和歌・純粋な君を愛しているよ
万葉集では
恋に身をやつし
消えてしまいそうだという表現がよく出てくる
思い詰めるほど
相手に想いを募らせて
自分のことなどかえりみられなくなる。
痛いほどに恋い焦がれるあまり
苦しくて消えてしまいそうになる。
女の一目惚れだったのだろうか。
自分が微笑みかけたことがきっかけで
消え入りそうになるまで想いを募らせるとは、なんて純粋で可愛らしいひと…。
自分のことを痛いほど想っている恋人を、
愛おしい目で見つめている男がここにいる。
男は女に、とてもあたたかい眼差しを