、ひとり暮らし向けじゃない本も多くあるので、状況に応じた本を読めるのが読書の良いところだと思います。

わたしはシングルマザーで、ゆくゆくひとり暮らしになる予定なので(現段階では、とあがきます。笑)、紹介する本に偏りはあると思いますが、これからの読み終えた本をじゃんじゃん紹介していきたいと思います。

しばらく暮らしのエッセイが続くのではないかと思いますが。笑
ご興味のある方はぜひ読んでみてください!


読書記録のマガジン、まとめています。
まだまだ少ないですが、チェックしてみてください♡

楽天ルームにもおすすめの本を載せています!
よかったらぜひ!


今日も読んでくださり、ありがとうございました!
今日も一日お疲れさまでした♡

この記事が参加している募集

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?