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和歌・この恋のためだけに生きよう

「郭公(ほととぎす)鳴くや五月のあやめ草
あやめも知らぬ恋もするかな」
古今和歌集・よみ人しらず
(ほとどきすが鳴く五月のあやめ草ではないけれど、あやめ(道理)も知らない恋をすることだよ)

生命力に溢れる季節、
わたしの命も漲(みなぎ)る。

青々とした新緑が広がり、
すべてが眩しく見える中で咲くあやめ。

まだまだ青い心で
道理もわからなくなるくらいに
夢中で恋をするわたし。


人間は、
誰かを愛するために生まれてきた。

ひたむきにまっすぐに愛に向かうことは、
時に何も見えなくなること。

それでもわたしは、
この恋のためだけに生きよう。

すべてをかけて、あなたを愛する。
この命の限り。 


「あなたのことが、好きだから」
ただ、それだけだ。

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