和歌・火遊びの恋
「月草に衣は摺(す)らむ朝露にぬれての後(のち)は移ろひぬとも」
万葉集・よみ人しらず
染めてもすぐ色褪せてしまう月草
まるですぐに移ろってしまう、
浮気な人の心のよう
それでもいい
この目も醒めるような鮮やかな色に
一瞬だけ心を染めて
刹那の恋を楽しもうじゃないか
刺激的な夜を過ごした後には
朝露で濡れて
色褪せてしまおうと…
肌寒くなってきた季節、
二人の肌の温もりであたためあおう
かりそめの恋でもいいから
たまには火遊びもイイデショ?
*
いにしへは、
ツユクサのことを「月草」と呼びました。
この時期は
真っ赤な彼岸花の横に、
真っ青な月草が咲いていて綺麗ですね^^
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